小さな蟻で1.5ミリの大きさ
色も皮膚の色に似ている
ヒメアリというらしい
この蟻が
部屋の中の
あちこちに出没
あちこちをうろついている
一匹だったり
二匹だったり
何か甘いのがあると
五匹から10匹くらいの蟻が
出て来る
その内
ゾロゾロと
行列を作って集まってくる
たどって行くが
どこかに消えてしまう
小さすぎて見失う
しばらく眺めていると
また出てくる
パッと現れて
パッと消える
忍者みたいだ
本当に甘いものは置けない
甘いものだけじゃない
人の皮膚にも
歩き回っている
最初はチクッとしたので
何だろと思ったけど
何もいない
またチクッとしたので
よく見ると
小さな蟻がいる
身体にもつくんだ
一階の食堂には
列を作って歩いている
蟻はぶつかるたびに
何か喋っているみたいで
面白いが
二階にもいる
何も無いのに所々に現れる
瞑想をしている時とか
寝ている時とか
時々チクチクする
床は隙間だらけだから
どこかから来ている
電気のコンセント差し込み口に
集まっている
周りと
差し込み口を塞いだら
いなくなった
まだ何処かにいるらしいが
分からない
湯呑みで
甘酒を飲んで
洗うのを忘れて
テーブルの上に置いていた
そのままお茶を入れて
飲んだら蟻がいた
ウェ
蟻まで飲んじゃった
本当に小さくて
なかなか分かりにくい
名前は姫アリなんて
かわいいが
付きまとわれて
困ったもんだ
蟻の嫌いなもの
重曹、酢、ハッカ油
などが嫌いらしい
どうしたもんかと
悩む毎日である
四国には
小さな蟻がいたり
30センチくらいの
大きな青いミミズがいたり
変わった動物が多い
この広い宇宙でも
これだけの生命のいる星は
ないらしいが