朝4時に起きて、実家に向かい父を乗せて、男鹿の里山へ。
毎年恒例の山菜採りです。
86歳になる父ですが、足だけはしっかりしています。
毎年行っている場所なので、よほどのことが無ければ遭難はしないと思いますが、
歳を行くごとに、山へ登りはじめの呼吸が「ハアハアハア」と荒くなってきている
ことと、耳がだいぶ聞こえにくくなってきているので、不慮の事態を想定し、
できるだけ離れず、監視するようにしました。
急斜面を降りながら、ゼンマイを探しています。
いつもより暖かくなるのが早かったので、目当てのタラの芽はタラの葉になっていました。
ミズは小さな花をつけ始めています。ミズは花が付き始めると、ねばりが出始めると、近所の
おじいさんから聞きました。
日当たりのよいところでは、ゼンマイもだいぶ伸びていました。
コゴミの群生地。もう10日ほど早ければ、採ることができたと思います。
一休みした後、今度はミズを採り始めました。上着を脱いだので、見えづらくなってしまい、目と耳をフルに使ってやっと居場所を確認。地面には倒木と間伐されたあとほったらかしにされた、杉丸太がごろごろしていて、非常に歩きづらい状態です。
モミジイチゴの花です。数年前に間伐されたので、林に日がさすようになり、あっという間に増えてしまいました。花や実はきれいでおいしいのですが、棘がたくさんあり、家に帰ってズボンを脱ぐと、足が傷だらけになっていました。
山は桜が満開でした。
リュックと手に下げた袋と、腰に付けたかごの中身は、ゼンマイとミズが殆ど。収穫物はともかく何事も起きず、帰路につきました。
家に持ち帰ったものは、ミズがスーパーのレジ袋一つ。だいぶ成長していたアザミが少々。蕗も少々。タラの芽と葉が少々。ゼンマイは手間がかかるので、全て父へ。
今日の父の状況を見ていると、来年からは一人で来ることになりそうです。