紋次郎と日々の出来事

骨肉腫と闘った紋次郎と保護犬の正次郎との日々

忘れない為に27

2008年06月30日 23時48分28秒 | 父のこと
翌朝、今日は私が会社を休んで母と一緒にお父さんのそばにいる日です。
私は運転が苦手なのであまり大きい車を運転することが出来ず、いつもお父さんのプロボックスを運転しています。今回、財産分与としていただきました。
実際は1年ほどしか乗っていなかったのでお父さんの思い出は薄いのですが・・。

プロボックスで病院に行きました。通いなれた道。

母が車内でタバコを吸ってから行くっというので、先にお父さんに会いに行きました。
お父さんを見ると・・・ますます顔がむくんで本当に土偶のよう・・。
もう旅立ちの準備ならば、せめてかっこいいお父さんのままでいてほしいのに・・。
髪の毛が抜けていました・・・。

今までは抗がん剤にすべてをかけて『効いてほしい!!』っとせつに願ったものですが、今では『こんな状態になってもまだ抗がん剤は効いているの?もういいでしょ!?きれいなお父さんのままでいてほしいからもう髪の毛を抜かないで!!』っとまったく違う考えになっていました。
いつになったら抗がん剤の作用が消えるのか、聞こうと思ったほどです。

人間って自己中ですよね。