公立・公的病院の再編・統合問題を考える学習会(岡山県社会保障推進協議会主催)が岡山市北区で開催され、参加しました。
厚生労働省は昨年、再編・統合の必要性があるとして全国で424の医療機関を公表しました。そのなかには岡山県内の13病院が含まれていました。県協議会では、対象とされた病院を訪問するとともに、外科医でNPO法人医療制度研究会の本田宏副理事長を講師に迎え、学習会をおこないました。
本田先生は「医師不足と赤字経営は、病院経営者が悪いわけではないことを理解することが必要」として、医師数のOECD比較や診療報酬の推移などの資料を示しながら説明。日本の政治やマスコミ報道の姿勢を、世界の国々と比較しながら歴史的に解明し、「社会保障充実のためには、天下りと税金の使い方の問題を粘り強く拡散し、選挙で審判を下すことが必要」と強調しました。
また私は、この間おこなった病院訪問と懇談について報告しました。どの医療機関も「(厚労省の発表は)突然の名指しでびっくりした。地域医療の拠点としてこれからも頑張りたいという思いは変わらない」と述べ、周辺部では「医師確保に苦労している」との話をうかがいました。国がやるべきは、病院をなくす無慈悲な施策ではなく、医師確保など地域医療を守る具体的な支援こそと痛感しました。
厚生労働省は昨年、再編・統合の必要性があるとして全国で424の医療機関を公表しました。そのなかには岡山県内の13病院が含まれていました。県協議会では、対象とされた病院を訪問するとともに、外科医でNPO法人医療制度研究会の本田宏副理事長を講師に迎え、学習会をおこないました。
本田先生は「医師不足と赤字経営は、病院経営者が悪いわけではないことを理解することが必要」として、医師数のOECD比較や診療報酬の推移などの資料を示しながら説明。日本の政治やマスコミ報道の姿勢を、世界の国々と比較しながら歴史的に解明し、「社会保障充実のためには、天下りと税金の使い方の問題を粘り強く拡散し、選挙で審判を下すことが必要」と強調しました。
また私は、この間おこなった病院訪問と懇談について報告しました。どの医療機関も「(厚労省の発表は)突然の名指しでびっくりした。地域医療の拠点としてこれからも頑張りたいという思いは変わらない」と述べ、周辺部では「医師確保に苦労している」との話をうかがいました。国がやるべきは、病院をなくす無慈悲な施策ではなく、医師確保など地域医療を守る具体的な支援こそと痛感しました。