健康食品・・っと言いましょうか、お父さんは退院、もしくは一時帰宅のたびにうなぎを食べていました。もちろん輸入ではなく、こちらで言えば三河産のうなぎです。一人で行くことはなく、必ず誰かが一緒でした。家族がなにか用事があると、一緒に食事をしたくないっと言っていた義兄を誘ってでも必ず行っていました。体力をつけていたんですね。全部食べれるときもありますが、時には食べれないときもありましたが、ジョッキビール一杯とうなぎ定食をいつも食べていました。家族はカロリーオーバーでしたけどね・・
姉に会う前、延命処置についての話がしたいと電話した後、私と母は病室に戻りました。その時、ちょうど肺の内視鏡をしている最中でした。ドカベン先生が相変わらずの申し訳ないような顔をして、説明してくれました。
気管支を通るカメラ・・・・・。肺の入り口の近くの気管支の一部が盛り上がっていました。先生はこれは癌が気管支を押しているのです。と教えてくれました。気管支はきれい。そして癌のある肺へ。右の入り口はちらりとしか見えませんでしたが、ちゃんと入り口がありました。
癌がある左・・・・・もう入り口の時点で癌が見えていました。
はじめてみる癌。白くて白子というより白い風船のよう。気管支まで盛り上がっていました。これは今までの抗がん剤でも生き残っていた強い癌細胞です。説明してくれました
気管支にも盛り上がって入り口をふさいでいるように盛り上がっていました。これ以上カメラを入れると出血して大変になりますから・・っと引き上げました
癌の大きさにも驚きましたが私は普通の人が気管支鏡をするときは麻酔をしても大変な思いをするのに、麻酔なしのお父さんはピクリともしなかったことです。
もちろん先生は痛がらない患者さんなのでやりやすいでしょう。後日調べたことですが植物状態の方はいつ意識が戻るかわからないので麻酔は行うそうです。でも脳死の場合は行わないそうです。
そういったことがあり、先生が何を言ったか覚えていませんが、私は本当に涙が出て、「先生のおっしゃっている意味がわかりません」っと聞いた覚えはあります。先生は申し訳ない顔ばかりしていました。母は目の当たりにした癌に驚いたようで、言葉もありませんでした
(私もこんな癌があってよく転移がなかったなぁっと驚きました・・・)
お父さんの頭をなでて・・・抗がん剤で髪が薄くなってきているけど、お父さん、今までがんばってきたんだね、ありがとう。私を育ててくれてありがとう。大好きだよ、お父さん。冷たくしてごめんね。でもわかっているよね。ありがとう。本当にありがとう。
このとき初めて感謝の言葉を言いました。今なら聞こえるかも。姉がお父さんは天井を指してこの辺にいるよ、っと言っていたので。いつも言いたくてでも言うのも照れくさい、言ってしまってどうなるっと言う言葉を言いました。
姉に会う前、延命処置についての話がしたいと電話した後、私と母は病室に戻りました。その時、ちょうど肺の内視鏡をしている最中でした。ドカベン先生が相変わらずの申し訳ないような顔をして、説明してくれました。
気管支を通るカメラ・・・・・。肺の入り口の近くの気管支の一部が盛り上がっていました。先生はこれは癌が気管支を押しているのです。と教えてくれました。気管支はきれい。そして癌のある肺へ。右の入り口はちらりとしか見えませんでしたが、ちゃんと入り口がありました。
癌がある左・・・・・もう入り口の時点で癌が見えていました。
はじめてみる癌。白くて白子というより白い風船のよう。気管支まで盛り上がっていました。これは今までの抗がん剤でも生き残っていた強い癌細胞です。説明してくれました
気管支にも盛り上がって入り口をふさいでいるように盛り上がっていました。これ以上カメラを入れると出血して大変になりますから・・っと引き上げました
癌の大きさにも驚きましたが私は普通の人が気管支鏡をするときは麻酔をしても大変な思いをするのに、麻酔なしのお父さんはピクリともしなかったことです。
もちろん先生は痛がらない患者さんなのでやりやすいでしょう。後日調べたことですが植物状態の方はいつ意識が戻るかわからないので麻酔は行うそうです。でも脳死の場合は行わないそうです。
そういったことがあり、先生が何を言ったか覚えていませんが、私は本当に涙が出て、「先生のおっしゃっている意味がわかりません」っと聞いた覚えはあります。先生は申し訳ない顔ばかりしていました。母は目の当たりにした癌に驚いたようで、言葉もありませんでした
(私もこんな癌があってよく転移がなかったなぁっと驚きました・・・)
お父さんの頭をなでて・・・抗がん剤で髪が薄くなってきているけど、お父さん、今までがんばってきたんだね、ありがとう。私を育ててくれてありがとう。大好きだよ、お父さん。冷たくしてごめんね。でもわかっているよね。ありがとう。本当にありがとう。
このとき初めて感謝の言葉を言いました。今なら聞こえるかも。姉がお父さんは天井を指してこの辺にいるよ、っと言っていたので。いつも言いたくてでも言うのも照れくさい、言ってしまってどうなるっと言う言葉を言いました。