デンマークは冷涼な気候である。日本の農地は12%だが、デンマークは61%である。国土4.3万㎢は極限まで農地として利用されている。 . . . 本文を読む
アメリカではとうもろこしと大豆は輪作の形で栽培されるので、生産地域はほぼ同一である。日本で夏に食べるとうもろこしはハニーバンタムであり、世界貿易上は微量である。世界中、貿易取り引きされる国際商品としてのとうもろこしはデントコーンであり、家畜飼料用・工業用である。 . . . 本文を読む
日本の資金・技術援助によりブラジルのセラードが開発されて、ブラジルはアメリカと並ぶ大豆輸出国になった。日本が開発したセラードで大豆が生産されるが、その大豆の生産流通を金融面で支配するのが中国とアメリカ資本である。 . . . 本文を読む
中西部の3I(アイオワ、イリノイ、インディアナ州)と、ネブラスカ州・ミネソタ州で大豆生産量が多い。とうもろこしの生産量の多い州と同じである。年1億トンを生産し、その半分を輸出する。 . . . 本文を読む
安価な輸入豚が日本市場の半分を占め、国産豚の値下がりが顕著になった。国内養豚業者はコスト削減のため、大規模な飼育場で多頭飼育を本格化させた。2,000頭以上を飼育する農家963戸(21%)が、年466万頭(65%)を飼育する。 . . . 本文を読む
環境汚染の深刻な養豚業は厳しい規制の対象となり、小規模養豚農家が脱落した。経営規模の大きな養豚農家がさらに経営規模を拡大する傾向にある。また、中国食品企業がアメリカなど海外に進出している結果、豚肉の輸入が増加傾向にある。中国では養豚適地の不足から、養豚用の豚ホテルの建設が始まった。日本的に考えると、豚マンションにおける過密養豚そのものである。 . . . 本文を読む
ノースカロライナ州は、養豚業の伝統のあるコーンベルトから離れている。それにもかかわらず、マーフィー上院議員の政治力で養豚業を制約する法規制を次々と撤廃し、養豚業をノースカロライナ州最大の産業に押し上げた。 . . . 本文を読む
アメリカノースカロライナ州の養豚業は、中国系食品資本に支配されている。中国で賃金が上がり、環境問題が深刻化すると、アメリカのマイノリティの低賃金とゆるい公害規制を利用して、豚肉だけを中国に持ち帰るようになった。 . . . 本文を読む