もむでんブログ

この夏は「冷やし」と「まぜ」を攻める(銀座鴨そば九代目けいすけ@銀座・東銀座)

銀座の「銀座鴨そば九代目けいすけ」に久しぶりに足を運んでみました。

確かここにも「まぜそば」があったはずと・・・

あった!

「一番搾り鴨油そば(880円)」です。 
トレイの左下にあるのは食べ方の「指南書」今日は初めてですので、指南書通りに行ってみましょう。

「その一、中央の海苔を手でちぎるべし。」

すると、中から卵。
海苔で卵を包んで揚げたものだったんですね。

「その二、よく混ぜて召し上がるべし。」

器の底には醤油ダレと芳醇な鴨油。
あぁ、香りが良い。
油そばなので、麺は釜揚げで熱々状態で盛りつけられており、湯気に乗った香りがたまりません。

混ぜ混ぜして、トッピングと一緒に頂きます。

もっちりした麺に鴨油と醤油ダレの絡まりあった濃厚な旨さがしっかり絡んでいます。
鴨肉の弾力ある食感と風味も良いです。
シャキシャキな青菜が濃厚な醤油味に合っていますし、鴨という特徴的な山の風味の中に海苔が海の香りを与えているのも良いですね。

「その三、オレンジ酢で爽やかな味を楽しむべし。」

おぉ・・・
なるほど、ただの巣だと刺々しいところ、これはしっかりした酸味に、柑橘ならではのさわやかさが加わって、野趣溢れる鴨油の中で一服の清涼剤。

「その四、お好みでチリ鴨油を使い、辛さを調節すべし。」

辛さは程よい感じですかね。
この味なら辛味を加える必要もない気がしますが。

トッピング定期券を行使してゲットした鴨団子を頂きます。

揚げてあるので、外のカリッと、中は熱々でジューシー。
ゆずか何かの皮が入っているのでしょうか。
柑橘系のさわやかな香りがします。
これは塩とトプ画ら市でお酒のあてに頂きたい・・・w。

「その五、鴨油とオレンジ酢で作った自家製マヨネーズでまろやかな味を楽しむべし。」


では、残りの麺にすべて絡めて頂きます!

鴨油もオレンジ酢も卵黄も既に加わっている状態なので、違和感ない上にマイルドかつ濃厚な味わいに変化。
これが最初から入っているとジャンクになりがちですが、最初は鴨油と醤油ダレで鴨の芳醇な旨さをの染み、オレンジ酢でさっぱり、チリ鴨油の辛さで引き締めてという段階を経て最後にマヨネーズ。
この味変の組み立て、なかなか良いと思います。
もちろん、鴨好きなら最初の味だけでずっと行けてしまう美味しさもあります。

ここのお店は、鴨の美味しさを一番引き出しているのは日本蕎麦のおいしさにも通ずる「芳醇鴨そば」だと思いますが、鴨の脂の美味しさを追求したこの一皿もなかなかですねえ。
いや、「鴨白湯そば」ももう一度食べたいしなあ・・・。悩ましい(苦笑)。

「ふぐだし潮八代目けいすけ」もそうですが、上品に材料の美味しさをうまく引き出しているあたり、銀座に出店するのもわかりますね。
「篝」然り、「むぎとオリーブ」然り、非常に洗練された感じがあって、ジャンクっぽさが全くないですからね。

7月は7食目で、2017年通算56食(44すすり6つけ6まぜ)になりました。

そして、2010年からの通算936食、1,000食まで残64食!
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