大石さんトップ当選

　大石忠昭さんは４年前（２００３年）の市議選で、告示直前に配布した後援会ニュースが違法だとして、不当に逮捕・起訴されました。一審の大分地裁では罰金１５万円、公民権停止３年の判決を受け、いま福岡高裁で無罪を主張してたたかっています。
　当地では、「買収・供応選挙が当たり前のようにおこなわれていた」と、裁判で保守系市議の陣営に深くかかわっていた人が証言しています。このような違法は放置しながら、後援会員に政策や選挙の情報を伝えるために配布したビラを選挙違反だとして、選挙の告示直前に警察官を大動員し、大石さんの地元をくまなく捜査したのです。それでもこの選挙で、大石さんはトップ当選を果たしました。そして選挙後、警察は大石さんを逮捕しました。
　「住民のために親身になってはたらく日本共産党の議席剥奪は許さない！」「選挙弾圧を許すな！」と、全国各地で大石さんを支援する会がつくられました。私も「岡山の会」結成に加わり、岡山での集会、現地調査、裁判の傍聴など、支援の運動をすすめてきました。私心なく住民のためにがんばる大石さんの活動に直接ふれ、絶対に負けるわけにはいかないという思いをいっそう強くしました。
　今回の選挙は、豊後高田市が周辺の町と合併してはじめての選挙でした。「大石は裁判で有罪になって議員資格を失う。入れてもムダだ」など口コミ宣伝も流されたそうです。それでも市民は「大石さんの議席は必要」と明快な判断を示しました。
　私は、大石さんのトップ当選を知った１８日深夜、「おめでとうございます。権力がどんな手を使おうが市民との絆を絶ち切ることはできないことを２度も証明されました。みごとな当選、本当にうれしく思います」と、大石さんにメールを送りました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜写真は大石さんのホームページより＞

　今月２７日、午後６時３０分から、岡山医療生協コムコムホールにて、大石さんを岡山に迎えて集会を開きます。ぜひお越しください。