■マーケット
世界株安…新たな火種
きのうに引き続き、きょうも売り注文が殺到した株式市場。一部の市場で「黒田ライン」として意識される1万6,000円を割り込んだ。下げ止まりの兆しが見えない日経平均の要因の一つがドル安円高だ。その為替もきょう、「黒田ライン」と呼ばれていた1ドル115円を割り込む結果に。マイナス金利導入で「円安・株高」誘導の思惑のあった日銀、株も為替も追加緩和前の水準に戻ってしまった。この黒田総裁の“誤算”専門家は海外の景気減速が想定以上だと指摘する。ヨーロッパ中央銀行は14年にマイナス金利を導入。ドイツの代表的な株価指数ダックスは年初から15%下落。要因の一つが「ドイツ銀行」の資金繰りへの懸念だ。巨額の赤字を計上したドイツ銀行は、今後のマイナス金利による収益悪化の懸念に加え、一部債券に対する利払い能力への不安が高まり株価が急落した。他の金融機関でも同様の信用リスクへの不安が起きるとの警戒感が市場を覆っている。
クレディ・スイス証券 市川真一
海外要因(欧米の景気減速)、日本の経常収支の黒字化、ドル高がアメリカの景気の減速要因になる中では、しばらく円高の傾向は続くと見る。110円を超えて円高が進む可能性も十分にある。
■ニュース特集
「ニッポンの借金」900兆円の歴史
財務省から発表された国際の残高が902兆円を超えました。1966年1月に戦後初めて特例(赤字)国債が発行され、それ以降、政府は日本経済の下支えや、景気浮揚のために新規の国債を発行。その額も増加しています。こうした状況を受けて自民党の小泉進次郎議員は若手議員を集めた「2020年以降の経済財政構想小委員会」を立ち上げました。赤字国債を発行し続けなければならない現在の財政状況を改善する制度作りに取りかかります。
小泉進次郎『仮に戦後の時代を第1創業期とすると株式会社日本は大収益を上げた。しかしその時の安心の基盤だった国民皆保険、皆年金、終身雇用、年功序列といった大きな柱が、2020年以降の第2創業期に同様に発展の基盤になりうるか。』
米大統領選候補者選び 民主党サンダース氏躍進のワケ
アメリカ大統領選挙の候補指名争いの第2戦がニューハンプシャー州で行われました。クリントン前国務長官に圧勝したのが民主党のサンダース上院議員です。自らを「アメリカ民主社会主義者」と言い、「最低賃金の引き上げ」「大学の無償化」「巨大金融機関の解体」など今のアメリカ経済システムを否定しています。サンダース氏はクリントン氏に得票率で20ポイント以上の差をつけ、特に30歳未満においては、8割の人がサンダース氏に投票しました。若者に指示される理由は、巨大金融期間の解体など、5年前に実現できなかった社会の変革につながると期待しているからです。ただ、サンダース氏が大統領になる可能性は高くないというのが一般的な見方です。
■ニュース特集
次世代燃料エマルジョン "軽油を水増し"?
(詳細)
軽油に水を混ぜても燃焼効率が落ちない「エマルジョン燃料」。この次世代エコ燃料を使ったバスが全国で初めて、山梨県内で走り始めました。バスはエマルジョン燃料をつくる会社「エネコ ホールディングス」の自社バスで、税制法上の軽油の規格に該当したので、去年12月25日に製造承認書が下りました。これまでのエマルジョン燃料の精製技術は加水率30%程度が限界とされていました。しかしエネコは独自の技術で50~70%の加水率を実現させました。燃料を水で増やす先進技術はタイを始め、世界各国の注目を集めていて、エネコは来月末までに新たに16ヵ国と契約を結ぶ予定です。エネコでは、エマルジョン燃料にさらにエマルジョンする実験も行っていて、究極のエコ燃料の研究に力を入れています。
取材先
・エネコ ホールディングス
・井出造園
・タイ王国空軍
・新日本検定協会
水増し燃料が実用化 日本初のエコ燃料"水50%+軽油50%"
エネコホールディングス(山梨県富士吉田市)山本泰弘副社長
"エネコ製エマルジョン燃料" 水50%+軽油50%を界面活性剤で混ぜる
・水はほとんど検出されず
・JIS(日本工業規格)が定めた軽油とほぼ同じ
何故燃焼効率は落ちないのか?油の中に入り込んだ水に高熱を加えると沸騰して爆発する。そこで油が細かい粒になり熱を受ける面積が増えてより燃焼しやすくなるのだ。
50&のCO2削減になる。排気ガスのSOx(硫黄酸化物)NOx(窒素酸化物)も半分以上削減できる。井出造園では試験的にエマルジョンを使用している。燃料費1か月分で、4割近いコスト削減(76万円→48万円)を実現。
但し、軽油に混ぜ物をした場合その分は税金がかかっていないため不正軽油になるので、現在は山梨県でしか販売できない。エネコは水の部分も納税することで、ようやく山梨県から許可が下りた。
タイとエマルジョン燃料システムの導入で合意。来月末までにインドネシアやシンガポール、ガーナなど16か国と契約予定。
さらに3回エマルジョンを繰り返して水の割合を87.5%まで上げても軽油とほぼ同じ燃焼効率が得られた(新日本検定協会の分析済)。現在は軽油の他に重油、灯油でもエマルジョン燃料を作ることができるが、来月にはガソリンを使った実験を開始する。
ヒットの順番 学食ランキング(早稲田大学学食研究会調べ)
1 国学院(渋谷)和(NAGOMI)
2 立教(池袋)
3 東京大学(駒場)
4 同支社(今出川)
5 九州大学(伊部)
6 武蔵野大学(有明)ロハスカフェ
7 明治(駿河台)
8 東京大学(柏)
9 神田外語大
10 明治学院(白金)
千葉商科大学が学食改革としてザ・ユニバーシティ・ダイニングをオープン。ビルズの運営会社『トランジットジェネラルオフィス』が展開している。学生集めの切り札として学食に注目。
■ニュース
日本独自の“北朝鮮制裁”を決定
政府は、北朝鮮が核実験や事実上のミサイル発射を強行したことに対し、これまで一部緩和していた独自制裁を復活させた上でさらなる制裁強化を決定し、内容を公表しました。まず、入国制限に関しては、北朝鮮国籍を持つ人物の入国禁止を復活させるほか、さらに範囲を拡大し、北朝鮮を訪問した核やミサイル関連の技術者の再入国を新たに禁止します。北朝鮮への送金については、人道目的の10万円以下の送金以外は原則禁止とします。また、船舶の入港に関しては、北朝鮮の船だけでなく、北朝鮮に立ち寄った第三国の船舶の入港も新たに禁止します。
買収額 約3,300億円 アサヒ 欧州ビール4社買収
アサヒグループホールディングスは、イギリスのビール大手SABミラー傘下のヨーロッパのビール4社を、およそ3,300億円で買収することで合意したと発表しました。日本のビール会社による海外のビール会社の買収額としては過去最大規模となります。今年下半期の買収完了を目指します。
スズキがVWと和解成立
ドイツの自動車大手フォルクスワーゲンが資本・業務提携の契約に違反したとしてスズキに損害賠償を請求していた問題で、スズキは10日、和解が成立したと発表しました。スズキは和解金を支払い、フォルクスワーゲンは請求を取り下げます。
■【トレたま】ちょこっと傾く椅子
【商品名】 ピルエット
【商品の特徴】傾く椅子
【企業名】 岡村製作所
【住所】 東京都港区赤坂2-14-27
【価格】 4万2,900円
【発売日】 発売中
【トレたまキャスター】大澤亜季子
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