岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
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「平穏な生活を乱す米軍機の飛行訓練への対応について」―中国地方知事会が要望書

2015-05-19 | 憲法・平和を守るとりくみ
 今日岡山市で開かれた中国地方知事会議において、米軍機の飛行訓練の実態把握と訓練内容の改善、オスプレイの安全対策等に関する説明などを求める要望書が採択されました。

 要望書では、中国地方でおこなわれている米軍機の飛行訓練について「日米合同委員会合意において妥当な配慮を払うとされている学校、保育所などの上空での飛行が行われ、100dBを超える航空機騒音が測定されている」「民家土蔵の倒壊、窓ガラスの破損などの実害も生じており、依然として事態の改善が図られていない」と指摘しました。



 先日ハワイで死亡事故をおこしたオスプレイについては、「関係自治体や地域住民に、飛行ルートなど訓練計画の詳細な内容が明らかにされないまま飛行訓練が実施されている」「地域住民の安全性への懸念は払拭されていない」としました。

 要望は、(1)米軍機の飛行訓練の騒音測定など実態把握を実施し、調査によって得られたデータ、住民からの苦情、自治体からの要請を米国側に具体的に通報し、訓練内容について改善を求めること。(2)飛行訓練予定日や飛行ルートなど訓練内容を、関係自治体や住民に事前に情報提供を行うこと。(3)日米合同委員会合意を遵守し、住民に危険を及ぼし不安を与え、平穏な生活を乱すような飛行訓練が行われないよう措置すること、(4)オスプレイの事故再発防止のための安全対策について関係自治体及び地域住民が納得できるよう十分な説明をおこなうこと。飛行ルートや頻度など訓練計画の詳細な内容の説明をおこなうことなど4項目7点です。

 島根県の溝口知事からの要望にもとづくもので、「エリア567」とよばれる訓練空域での米軍機の訓練に苦しめられている住民や自治体の怒りの声が一定反映したものと言えます。
 訓練と称して日本の上空を我が物顔に飛び交う米軍はまさに「空の暴走族」。学校や保育所の上空で子どもたちに不安を与えたり、土蔵崩壊など被害までだしている低空飛行訓練は一日も早く中止するべきです。
 事故が相次いで起こっている米軍オスプレイは米本土へ帰還すべきです。自衛隊での購入は中止するべきです。



 米軍機の写真は、岡山県真庭市の湯原ダムの近くで5月8日午後1時51分頃撮影された米軍のFA-18ホーネットとみられる戦闘機。撮影したのは真庭市の池田さん。ブラウンルートでの貴重な画像です。

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