健康保険でできる
腋臭症(ワキガ)の手術法について
腋臭症の手術は、
皮膚の剥離や汗腺の除去に、
形成外科専門医の独特のテクニックが
必要な手術です。
また、術後の創部の観察は
とても大事であり、
特に1週間は様々な合併症が
起こりやすい時期でもあります。
これを適切に処理する能力が問われるのは、
経験の豊富な形成外科専門医と言えるでしょう。
当クリニックでは、しっかりと治したいという
患者様の気持ちに真摯に答えていきます。
○腋臭症(わきが)
わきの皮膚には、
エクリン汗腺とアポクリン汗腺という
二種類の汗腺があります。
エクリン汗腺は全身にありますが、
アポクリン汗腺はワキの下、乳輪、
陰部、 外耳道、臍などにしかありません。
エクリン汗の成分は、
99%が水分ですが、アポクリン汗には、
タンパク質、アンモニア、鉄分、脂質、脂肪酸など、
臭いの 元となる物質が含まれています。
このアポクリン汗が、
皮膚の細菌などによって分解されると
臭いを発するもととなります。
これが「わきが」なのです。
アポクリン汗腺やエクリン汗腺は、
皮膚の浅いところから深いところにかけて
ありますので,2種類の汗腺をとる
手術を行う以外に方法はありません。
形成外科の切開剪除法
皮膚に切開を加えて
皮膚の浅いところから深いところにかけてある
アポクリン汗腺やエクリン汗腺を
直視下で取り去る手術です。
皮膚の裏面から汗腺を丁寧に取り除きます。
切開した部分は、丁寧に縫合します。
ガーゼで圧迫固定をします。
※手術のポイント
- 術後7日間の治療が最も大切になります。
- 術後の合併症をさけるために、しっかりと創部圧迫を行います。
- 抜糸をするまで、軽い事務仕事や家事は可能です。
- 手術翌日から入浴は可能ですが、腋の部分は濡らさないで下さい。
- 男性の方は、わき毛が減ってしまうので注意が必要です。
- 体質等により、傷痕が赤く盛り上がったりした場合には、別途治療を行います。
- スポーツは2~3週間後より可能です。
気になる術後のキズアトについて
当クリニックで手術を行われた方は、
1年ぐらいでキズアトがほとんど目立たず、
気にならない程度になります。
ただし、ケロイド体質によりまれに
キズアトが目立つ場合もあります。
このような方には、内服薬・外用薬などを
用いてしっかりと治療を行ってゆきます。
また、周囲に残った腋毛をレーザー脱毛を行 うと、
きずあとも更に目立たなくなるでしょう。
腋臭症の手術は、
健康保険の適応となっていますので、
気になる方はお気軽にご相談下さい
安心と信頼、丁寧な
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