gooブログ ものがたりの歴史 虚実歴史

「水戸黄門の印籠」 その2

「水戸黄門の印籠」は比喩としては安易で決まりきった権威付けを意味するようだ。
2011年12月12日の『水戸黄門』の第43部第21話「嗚呼、人生に涙あり」では光圀は印籠に家康の遺骨が入っているという理由で藤井紋太夫と柳沢吉保を平伏させた。
その次の週の12月19日放送の最終回スペシャルでは初代から3代目までと6代目の格之進役の俳優が印籠をリレー。
これでスタッフは印籠シーンの権威を崩壊させ、印籠を見たがる視聴者に三下り半を付き付けた、言いかえると印籠を見たがる権威主義的精神に印籠ならぬ引導を渡したことになる。

水戸黄門からのメッセージが聞こえるようだ。
「視聴者の皆さんが40年もの間毎週楽しみにしていた印籠シーンの本質がこれだ」「印籠の権威など江戸時代の家康の権威に過ぎない」「家紋が描かれた薬入れの前に多くの日本人が土下座しても世直しにはならない」「あんなものをこれ以上見たがるのはやめろ」というような…。

Y!Blog 『水戸黄門』の印籠の中身

虚実歴史研究家‏@kyojitsurekishi
@yong18cure 水戸黄門最終回SPでは老公が上州での事件を解決した後、助・格を連れて鎌倉を目指して旅立った所で終わったようです。
あらすじ:水戸黄門 最終回スペシャル|TBSテレビ
『水戸黄門』ついに最終回…最後の旅は鎌倉へ^^ - お家で鎌倉 - Yahoo!ブログ
tweet

「水戸黄門」第43部最終回では印籠に家康の遺骨が入っていたという設定だったようで、最終回SPでは過去の格さん役の俳優たちがその印籠を投げてリレーしていた。印籠の「権威」の虚構を示した終わり方だった。
tweet

水戸黄門の印籠

ファンメッセージ
|TBSテレビ:月曜ゴールデン特別企画 水戸黄門スペシャル
人生の成長を黄門と共に毎日栃木便様・男性(52).
子供の頃から欠かさず見ていました。単なる時代劇では無く、そこには社会の縮図が垣間にれるところが見ている私達にはわかりやすい。そして、悪は絶対栄えない。最後の切り札紋所これが痛快に心地よい。今の社会も紋所一つで御成敗出来ればどれだけ良い事か。これからも続けて欲しいですです。
2015年7月9日(木)7時38分

前後一覧
2013年9/14~15

関連語句
印籠
印籠 家康 遺骨(twitter)

参照
Y!Blog>『水戸黄門』第43部最終回「嗚呼、人生に涙あり」に関して追加
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「延宝~貞享~元禄~宝永~正徳、綱吉前後」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事