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また、当NPO法人のHPはこちら(医療相談等々)
過鎮静とはどういうことなのか。
複雑な話は抜きにして、簡単にいえば抗精神病薬による弊害であるということ。
決して、抗精神病薬を否定しているのではない。抗精神病薬をどのようにChoiceし、どの容量まで投与するのか。
医師はそこを慎重に考えなくてはならない。
もちろん、慎重に考えてないのかというと語弊が生じるが、患者の人生を視野に入れた思考があるのとないのとでは意味が違ってくる。
※ただ闇雲に精神症状を抑え込むことは、薬効の基本さえ理解したうえで薬剤の量さえふやせば素人でもできる。
プロというものは、ここから先を求められてそれにこたえられることがプロであろう。患者は、治療により感情面や動作など思い通りに表現できなかったり動けなかったり・・・
※その問題を、療養生活や社会復帰に向けてより人間らしく過ごすことができるように改善・追及していくことこそプロではないだろうか。
抗精神病薬を処方して、精神症状が完全に消えればそれに越したことはない。しかし、症状は軽減しても依然症状が残っている人は多い。それをなんとしてでも完全に消すことを目標とすることが治療なのかどうか。
答えはNOである。
※過鎮静を達成して、薬がよく効いていると満足し、その患者が一切の訴えがなくなり病棟の平穏が得られることが治療だろうか。この部分は、何としてでも世に訴えたいし、理解されたい。
もちろん、当該患者がほかの患者に影響するような状況があるとすればそれを放置してよいと言っているのではない。
精神科疾患において治療というものは何なのか。治療とはどういうものなのかをもう一度再考する必要があろう。
これは、医師に限っての話ではない。われわれ看護師もその状況にうずもれてはいないだろうか。
・医師に報告する際のニュアンス
・頓服薬を行く時の判断
医師の処方内容が患者の人生やQOLを大きく左右するのと同様、それを見届けている我々看護師の責任は大きい。
看護師による報告・対応如何で、内服薬の増減や隔離拘束に対しての判断に大きく影響することも自覚しておくべきであろう。
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多剤多量投与・・果ては 電気ショック・・
患者さんを 過沈静にさせることは 簡単・・
疑問を感じた 当事者を抱える親・・勉強して
それ位のことなら 出来る・・でも 医師
看護師・・プロですよね・・度素人が出来る
精神看護では 何をかいわんや・・
患者さんが 食っちゃ寝の人生に ならぬよう
どうか 看護師の方々も 団結されて
医師に お伝えして頂けたら・・
少なくとも 今 見えて来たことは 多剤多量の
ひどさ・・例えば リス・・多くを処方された
患者さん・・その辛さは いかほどか・・
精神科の治療は 主に 薬剤・・看護師の方々も
学んで頂けたら・・
完全な治癒は期待できないけれど、その人らしく
人生を生きることが大切だと思う。
認知症の治験担当してたころが懐かしい。。。
越智さんの看護のプロフェッショナルとしての理念、素晴らしいです。
また、これは私が地元の精神病院に入院していた時の話ですが、ある日の午後に私は強い不安感に襲われ、看護師さんに助けてもらいたくて、すがるようにナースステーションのドアを叩いたのでした。
でも看護師さんの対応は…
「ああそう、じゃあ夕飯後の薬早めに飲む?」
と、薬を出されただけでした…。
しかもこうしたことは、一度や二度ではありません…。
ということは、その病棟の看護師さんの大部分がそういう対応をされていたってことですよね…。
看護師さんが話を聞いて下さらず、患者さんが患者さんを支えあっている、そんなおかしな事態も頻発です。
だから、越智さんのようなお考えを持っていらっしゃる看護師さんがいてくださったらどれだけよかっただろうか…切に願います。
お話は変わりますが、コメントのお返事ありがとうございました!!
実はバーベキューや懇親会のご様子を拝読して、うらやましいな~と思っていたんですよ(笑)!!
私も御会に入会したいのですが、大学の教養課程から看護学科に進学した後に、入会させて頂きたいと思っています。
順調にいけば…3年後になります。看護のことをもっと知ってからの方が御会のためにできることがもっと増えるのではという思惑と、三年も休学したことになるので復学後はきっと余裕がないと思われるのです 苦笑
でも、こちらのブログはこれからも拝読させて頂きたいので、こんな未熟者ですが、よろしくお願いします!!
長々と失礼しました。
マロンさんのおっしゃるように、精神科では想像以上の問題があるようです。私たちのように現場で働いていても、他の職場でほかの医療現場で、驚くような現実がある、そのようなことを昨今情報として耳にしました。
真実かどうかは別として、そのような情報があるということ自体、精神科というものはまだまだ不安定なものなのでしょう。
ある病院で、統合失調症の治療薬剤に対してのアルゴリズムを作っているというのを目にしました。
これ自体の内容の是非を問うというよりも、このように統一した見解を持とうとしている働きは評価すべきだと思います。双方の医師の領域を守ろうとしすぎて被害を受けているのは患者であるということ。そのような問題を理解できているのなら、医師同士堂々とディスカッションもできるでしょうし、これからの精神科医療の荒廃した文化を変えていくことも可能かと思います。ただ、医師をはじめたくさんの看護師が堂々と動かなくてはこの問題は解決できないと思います。
いつか、精神科疾患が、いいえ、精神科疾患にかかっている人々が、疾患や現状について普通に語れる日が来ますように。
そんなことをいわず、すぐにでも入ってください!研究会という名前が、かなり入会したい人を遠慮させているようなんですよ。話せば長くなりますが、活動可能時間などは全く関係ありません。むしろ、医療を変えたいという人がどれだけ集まるか、そして、そのような人同士がディスカッションできる機会がどれだけ持つことができるか。
我々NPOの価値はそこにあると思います。遠慮せず、入ってください。そして、私が地方や東京に行ったときは是非お会いしましょう。
どこまでが過鎮静なのか。
医療者が落ち着いていると感じる状態でなくても
内服によるだるさや、口喝など感じている場合も多いのでは?
初診時に、その患者にあった内服量や、薬種を提供出来ればそれに越したことはないが、それは正直難しいし、その模索も入院加療には含まれていると思います。
そう言った弊害が、説明されて成り得ているのであれば、現状では良質な方ではないかと感じますが。
長期スパンを経て内容の変わらない頓服薬とか見直す点はやまずみっすね。
>医療者が落ち着いていると感じる状態でなくても
内服によるだるさや、口喝など感じている場合も多い
↑これは、副作用の程度と、精神状態の程度との天秤ですから、過鎮静との比較の材料となるとやや難しいとは思います。しかし、副作用に関して、患者さんと相談するために、現状を聞きながら処方を考慮するという意味ではそういう観察点は重要なんでしょうね。
>初診時に、その患者にあった内服量や、薬種を提供出来ればそれに越したことはないが、それは正直難しいし、その模索も入院加療には含まれていると
↑いわれるように、適切な薬物の種類と量を当初からあてがうのは、なかなか難しいとおもいます。しかし、昔から入院しているいわゆる「長期入院」の患者さんなどをみると、非定形のメジャーが出る前からの処方もの人もいますし、非定型の出たての時に入院し、選択肢が少ないまま、入院加療していても「今おちついているから」と根拠のない処方のまま放置されている人はたくさんいるはずです。また、現状でも根拠のない混合処方・大量処方をされたままになっていたりと、着手する問題は山積しています。
現場でも、看護師がDr.に意見することが「越権行為」だと得意げにいう人もいますが、この件に関しては、論じなくてもわかっていただけると思いますので省略しますね。