長年の夢だった「八方尾根リーゼンスラローム大会」(第67回)にクラブの先輩と初めて出場しました。
3月7日(木)・8日(金)の二日間で開催され、私たちは2日目の年齢別クラスで滑ってきましたので報告します。
・初日(7日) 天候:晴れ(気温が高くほとんど春の陽気)
朝7時ころ豊島区の先輩宅を出発し、平日の高速を気持ちよくトバシテ11時半ころ白馬に到着。
第1日目の競技が行われているのですぐ滑る支度をして会場へ。
名木山からリフトに乗ってスタート地点に向かっていると、「2分12秒」とか「1分58秒」とかすごいタイムがスピーカーから流れてきました。
男子59歳以下と女子のオープンクラスがスタートしたばかりで、有力選手が滑り始めたところだったのです。
スタートからコース脇をゆっくり下りながらコースの下見。
「速ツ!」みんなすごいスピードで旗門をくぐっていきます。
先輩とふたりで「おー怖ツ!」「ビビっちゃうなー!」などとと言いながらフィニッシュまでコースを入念に(?)チェックしました。
コースは素晴らしくキレイに整備され、インターバルはGSとスーパーGの中間くらいのセットでかなりのスピードが出そう、そして5つほどある壁の手前の緩斜面から壁の最初の旗門(旗が見えない)へのラインどりが重要という結論。
そして「リーゼン小屋」で昼食(当然明日のためのカツ丼)のあと、初日のレースが終わってオープンしたリーゼンコースを兎平テラス横のスタートからノンストップトレーニングを1本やって早めに引き上げました。
ウスバ上部から名木の中壁入口を見る(右横がリーゼン小屋)
入念にコースをチェックする先輩
ウスバの壁を滑る選手 「もう少しだよ、ガンバレー!」
・2日目(8日) 天候:雨のち曇り時々晴れ(朝方までガスと雨、しかし出発間際に雨もガスも上がりベストコンディションに)
競技開始が9時なので早めの朝食を食べて、7時半ころホテルが用意してくれたマイクロバスで名木山リフト乗り場へ。
すぐリフトに乗りスタート地点へ、そしてインスペクション。
コースセットは昨日とちょっと違うがインターバルはほぼ同じ、ゲレンデは雨を含んだ雪だがコースにはしっかり硫安が入れてあるので固めの平滑なコースが出来ていた。
<コース紹介>
コース全長 2,089m (兎平テラス横スタート~名木山ゲレンデ下フィニッシュ)
コース全幅 20m
標高差 650m
最大斜度 30.0°
平均斜度 16.6°
旗門数 約50
さあいよいよ競技開始!
まず男子70歳以上のクラスからスタート。
先輩はビブナンバー11番「プ・プ・プ・ポーン ソレイケーツ!!」と掛け声はいいが・・・、かなり慎重な滑り。
「2分54秒26」でフィニッシュ。
感想は「そんなに怖くなかったよ」(抑えすぎなんじゃないですか?)
そして次は、女子60歳以上のクラスで丸山(旧姓:大杖)美保子さん(元グルノーブル五輪代表で宿泊ホテルのオーナー仁也さん(元全日本三冠王で同じくグルノーブル五輪代表)の奥様)がスタート。
「2分28秒99」さすが速い!(結果は第3位でした)
さあ、いよいよ私(男子60歳から69歳までのクラス)のスタートです。
「ビブナンバー287番スタート!!」
一応勢いよくスタートを切ったつもり、さあ最初の急斜面、スピードが出る出る「恐い!・怖い!」
自分の限界スピードを超え、経験のないG(遠心力)を感じながら次の旗門を狙う。
なんとか壁も3つ越えいよいよ「ウスバの壁」、なんとか持ちこたえてリーゼン小屋横の緩斜面までたどり着く。
ホッとしたところで遅れた! 板のコントロールができなくなり緩斜面最後の旗門に激突!!!
5mほど落ちて立ち上がり滑り出そうとしたところ、旗門員から「戻って!」の指示、旗門を通過していなかったのです。
慌てて5mほど鬼門(間違いではありません)まで登り再スタート。
あとはなんとか名木の中壁を滑りきってカッコつけてフィニッシュ!!
「2分51秒98」なんとか完走したものの「悔しー!」、 「来年も絶対挑戦するぞ」って言ってました。
(前日の下見であんなに言っていたのに、緩斜面でやられるとは”とほほ”です)
そのあとは女子40歳~59歳のクラスで美保子さんのお嬢さん(次女尚子さん)がスタート。
「2分03秒60」うわっすごいタイム!(結果は初出場での優勝です。今年2回目のスキーだって信じられなーい)
というわけで、宿泊ホテルの「八平チーム」は優勝者3名(前日には美保子さんのお孫さん雄也くんも優勝)ほか入賞者多数で素晴らしい成績でした。
インスペクション風景(8時頃)
夢にまで見た(?)兎平テラス横のスタートハウス
「前走」の凄い滑りをご覧あれ
フィニッシュ風景(名木山)
私です! (この滑りどんなものでしょうか?)
・3日目(9日) 天候:快晴(上部は強風となりリフトが止まってしまいました)
さて競技は昨日無事終了し優雅にもう一泊。
というのは、もう一つ今回のスキーには楽しいイベントが待っているのでした。
リーゼン大会とほぼ同じ日程で「全日本ジャンプ選手権大会」が白馬のオリンピック競技場で開催されるのです。
あの・あの・あの沙羅ちゃんが跳ぶんですから見ないわけにはいかないでしょう。
というわけで今日も8時前にホテルを出て素晴らしい白馬連邦を眺めながらジャンプ競技場へ。
奥の白い山は「五竜」ですね
ジャンプって始まるの早いんですね。
びっくり、7時くらいから1本目の競技が始まっているんですヨ!
私たちが着いた時には沙羅ちゃんの1本目が終わっていました。(3位だったんです)
男子の1本目から女子・男子の2本目を全部見て、沙羅ちゃんは2本とも飛距離ではトップだったんですが、ポイントで2位という結果でした。
(インタビューでもっともっと練習しなきゃっていってました。)
表彰式まで見ていっぱい写真を撮ってホテルに戻り、11時ころから滑る支度をして兎平まで登り黄砂が舞って少し黄色っぽくなったコースを1本滑って無事帰ってきました。
ランディングの瞬間
表彰台上の沙羅ちゃんです
男子入賞者の表彰(優勝は作山憲斗選手)
というわけで今回は、当初計画通りにすべて満喫した本当に楽しいスキーとなりました。
来シーズンは皆さんもぜひ「八方尾根リーゼンスラローム大会」に出場しませんか?
(旗門間で2回くらい曲げて降りてくるレベルの方もたくさんいますのでご安心ください)
3月7日(木)・8日(金)の二日間で開催され、私たちは2日目の年齢別クラスで滑ってきましたので報告します。
・初日(7日) 天候:晴れ(気温が高くほとんど春の陽気)
朝7時ころ豊島区の先輩宅を出発し、平日の高速を気持ちよくトバシテ11時半ころ白馬に到着。
第1日目の競技が行われているのですぐ滑る支度をして会場へ。
名木山からリフトに乗ってスタート地点に向かっていると、「2分12秒」とか「1分58秒」とかすごいタイムがスピーカーから流れてきました。
男子59歳以下と女子のオープンクラスがスタートしたばかりで、有力選手が滑り始めたところだったのです。
スタートからコース脇をゆっくり下りながらコースの下見。
「速ツ!」みんなすごいスピードで旗門をくぐっていきます。
先輩とふたりで「おー怖ツ!」「ビビっちゃうなー!」などとと言いながらフィニッシュまでコースを入念に(?)チェックしました。
コースは素晴らしくキレイに整備され、インターバルはGSとスーパーGの中間くらいのセットでかなりのスピードが出そう、そして5つほどある壁の手前の緩斜面から壁の最初の旗門(旗が見えない)へのラインどりが重要という結論。
そして「リーゼン小屋」で昼食(当然明日のためのカツ丼)のあと、初日のレースが終わってオープンしたリーゼンコースを兎平テラス横のスタートからノンストップトレーニングを1本やって早めに引き上げました。
ウスバ上部から名木の中壁入口を見る(右横がリーゼン小屋)
入念にコースをチェックする先輩
ウスバの壁を滑る選手 「もう少しだよ、ガンバレー!」
・2日目(8日) 天候:雨のち曇り時々晴れ(朝方までガスと雨、しかし出発間際に雨もガスも上がりベストコンディションに)
競技開始が9時なので早めの朝食を食べて、7時半ころホテルが用意してくれたマイクロバスで名木山リフト乗り場へ。
すぐリフトに乗りスタート地点へ、そしてインスペクション。
コースセットは昨日とちょっと違うがインターバルはほぼ同じ、ゲレンデは雨を含んだ雪だがコースにはしっかり硫安が入れてあるので固めの平滑なコースが出来ていた。
<コース紹介>
コース全長 2,089m (兎平テラス横スタート~名木山ゲレンデ下フィニッシュ)
コース全幅 20m
標高差 650m
最大斜度 30.0°
平均斜度 16.6°
旗門数 約50
さあいよいよ競技開始!
まず男子70歳以上のクラスからスタート。
先輩はビブナンバー11番「プ・プ・プ・ポーン ソレイケーツ!!」と掛け声はいいが・・・、かなり慎重な滑り。
「2分54秒26」でフィニッシュ。
感想は「そんなに怖くなかったよ」(抑えすぎなんじゃないですか?)
そして次は、女子60歳以上のクラスで丸山(旧姓:大杖)美保子さん(元グルノーブル五輪代表で宿泊ホテルのオーナー仁也さん(元全日本三冠王で同じくグルノーブル五輪代表)の奥様)がスタート。
「2分28秒99」さすが速い!(結果は第3位でした)
さあ、いよいよ私(男子60歳から69歳までのクラス)のスタートです。
「ビブナンバー287番スタート!!」
一応勢いよくスタートを切ったつもり、さあ最初の急斜面、スピードが出る出る「恐い!・怖い!」
自分の限界スピードを超え、経験のないG(遠心力)を感じながら次の旗門を狙う。
なんとか壁も3つ越えいよいよ「ウスバの壁」、なんとか持ちこたえてリーゼン小屋横の緩斜面までたどり着く。
ホッとしたところで遅れた! 板のコントロールができなくなり緩斜面最後の旗門に激突!!!
5mほど落ちて立ち上がり滑り出そうとしたところ、旗門員から「戻って!」の指示、旗門を通過していなかったのです。
慌てて5mほど鬼門(間違いではありません)まで登り再スタート。
あとはなんとか名木の中壁を滑りきってカッコつけてフィニッシュ!!
「2分51秒98」なんとか完走したものの「悔しー!」、 「来年も絶対挑戦するぞ」って言ってました。
(前日の下見であんなに言っていたのに、緩斜面でやられるとは”とほほ”です)
そのあとは女子40歳~59歳のクラスで美保子さんのお嬢さん(次女尚子さん)がスタート。
「2分03秒60」うわっすごいタイム!(結果は初出場での優勝です。今年2回目のスキーだって信じられなーい)
というわけで、宿泊ホテルの「八平チーム」は優勝者3名(前日には美保子さんのお孫さん雄也くんも優勝)ほか入賞者多数で素晴らしい成績でした。
インスペクション風景(8時頃)
夢にまで見た(?)兎平テラス横のスタートハウス
「前走」の凄い滑りをご覧あれ
フィニッシュ風景(名木山)
私です! (この滑りどんなものでしょうか?)
・3日目(9日) 天候:快晴(上部は強風となりリフトが止まってしまいました)
さて競技は昨日無事終了し優雅にもう一泊。
というのは、もう一つ今回のスキーには楽しいイベントが待っているのでした。
リーゼン大会とほぼ同じ日程で「全日本ジャンプ選手権大会」が白馬のオリンピック競技場で開催されるのです。
あの・あの・あの沙羅ちゃんが跳ぶんですから見ないわけにはいかないでしょう。
というわけで今日も8時前にホテルを出て素晴らしい白馬連邦を眺めながらジャンプ競技場へ。
奥の白い山は「五竜」ですね
ジャンプって始まるの早いんですね。
びっくり、7時くらいから1本目の競技が始まっているんですヨ!
私たちが着いた時には沙羅ちゃんの1本目が終わっていました。(3位だったんです)
男子の1本目から女子・男子の2本目を全部見て、沙羅ちゃんは2本とも飛距離ではトップだったんですが、ポイントで2位という結果でした。
(インタビューでもっともっと練習しなきゃっていってました。)
表彰式まで見ていっぱい写真を撮ってホテルに戻り、11時ころから滑る支度をして兎平まで登り黄砂が舞って少し黄色っぽくなったコースを1本滑って無事帰ってきました。
ランディングの瞬間
表彰台上の沙羅ちゃんです
男子入賞者の表彰(優勝は作山憲斗選手)
というわけで今回は、当初計画通りにすべて満喫した本当に楽しいスキーとなりました。
来シーズンは皆さんもぜひ「八方尾根リーゼンスラローム大会」に出場しませんか?
(旗門間で2回くらい曲げて降りてくるレベルの方もたくさんいますのでご安心ください)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます