もむでんブログ

今シーズン唯一の府中ダービーはトライの応酬もPGの差で東京サンゴリアスが接戦を制す ジャパンラグビーリーグワン第7節:東芝ブレイブルーパス東京34-40サントリー東京サンゴリアス

やってきました!

今シーズン初の秩父宮ラグビー場!

 

今日は東芝ブレイブルーパス東京(以下:BL東京)のホームゲーム。

熊谷、味スタ、えどりくなどに観戦に行っていたので、秩父宮は今節の第7節にしてようやく初秩父宮です。

 

対戦カードはホストのBL東京とビジターのサントリー東京サンゴリアス(以下:東京SG)。

今シーズン初対戦で、今年は別カンファレンスに分かれての1度のみの交流戦なので唯一の府中ダービーです。

 

席はバックスタンド後方のど真ん中が取れました。

ハーフラインの延長上の良い席です。

 

BL東京の選手の入場です!

今年、リーチマイケルはNo.8で先発していますが、今日もNo.8で、徳永は以前リーチが務めていた左のFLで出場。

今年のRWC選出が期待されるLOワーナー・ディアンズも先発。

RWC2015日本代表に選出された三上、PR橋本・LO梶川も日本代表歴があり、ニュージーランド代表でRWC2019に出場したFLマット・トッドや、ニュージーランド代表歴があるSOトム・テイラー、21年に日本代表に選出されたWTBジョネ・ナイカブラや、二―ジーランド代表歴もあり昨年フィジー代表に選出されたCTBセタ・タマニバルも先発し、FW陣からBK陣まで粒ぞろいの陣容。

 

続いて東京SGの選手入場。

今年から復帰した松島は今日もFBで先発、LOツイヘンドリック、CTB中村のRWCメンバーも先発、他にも日本代表歴のあるPR垣永・LO下川・No.8テビタ・タタフ・SH齋藤・CTB中野・WTB尾崎、ニュージーランド代表歴のあるSOアーロン・クルーデンらも先発し、負けじと豪華陣容で臨みます。

 

自分から見て左に陣を取ったSG東京のキックオフで試合開始!

 

試合開始直後はBL東京の細かな反則が相次ぎ、ラインアウトから攻撃を作ろうとする東京SGと耐えるBL東京の図式が続きます。

 

そのような中で、前半9分にBL東京は自陣でノーファウルで耐えねばならぬところでオフサイドの反則を犯し、ゴールほぼ正面の距離のないところでPGを与えます。

このキックはアーロン・クルーデンがきっちり決めて0-3と東京SGが先制。

 

この試合のファーストスクラムは10分のBL東京のノットストレートから。

そして、直後のBL東京のノットロールアウェイの反則で、マット・トッドがシンビンになってしまいます。

このPGを再度アーロン・クルーデンが決めて0-6。

 

このあとのキックオフから今度はSG東京のノットリリースを引き出して、BL東京がペナルティを獲得。

このPGをトム・テイラーが決めて3-6と3点差に。

 

そして、ここから試合は激しく動き始めます。

19分にBL東京陣内左サイド深くでSG東京ボールでスクラムを得ると、シンビンで一人少ないBL東京は完全に押し負けます。

 

このスクラムからテビタ・タタフがトライを決めて、この試合初トライをSG東京が奪います。

 

コンバージョンをアーロンクルーデンが決めて3-13 とリードを広げます。

 

今度は返す刀でBL東京が反撃。

SG東京が自陣でボール処理に手間取ると、BL東京がターンオーバー、左サイドからパスの連続で右サイドにつなぐと、最後にパスを受けたジョネ・ナイカブラが1人を交わし、タックルを受けながらも最後は右手を大きく伸ばしてトライ。

 

このコンバージョンをトム・テイラーが決めて10-13と再び3点差に。

 

今度はSG東京の反撃。

自陣内中央から右サイドに長めのパスを送ると、後方から駆け上がった尾崎がハーフウェイ付近から独走、トライを決めます。

 

このコンバージョンも決めて再び10-20と10点差に。

 

その後は一進一退の攻防が続きますが、終盤の35分にBL東京が左サイド押し込んでラックを起点に連続攻撃。

 

徐々に起点を中央付近に移すと、最後は大きく右に展開して再びジョネ・ナイカブラがSG東京のタックルも交わしてトライ。

 

このコンバージョンもトム・テイラーが決めて17-20と3点差に。

 

この後も勢いに乗ったBL東京が攻めるも、ノックオンが出るなどしてスコアは動かず、17-20で前半終了。

 

後半は前半同様にキックオフ直後からBL東京に反則が相次ぎ、3分過ぎにBL東京のオフサイドがあり、東京SGがショットを選択。

これをアーロン・クルーデンが成功して17-23と6点差に。

 

一方で7分過ぎには、今度はSG東京陣内のゴールに近い位置で東京SGがノットロールアウェイ。

これをトム・テイラーが決めて、3点差の20-23に。

 

そして、この後続けて攻撃を仕掛けるBL東京にようやく逆転のチャンスが。

自陣ハーフライン手前の中央付近、ラックから取り出したボールを後ろにいったん戻し、受けたトム・テイラーが前方にキックパス。

東京SG陣内のゴール正面の空白地点に落ちたボールはバウンドが変わり、東京SGが処理にもたつく隙を狙ってCTBタマニバルがキャッチしてそのまま駆け抜けてトライ。

このコンバージョンもトム・テイラー決めて、BL東京がついに27-23と逆転に成功。

 

しかし、サントリーも黙ってはおらず、14分過ぎにBL東京陣内の中央付近のラックから出たボールを松島が右で受けるとパスフェイントからそのままラインブレイク。

BL東京の選手を引き付けて右サイドライン際を駆け上がった尾崎にパスが渡ると、そのままスピードに乗ってトライ!

このコンバージョンをアーロン・クルーデンが決めて、27-30と再逆転した東京SG。

 

今度は19分にリーチマイケルが左サイド押し込んでラック、拾ったボールを中央のラトゥに渡して押し込んでラックで起点を作ると、右サイドライン際に長いパスを出してナイカブラが受け、タックルで捕まったところでフォローに上がったタマニバルにオフロードパス。

タマニバルがトライを決め、さらにコンバージョンも成功して再びBL東京が逆転に成功しました。

 

ですが、トライの応酬はこれで終らず、23分過ぎにツイ・ヘンドリックが右サイドを突進して深くラインを押し込むと、つぶされた地点からSH流が取り出して右のアーロン・クルーデンにみじかくつないで最後は外を駆け上がった尾崎へ。

尾崎はスピードに乗って縦に突進すると見せかけて、スピードに乗ったままうちに進路を取ってラインブレイク。3本目のトライを決め、ハットトリックを達成。

 

その後試合は一進一退の攻防となり、29分にはBL東京がゴールライン際まで攻め込むもノットリリースで東京SGボールに。

その後のBL東京の連続攻撃もノックオンで途切れ、失ったボールもターオーバーして反撃するなどしましたが、自陣でアクシデンタルオフサイドを取られて、更に痛恨のアーリーエンゲージ。

このPGをホーンが鳴った直後に終了間際にアーロン・クルーデンと交代した森谷が決めてノーサイド。

 

検討を讃え合う両チーム。

前半の途中から後半の半ば過ぎまでトライの応酬で何度もリードする側が入れ替わるスリリングな攻防が続きましたが、終わってみれば序盤と終盤に自陣での反則がやや多かったBL東京が与えたPGの数で勝負か決してしまいました。

 

3位につける東京SGとの直接対決で、プレーオフ圏となる4位以内をキープしたかったBL東京は3敗目喫し、4勝3敗で勝ち点21の5位に後退、6勝1敗の勝ち点28で3位につけるSG東京との勝ち点差は7と開きました。

それでも4位横浜キヤノンイーグルスとの勝ち点差はわずかに1、次節第8節で交流戦での直接対決となりますので、そこで4位浮上を果たしてもらいたいです。

そして、第9節は2位で6勝1分で2位につけるクボタスピアーズ東京ベイ・船橋と上位陣の対戦が続きます。

 

そして、1敗をキープした東京SGは次節はリコーブラックラムズ東京との東京ダービー、第9節では静岡ブルーレヴズと下位との対戦が続きますが、ここをこぼさずに交流戦最終戦の埼玉パナソニックワイルドナイツ戦の直接対決にもっていきたいところ。

 

各チーム16試合を戦うリーグ戦も次節で折り返しとなりますが、少しずつ勝ち点差が上位と中位と下位で開きつつあります。

6位の古豪コベルコ神戸スティーラーズの巻き返しや、7位で序盤の台風の目となった三菱重工相模原ダイナボアーズあたりが上位食いをしてプレーオフ争いに割って入ってほしいところですね。

そして、入れ替え戦出場となる10-12位争いも熾烈になってきます。

まだまだ目が離せない熱い戦いが続きそうです。

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