ニキビの治療について
にきびの原因は、生活習慣の乱れやストレス、不適切なスキンケア、偏食などたくさん挙げられます。その中でも、まず最も大切な日常の食生活を振り返ることから始めてみましょう。
お菓子・甘いものの食べすぎ、ファーストフードやコンビニ弁当など食品添加物の多い食事ばかり摂っていると、ビタミン・ミネラル・タンパク質・微量元素などが不足してきます。また、タバコを吸っていたり、夜遅くにお酒と一緒に脂っこいものを食べることもにきびには大敵です。
栄養素の質と量のバランスが取れた食事をとることが最も大切になります。(食事の取り方の詳細については、ドクターにしやま由美著書”美女のスイッチ”に詳しく説明させていただきました。)忙しいなどの理由で十分に栄養が摂れていない場合は、マルチビタミン・ミネラルサプリメントで栄養補給すると良いので積極的に飲みましょう。クリニックでは、サプリメントのご紹介もできるのでお気軽にお尋ねください。
ニキビの中の白ニキビ
白にきびとは、別名微小面皰あるいは面皰(めんぽう)とも呼ばれるもので、毛穴の出口が塞がり肌の表面にポツンとできる白、もしくは黄白色のにきびのことを言います。
白にきびが炎症を起こすと、すぐに赤にきびになるので注意が必要です。白にきびの状態あれば、炎症を起こすまえにピーリング効果のあるトナーで毛穴の出口の掃除をして皮脂を出やすくしたり、白ニキビにも効果のあるディフェリンゲル外用薬でしっかりとケアをしましょう。
ニキビの中の赤ニキビ
赤にきびは、皮膚の中でばい菌による炎症を引き起こしているため、痛みを感じたり、中から膿が出てくることもあります。時にはかゆみを伴い、何気な く掻いたり触ったりしてしまうと周囲にも炎症が広がります。そのまま赤にきびがどんどん悪化してしまうと、炎症の範囲が広くなり、にきび跡の大きな原因になります。
赤にきびの治療には、抗生物質やディフェインゲルの外用、ケミカルピーリング、超音波処置クールトリートメントなどがあります。悩んでクヨクヨしているとにきびを長期化させる原因となり、ケロイドになったり、ニキビ跡が広い範囲で残ってしまうことになりかねません。
顔ニキビの治療について
「にきびは、大手薬局チェーンで販売している市販医薬品を購入して自分でなおす」と考える方もあるでしょう。しかし、薬局の店員さんも皮膚のプロフェッショナルではありませんから、医薬品を購入する判断基準はパッケージのキャッチコピーや注意書きになります。これでは、現在の症状に適しているかどうかの判断はとても曖昧ですね。
また、ニキビだけと思っていても皮膚アレルギーや口唇ヘルペスなど思わぬ病気を併発している場合もありますから、皮膚専門医に診断してもらい適切な治療薬を処方してもらうことが大切です。
クリニックでは、症状の程度に合わせて飲み薬と塗り薬を処方します。飲み薬には、ばい菌を殺菌する薬、身体に優しい漢方薬、ビタミン剤などがあります。また、外用薬には、ばい菌を殺菌する薬、保湿ローション、炎症を抑える薬、ビタミンAなどがあります。
保険薬のビタミン剤は、健康保険において平成24年4月より厳格化されたことと、B2やB6、Cなど単品の化学合成剤しかないことから、ニキビに対して効果を得るためには、安心して使える高容量の食品から作られたマルチビタミン・マルチミネラル、鉄、ビタミンDなどサプリメント複合剤の方が有効性が高いと考えています。つまり、身体のエネルギーサイクルを正常に機能させるには、ビタミン剤単品ではなくマルチビタミン・ミネラルが必要なのです。
漢方薬は、顆粒タイプで朝夕の基本食前あるいは食間に飲みます。にきび体質に合わせて十味敗毒湯、桂枝茯苓丸料、黄連解毒湯やニキビ跡には柴苓湯を処方します。
にきび外用薬のケア方法について
1、朝のケア方法(洗顔→保湿ローション→抗菌薬→日焼け止め→お化粧)
2、夜のケア方法(洗顔→保湿ローション→ディフェリンゲル→抗菌剤)
にきびやニキビ跡でお困りの方は、ぜひご相談ください
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