昨日は手がかからなくて美味しい海鮮しゃぶしゃぶにしたわけですが、それはなぜかと言うと、今日手がかかることを自分がやるために他なりません。
まず用意したのはこれ。
国産牛ならなお良かったのですが、そこまでお金をかけられないので、豪州産牛のサーロイン1ポンド(約450g)です。
それを2㎝位の厚さにカットし、各面を中火でこんがり焼きます。
そこに浸るくらいの水と少量の白ワイン、セロリの葉と根元の硬い部分、トマトのヘタと先っぽの部分、ニンジンの皮、ネギの外側の部分などの野菜の切れ端、固形コンソメ1個を加えて煮込みます。
何分煮れば良いのかわからなかったのですが、肉をほろっとほぐれる柔らかさにすることはわかっていたので、一煮立ちしたところで圧力鍋に移し10分圧をかけました。
うん、良い感じでしょうか。
一方ではジャガイモ3個を皮をむいて茹でてマッシュにします。
ざるに入れてマッシャーでつぶして、更にへらで裏ごしに。
牛乳とバターを加えてなめらかでミルキーなマッシュにしておきます。
肉を取り出して、手でほぐしておきます。
圧力鍋に残った煮汁と野菜はざるで濾して出汁を取ります。
おぉ、良い色ですね。
このままスープにしたいくらいです。
これを煮詰めていきます。
ほとんど水分がなくなりました。
これにほぐした牛サーロインを絡ませ、耐熱皿に敷き詰めたら、先ほどのマッシュを盛り、均してピザ用チーズをたっぷり、オーブンで表面を焼きます。
そうしてできたものと、野菜スティック、カプレーゼと生ハム、バゲットで今日のディナーです。
カプレーゼのトマトは頭とお尻をカットしたもの以外の部分を使っています。
カプレーゼって、見た目上トマトの端っこは使いにくいですからね。
同様に野菜スティックのニンジンの皮、セロリの葉と根元に近い部分も先ほどの出汁に使っています。
そして、散々手をかけた料理がこれ。
実はこれ、"伝説の家政婦"志麻さんが「沸騰ワード10」で披露した本気のフレンチ「アッシ・パルマンティエ」の再現。
スプーンを入れると、こんがりチーズの下になめらかなマッシュポテト、そしてほぐした牛肉。
おぉ、これ・・・。
美味いねえ。
手をかけただけの美味さはあります。
製作時間はなんだかんだ2時間近くかかりましたからね。
牛肉部分は、子供曰く「コンビーフみたい」だそうですが、そもそもお手製でコンビーフみたいにできるとはね。
次女がやっていた食べ方を真似しました。
うん、この食べ方も良いねえ。
頑張りすぎるぐらい頑張ったので、美味しくできて良かったです。
お酒はもちろん赤ワインです。
スペインの「エヴォディア」です。
適度な果実味に、料理に合わせやすいミディアムボディ。
あぁ、最高ですな。
カプレーゼと生ハムもバゲットに乗せて贅沢にこうしてみたり。
明日の心配もないので、しっかりワインのボトルを空けさせて頂きました。
しかしこの「アッシ・パルマンティエ」、この通りに作るなら手間も時間も(お金も)かかり過ぎなので、次に作るときは何かお祝い事の時ですかねぇ・・・。
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