星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

京都創生座と今藤佐敏郎さんの舞台から

2009-03-23 | 観劇メモ(伝統芸能系)

世間では3連休でしたが、初日と2日目の半分はみっちりお仕事の私。
残りの時間は愛之助さん出演の舞台に行ってきました♪
詳しいことはあらためて書きますが、愛之助さんの様子を少しだけご報告。
(のつもりが、けっこう長くなりました。)

21日(土)の京都創生座「四神記~神降る都の物語」は、ザッツ・キョウト
というか、いかにも古都にふさわしい魅力的な内容の舞台でした。
見どころはなんといっても、能・狂言・歌舞伎・舞踊・邦楽など伝統芸能の
ホープたちが同じ舞台に立って一つの作品を創り上げる面白さでしょう。
愛之助さんが演じたのは四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)の中で最初に登場
する青龍。これがなかなか凛々しくて♪
獅子のような髪。黒と金の能装束風の衣装。白い顔に両眉尻のあがったやや
険しいメイク。神らしい堂々とした振る舞いに加え、龍の荒々しさは指を立
てた手や、眼の動き、機敏な動き等で表現していました。
ストーリーをからめたレポは後日、別バージョンにて。(ほんまに?)

22日(日)は三味線の今藤佐敏郎さんの師籍25周年記念公演でした。
愛之助さんも日頃から舞台で関わりの深い人ということで、舞踊で参加。
私は1日中通しで見ましたが、とってもいい公演でしたよ~。
最後に佐敏郎さんからのご挨拶があり、これがあまりに素敵な雰囲気だった
のでレポしちゃいます。

舞台には出演者一同が並び、その前に出た今藤佐敏郎さん。
「私のような者が大先輩に囲まれ、このような会を開くことができまして
本当にありがとうございました」と。
今回の公演、一時は開催があやぶまれたそうで、そんな時に自分を支えてく
れたというお弟子さんたちに向かって頭を下げるのが微笑ましくて。
関係者に感謝の言葉を述べた後、次に愛之助さん、長唄の鳥羽屋里長さん、
同じく、長唄の杵屋勝之弥さんを紹介。
愛之助さんは映画出演や来月の舞台の話にも触れてもらって、かなり恐縮&
照れモード。でも、笑顔がかわいらしかったです~。
このとき緊張のせいか、紹介の順番を「ちょっと間違えてしまいました。
こんなはずじゃなかったんですが」と佐敏郎さんがおっしゃるので、会場か
ら笑いと応援の拍手が♪
鳥羽屋里長さん(人間国宝)が朗々とご挨拶されている途中で「私、司会者
じゃないんですよ」とおっしゃるので、またまた笑いが♪
とにかく佐敏郎さんを囲む皆さんのお人柄がしのばれる、あったかい雰囲気
に包まれた舞台挨拶でした。
愛之助さんからもひとことご挨拶。(↓だいたいこんなふうでした。)
「このたびはおめでとうございます。佐敏郎さんには昔からかわいがって頂
き、25周年記念というこのようなおめでたい公演で踊らせて頂き、本当にあ
りがとうございます。先日は楳茂都流襲名披露の舞台にも出て頂き、ありが
とうございました。佐敏郎さんは歌舞伎には絶対になくてはならない方です。
これからも私のことをお見捨てなくよろしくお願いします。本日はありがと
うございました。」
最後は杵屋勝之弥さんの音頭によるる3本締め。
全員の健康と佐敏郎さんの今後の活躍を祈念しました。

長唄演奏会。私なんて今まで全く縁のなかった舞台なんですけどねー。
ちょっと感じるものがあり、ついレポしてしまいました。
本編は別バージョンにて!(ほんまに?2)


京都創生座「四神記~神降る都の物語」(このブログ内の関連記事)

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