原発新安全基準「5年猶予」「大飯原発除外」の撤回を求めて記者会見と政府交渉
3月26日に行われた原発の新安全基準の「5年猶予」問題と、大飯原発の特別扱い(定
検まで不適用)の撤回を求める記者会見と政府交渉が行われました。
大飯原発については、4月中旬ごろから、おそらくは新安全基準の
次のパブコメ案にしたがって「確認作業」を行うとの回答でした。それは法的な
手続きかと聞くとそうではないと。となると7月に新安全基準が施行された後も
運転を続けると違法状態ではないかと聞くと、大飯原発は現行の法律に基づいて
動いており、その状況は新安全基準が施行されても変わらない、だから問題ない、
と。しまいには、「確認作業」について、これで失格すれば運転を中止させる、
やらなくてもよい作業をやるのだからよいではないかと開き直る場面もありまし
た。
これに対して、会場からは、これはバックフィットでない、活断層の調査中で、他の
原発は申請すらできないのにおかしい、防潮堤のかさ上げも終わっていないでは
ないか、と批判の声があがりました。
規制庁からは回答らしい回答もなかったのですが、5年猶予や大飯特別扱いに根
拠がないことが明らかになりました。この問題がマスコミ、議員を含め、参加者
にインプットされたのも良かったと思います。引き続き、声をあげていきましょ
う。
阪上 武(原子力規制を監視する市民の会)
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)ブログより←クリック詳細
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