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私の経験では特に精神科で
「それは、Dr.の領域だ」
との言葉をよく聞く。
どういうことかというと、
例えば
・薬に関して
・OT(作業療法)など
・タバコ管理やおやつなどの私物、金銭管理など
・隔離や拘束に関して
要は、医師の指示が必要であったり、医師の判断が必要であることが多い項目において、看護師が意見する事が“越権行為”であるという。
なるほど。
医師に意見してはいけない。知識も技術もDr.が全て優れている。患者のことを分かっているのはDr.だ。
そこまでいうと言いすぎなのかもしれないが、未だDr.に
※上申(じょうしん)
という言葉を使っているようでは、Dr.が優れていてその下に看護師が位置するという 医師>看護師 関係の文化は変わらないだろう。
言葉の問題ではないが、言葉の問題でもある。
看護師が医師に気を遣い、医師は看護師に偉そうに言えるそういう関係は、チーム医療としてどうなのだろうか。
眼の前には患者がいることを忘れてはいないだろうか。精神科においては、治療ひとつで人生が変わってしまうことなど頻繁にある。いや、それは他科でも同様のはずだが・・・。そう考えると、医師・看護師関係がどのようにあるべきかという答えは自ずと出るはず。
※隔離や拘束に関しても、日常生活の諸々の管理に関しても、薬剤に関しても堂々と意見をできる。
そんな、チーム医療をしたいものである。
誰も喧嘩腰に意見をすることが素晴らしいと言っているのではない。治療に関して、意見を交わしあうことの何がいけないのか。いや、むしろ必要だろう。“我々看護師こそ日常の患者の状態を理解”、これが言い過ぎというならば、百歩譲って“日常の患者の状態を見ているのは我々看護師なのだ”と言えば伝わるだろうか。
誤解してはいけないのは、これらのことを理解してくれている医師もいるということ。だが、反面、そんなことなど考えようとしない医師がいることも事実でもある。
医師が看護師を罵倒・𠮟責する場面もよく見かける。状況にもよるだろうが、これを肯定するなら、看護師が医師の失敗に対しても同じような対応をしてもよいのだろう。
仮に、医師が何かのミスをしたことに対して、看護師が罵倒・叱責をしてはいけないというのであれば、医師・看護し関係というのは、上司・部下関係ということなのだろうか。いや、上司部下関係であっても望まれる形ではないのかもしれない。だとすれば、それ以外の低俗な何かでしかないのではないだろうか。
チーム医療の重要性は、誰もが否定するものではないだろう。しかし、現場で照らし合わせて考えたことがある看護師はどれくらいいるのだろうか。感情に埋没してはいまいか。今一度、自らを研鑽する機会をつくってはどうだろうか。
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…が、それを実践するのは看護師です。
薬物調整や、隔離、拘束の実施や、その開始時から施行中の状態観察まで。
その次のステップへの判断材料を医師へ提供するのは看護の仕事です。
判断材料の中には勿論各看護師の意見も当然入ります。
診療の補助とは何か、考えていない看護師も多いのではないでしょうか。
ただしそう言った看護師への教育体制も見直していく必要があると思いますね。
そうですね。
拙著にも書いてますが、判断はあくまで医師ですね、
しかし、意見をするかしないか。
医師の指示だからと情報提供をしない、できない。これがなにより問題ではないでしょうか。
その判断材料というものを、Dr.に“なんとなく”雰囲気で伝えたり遠慮気味で伝えたりすることが、情報提供といえるのか。
それは、看護師教育もそうですが、医師の教育も考え直さなければ言いたくても言えないという状況は変えられませんしね。
私は遠慮なく言いますが(笑
意見ができるぐらいの賢いナースになりたいものです。
そうおもいます^^
知識なしに、無作為に意見をする看護は逆に、患者に悪い影響を与えかねませんよね。知識を持ちそして、Dr.とうまくコミュニケーションを持つ。このバランスが取れて初めて“意見できる看護師”になれるのかもしれません。