月岡芳年 月百姿
『煙中月』
えんちゅうのつき
明治十九年届
江戸時代には数多くの大火が発生し
「火事と喧嘩は江戸の花」と呼ばれるほどでした。
国立国会図書館デジタルコレクション 068
8代将軍徳川吉宗の命により、享保三年(1718年)
南町奉行大岡越前守忠相が自衛「町火消し」を組織を発足させ
享保五年には江戸城下の複数の町を「組」としてまとめ
隅田川から西を担当する、いろは組47組(後に本組を加えて48組)と
東を担当する本所・深川の16組の本格的な町火消し制度を発足させました。
一番纏は「い組」のようですが、火を使うことの多くなるこの季節
注意しなければと思わせる1枚です。
火の用心!