歌舞伎を観始めて丸4年にして、初めての仮名手本忠臣蔵。(ちょっと遅い?)
それも昼夜で通し狂言。
ようやく土曜日に行ってきましたよ。御園座まで。
華やかな出演者と演目で観劇を決めたものの、顔見世だし、お値段高いしで、
とった座席は3等2階後方席。
舞台は遠かったけれど、意外に花道は見えるし、オペラグラス多用で無問題!
泣いたり笑ったり、汗握ったり、しっかり堪能しました。
形式美、台詞美、衣装の色や人物名の由来など、とにかく隅々にいたるまで
歌舞伎の楽しさが凝縮して盛り込まれたゴージャスな演目なんですね。
大序開演前から始まる口上とか、場によっては観客が遅れて入場することを
禁じている慣例があったり。初見の私にはそんな約束事だらけの劇場空間に
身を置いていることがうれしくて。
そういう些細なことも含め、あらためて歌舞伎の奥行きを実感したというの
が今回の素直な感想です。
大序から十一段目まで。抜けているのは二段目と、八・九段目、十段目のみ。
一気に昼夜通しでみると登場人物たちのつながり、というか因果関係がよく
わかって面白かったです。
(尾てい骨が痛くなりましたけど・・・)
一番見たかったのは仁左衛門さんの由良之助なのですが、でも今回の座組で
は團十郎さんが大星由良之助で、仁左衛門さんが早野勘平という配役は納得。
それぞれの個性の違いをじっくり味わうことができました。
あとから気づいたのですが、今回は主な配役に親子・兄弟率が高かったので
すね。松嶋屋さん三兄弟で親子三組、ほかには、左團次さんと男女蔵さん親
子、彌十郎さんと新悟さん親子。福助さんと橋之助さんは兄弟ですし。
(海老蔵さんも来ればよかったのに~笑。)
特に松嶋屋色が濃く出た六段目、成駒屋兄弟によるお軽と平右衛門の場面な
どはこの座組ならでは。濃厚でドラマチックないい舞台でした。
愛之助さんは3役。
桃井若狭之助は物語の発端に絡む重要な役。さわやかだけれど直情型という
感じがよく出ていてよかったと思います。
とにかく目の覚める美しさ~♪
斧定九郎は悪いヤツというだけでなく、そんな山奥でムダに艶っぽいのはど
ういうことかいなと思うほど。出演時間は短いながらも存在感は強烈でした!
愛之助さんの舞台写真も定九郎だけが売り切れていて、売り場で尋ねると、
見本写真が1枚残っていたので迷わず買ってしまいました。
竹森喜多八は最後に大立ち回りをするカッコいい役。男女ちゃん演じる小林
平八郎を相手に、歌舞伎とは思えない俊敏な殺陣で見せ場を盛り上げていま
した。
より詳しい感想を書きたい気持ちはやまやまなれど・・・。
ただ、愛之助さんメモは後日あらためてアップしたいと思っています。
いつ行かれるのかなあ、と思っておりました(笑)
まねきがある!
あ、そうか、御園座は今月が顔見世なんですよね。
豪華な役者さん揃いは顔見世ならではですね~。
南座でやってくれてたらなあ、なんて(苦笑)
行けなくてホントに残念でしたが、愛之助さんメモも
楽しみにしておきますね。
見本写真、よく売ってくれましたね。昔、歌舞伎座で孝夫親子のツーショット写真を買おうとしたら、「あ、これはもう出てるのしかないわ」「じゃあそれを」「だめです」みたいな会話があって、売ってもらえなかったんです。
またやってくれることを願うばかり。
写真売場でご婦人方が愛之助さんの写真をみて、「橋之助さんの相方をやってた人よ~よかったわね」
と褒めておられましたよー。
「仮名手本忠臣蔵」初めてだったんですか?
ちょっと意外でした。
私もほぼ同じような場所でしたが、思った以上に花道が見れて
お値段以上の満足感がありました~。
今回は愛之助さんは私のイメージとは違う役をなさっていて
(いや、私が勝手に思っているイメージなんですが)
とても新鮮に思いました!!
そういうことなんや~と思いました(笑)。
でも、南座では見取り狂言ばかりでしか見たことがなく、
ゴージャスな出演者で通し狂言というのはやっぱり
見応えがありました。
愛ちゃんメモは必ずアップします(笑)。
大先輩たちに混じってきちんとご自分の役どころを演じられ、
大健闘だったと思いますよ。
やはり見応えある舞台でしたね、
六段目はほんとにガッツリ!という感じで、上方の空気が
感じられるエエ場面だったなあと思います。
舞台写真は2枚ごっそり抜けているのが気になって、せめて
見本だけでも見られますか?と聞いてみたんです。
見せていただいた1枚に「ラスト1枚」と書いてあったので
「売り物ですか?」と聞くと、皆さんが触られたものでよければ
とのことで、番号シールがついたまま購入しました(笑)。
先に売れて1枚は、ついに見られずじまいです~~~。
歌舞伎座だったか忘れましたが、申し込んでおくと後から
送ってくれる劇場もありますよね。
舞台写真を見ていて、ん? 誰かがいない、なんか物足りない
と思ったので確認したら、あるはずの番号が2枚ないことに
気づいたんです。定九郎だ~と思うと、ついあきらめきれず(苦笑)。
貴重な弁天小僧も掲載されたことだし、「演劇界」に期待
しましょう♪
贔屓の役者さんが褒められているのが聞くと、客観的に見ても
やっぱりそうなんだ~♪と確認できて、うれしいものですね!
ぐらいで、なかなか関西では通しで見られず、今回がお初でした。
前に御園座に行ったのは普通のお芝居だったので、名古屋で
歌舞伎を観るのも初めてでした。
みんみんさんが昼夜通しで見ると書かれていたので、私も!
と思い、通しで見てよかったです~♪
(ありがとうございます!)
う、みんみんさんの思ってる愛之助さんのイメージって?(笑)
そういうイメージが次々と破られていくのが歌舞伎なのかも、です。
ほんとにいろんな役が回ってきますからねえ。えへ。