岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

安心してかかれる医療体制を

2007-04-30 | Weblog
 調査は、昨年11月から今年年3月に実施。33都道府県の1355人が回答。30歳代38%、40歳代30.8%となっています。

 宿直回数は平均3.0回。81.5%の医師が宿直明け後も勤務しています。日勤後に当直に入り、明けてまた日勤という32時間労働がまん延しています。
 労働時間の平均は1日10.6時間、週58.9時間。週60時間以上が34%にのぼり、休日なしの連続勤務が平均で18.3日となっています。睡眠も休みもとれない長時間労働が常態化しています。
 時間外労働は月平均62.9時間。3割が「過労死ライン」の80時間以上です。前月の休日ゼロが28.8%もいました。

 ―――「1年間で内科医が7人辞職し、通常の業務ができない。当直回数も倍になった。当直明けも外来があり常に余裕がなく患者さんのためにならない」(埼玉県・男・30歳代)
 ―――「終業時間に帰宅したことは一度もない。同時に複数の緊急事態が発生したときに対応できるマンパワーが絶対的に不足している」(長野県・女・20歳代)

 女性医師の97.3%が生理休暇をとれず、6割が妊娠時の異常を経験しています。5人に1人(21.3%)は、妊娠時の夜勤・当直の免除など保護や支援を受けていませんでした。

 ―――「女性が働くには本当につらい職種。生理痛が強いのに休めないし、下痢がひどくて医師から入院を勧められても、外来診療と手術を通常通りやっていたこともある」(栃木県・女・30歳代)

 男女合わせて4割以上が「健康に不安」「病気がち」と訴え、「疲労を感じる」と答えたのは9割を超えました。5割以上の医師が「職場をやめたい」と考えており、医師不足を感じる人は89.3%にのぼっています。

 ―――「医師も基本的には労働者である。これを無視した医療のあり方にメスを入れてほしい。医師本人のいのちの問題であり、国民の健康問題にも関与しているので早急に改善してほしい」(鹿児島県・男・30歳代)

 医師不足解消のために賃金や労働条件改善、診療体制充実、医療事故防止対策の充実などを求める声が多数でした。

 日本共産党は「深刻な医師不足を打開し、『医療崩壊』から地域医療をまもる提案」を発表しています(2007年2月)。

 また、「看護師不足を解消する緊急提言」も発表しています(2007年3月)。
 
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