「大つけ麺博」は現在早くも第三陣が開催されており、その開幕日に早速3店で頂きましたが、明日の第三陣閉幕前に2回目の出陣です。
まず最初に向かったのは神奈川から出店の「煮干そば 平八」。
横須賀のお店で、東京に初めて出てきたそうで、出品作は「ノルウェーからの贈り物 サバ極密つけ麺」。
今日は所用の後に向かったため、開門後の到着でしたが、既に開催6日目、雨がちょっとぱらついていることもあり、並んでいるお店でも数名程度。
ここはすぐにお店の前まで来てすぐに提供されました。
おー、濃厚そうなつけダレで、サバの香りがプンプン。
麺はどちらかと言うともっちり食感の中太麺。
麺そのものは独特感はありませんが・・・。
では、つけます。
おー、なるほど味付けは割と薄めにしてあって、サバの旨味が前に出てきますね。
つけダレにも細かくなったサバの身が入っており、麺に絡むことでサバ風味がしっかり来ます。
つけダレの味付けを抑えているので、どっぷりつけてもしょっぱくありませんし、麺ごと器の底からさらうようにつけると、サバの身の絡みがさらに良くなります。
おぉ、良いですねぇ。
肩ロースの低温調理チャーシューはしっとりした仕上がりで美味し。
味変にはわさびがほんのちょっとついてきますが、それ以外にお店の前に会ったすりごまと唐辛子のうち、すりごまを麺につけて頂いてみます。
が、タレにつけるとすりごまはするりとタレに洗い流されてしまうので、風味をしっかり感じるためにはすりごまをどばっとつけダレに入れたほうが良かったのか・・・。
でもそうすると、スープ割りの味も大きく変わっちゃうし、ちょっと悩ましいところでした。
ラストはスープ割り。
お店のスタッフが注いでくれるのですが、魚介系のスープかな・・・。
サバの風味は生きていて、美味しいスープ割りでした。
ただ、一つだけ挙げるなら、もっとガツンとしたサバの風味を期待したのですが、どちらかと言うと優しめの味わいでした。
これはこれで美味しいのですが。
横須賀のお店は煮干にこだわって、ラーメン、つけめん、油そばと揃っているので、是非一度食してみたいです。
続いては、千葉から出店の「焼き干し中華そば 澪つくし」。
出品作は「焼き干し背脂つけ麺」。
お店は5番目の待ちで5分程度で提供。
おぉ、背脂たっぷり、看板に偽りなし。
提供の際に「二種のチャーシューの食べ比べもお楽しみください」とのこと。
麺は中太より少し細いかな。
歯応えがしっかりして美味しい麺です。
つけます!
つけダレはシャバ系で、どっぷりつけて泳がせるようにしても良いくらいです。
結構塩味強めで作っているようですが、シャバ系なので麺の表面だけでなく隙間にも絡むように細めの麺を用いていますが、麺と塩味のバランスはちょうど良いです。
パンフに書いてある通り、焼き干しのほのかな苦みと背脂のほんのりした甘さが良い感じ。
チャーシューはまず脂多めの肩ロース。
そのままだと冷たい脂がざらつくので、つけダレで少し温めたほうが脂身が柔らかくなって良いです。
モモ肉の方は脂身が少ないのでそのまま頂けます。
しっとりした肉質でジューシーさがあって美味し。
味付けは割としっかりめ。
味変トッピングはすりおろしにんにく。
これでついてきた量の半分くらいですが、これでも結構味が変わったので、好みではありますがもう少し少なくても良かったかも。
ただ、個人的には背脂とにんにくは相性が良いですが、焼き干しとにんにくはどうなのかな・・・。
スープ割りはお店のスタッフに注いで頂きました。
シャバ系でつけダレの減りが少ないため、割スープの量に対してつけダレの量が多かったようで、結構しょっぱかったです。
多めに入れたにんにくのせいかもしれませんが。
さて、これで行ってみたいと思っていたお店は5店舗になりましたが・・・。
腹7分目くらいかなw。
じゃあ、行っちゃいましょうか!
昨年も頂いたので迷っていましたが、今年もぜひ行きたかった東京は亀戸から出店の「亀戸煮干中華蕎麦つきひ」へ!
出品作は「王道豚骨魚介!濃厚煮干しつけ麺」。
昨年と名前こそ違いますが、味の組み立ては同じ方向のように思えます。
こちらも数名の並びで受け付けは即時。
ちょうど麺茹でのはざまだったのか提供時間は10分ほど。
まあ、全然許容範囲です。
三杯目なので少し休みたいですしね(苦笑)。
ゲットしました!
おぉ・・・、今年も思いっきり灰色がかって茶濁したつけダレは健在ですね。
麺は全粒粉を用いたやや太めの麺で、しっかり締められて歯応えも良し。
早速つけましょう。
うわ、これは極濃だ。
ドロ系と言うよりは、滑らかなとろみで麺にしっかり絡んできます。
豚骨がベースにあるので、濃厚さとマイルドさもあるのですが・・・。
来ますね~、すぐに強烈な煮干風味。
旨味も苦みも全部詰め込んだような味わい、正直かなり好みです。
濃厚に振り切りすぎてて、煮干が苦手な方はダメだと思いますが。
麺への絡みがかなり良すぎるので、麺の長さの1/2くらいつけると、小麦の味がして、濃厚さとマイルドさの直後にガツンと煮干、と言う順番で美味しく楽しめます。
うわぁ、こりゃすごいや。
期待通りか、もう少し上を行っているくらい。
食べ進むと、ちょっとピリッと隠し味的に辛味に気づきます。
ところどころ赤い粒が見えるので、丼の底の方に少量の一味唐辛子を忍ばせてあったのか。
良い感じの味の引き締め具合です。
別添えの岩海苔も麺を半分ほど頂いてから加えましたが、磯の香りが良いです。
おっと、麺とつけダレが好き過ぎてチャーシューを忘れていました。
しっとりとした、かつ心地よい弾力も残した肉質で、味杖も薄めにしてあって美味しいチャーシューです。
部位はモモでしょうか。
つけダレが超超濃厚なので、脂身少ない部位を選択したのは正解に思えました。
そしてラストはスープ割り。
お店の前にある小さいポットからセルフで注ぎますが、つけダレがかなり濃厚だったので倍くらいに薄めました。
それでも煮干し風味はかなり濃く残っていますが、麺で食べていると気づかなかった酸味が浮上してきました。
どうやら、辛味以外に酢も隠し味的に使っていたようです。
岩海苔もたっぷり残って、スープ割りも美味しく頂けました。
これで第三陣の訪問も終わりで、今回は10店出店中6店でした。
第四陣は何店舗行こうか、またしても迷いに迷っています・・・。
10月は24・25・26食目で、2023年通算144食(99すすり35つけ10まぜ)になりました。