初卯妙義詣(はつうみょうぎもうで) 柳ばし はま
大蘇芳年 画 御届明治十三年三月
正月初めの卯(う)の日を 初卯といいこの日に亀戸天神に初卯詣をした
これは妙義詣とも称し江戸のころ盛んになった信仰である
なぜ初卯かというと 菅原道真の師にあたる法性坊が卯の日
卯の刻に亡くなり「卯の神」として祀られることに由来している
東都歳事記には次のようにある
卯日 亀戸妙義参 天満宮の境内にあり毎月卯の日を縁日とす
正月は初卯詣と号し参詣多く南は両国より割下水辺
北は浅草大川橋より柳島の土手辺りに満つ
又二の卯三の卯もこれに同じ、、、