医師が優れているという幻想
むしろ大学病院や公立系の病院では、こういった印象はまったく逆ではないかと推測する。そこには研修医なども数多く在籍し、看護師もインセンティブの高い者がおおい。そういう環境では、医師へ意見する看護師も多いというのが、自然な光景ではないだろうか。
ところが、精神科病院となると、状況は一変し、医師は偉い立場にあるという傾向が目立つ。実際のところ、経営権を握るのは理事長(医師)であるから、そのトップの思想の元、そういう環境が作られるのは自然な流れかもしれない。
そうとう昔に、こういうことを考えた事がある。
・IQが高い者が医師となっているのだから、偉いのは当然だ
こういう考え方も一理あるが、これも完全な偏見であることは今更いうまでも無い。確かに、看護師のIQと医師のIQの平均値をとれば、医師のほうが高い事は否定しがたい事実であろうが、端的に
※知識的な偉さと、職場での偉さ(立場)はまったく別物である
と、今更にして言っておかなければならない現実があるのは悲しい事である。
昔から、看護師の位置は、医師よりも低いという感覚はある。保助看法で、「療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする」という文言が付けられているからであろうか。この文言で、大きな勘違いをしているものも少なくないと思われる。医師の指示のもとに診療の補助を行うという事は、紛れも無い事実であるが、
※医師の指示に対して意見をしてはいけないなどという事はどこにも記されていない。
この事だけは、勘違いしないでいただきたい。だからといって、研修医などに上からものを言ってよいというわけでもない。双方が医療チーム上では同じ位置にいる事を忘れてはならない。看護師は、時に“ミニドクター(プチ医者)化”することがある。知識があるからといって、上からものを言い、自分の診断が正しかったと武勇伝を語ってばかりの看護師も大きな勘違いをしているといいたい。そういう行動をとる前に、先に述べたように、その様な診断的予想も含めて意見する事が医療従事者として真っ当な行動であると思う。
IQの話でも述べたが、それぞれ医大と看護学校に入った時点で学ぶ事が違えば、難易度も違う。だが、それはあくまでも入学までのものであり、私の重視しているEQなどは考慮されていない。むしろ、EQは医大よりも看護学校のほうが刺激されやすいのかも知れず、またIQはEQによって大幅に変わることも知られている。
そう考えると、入学時の偏差値やIQなどで身分を定めてしまうなどという事は、医療チームを形成する上では、大きな足枷になるだろう。もちろん、全員の医師・看護師がそうであるというわけではないという事は、付け加えておかなければならない一言であるが、こういう上下の立場を今尚主張し続ける若い医師もいれば、それに反論できない看護師も多い事は事実であろう。
看護師が意見すると、医師が
「君が診断するわけでも無いのに」とか
「偉くなったなぁ」とか
そのような言葉を口にする医師を見たことがある。
それを言われた看護師は、その影響を受けて看護師同士で
「先生の指示だから」
などと言い、その身分差に拍車をかける。
※療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者
私達は、この言葉を深く受け止め、これから更なる医療チームの再形成に動き出す必要があるのではないだろうか。
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最近ますます面白くない記事になってきて重症ですが、一つずつクリック願いま~す。面倒くさいのはわかってます!!でもお願いします!!!
むしろ大学病院や公立系の病院では、こういった印象はまったく逆ではないかと推測する。そこには研修医なども数多く在籍し、看護師もインセンティブの高い者がおおい。そういう環境では、医師へ意見する看護師も多いというのが、自然な光景ではないだろうか。
ところが、精神科病院となると、状況は一変し、医師は偉い立場にあるという傾向が目立つ。実際のところ、経営権を握るのは理事長(医師)であるから、そのトップの思想の元、そういう環境が作られるのは自然な流れかもしれない。
そうとう昔に、こういうことを考えた事がある。
・IQが高い者が医師となっているのだから、偉いのは当然だ
こういう考え方も一理あるが、これも完全な偏見であることは今更いうまでも無い。確かに、看護師のIQと医師のIQの平均値をとれば、医師のほうが高い事は否定しがたい事実であろうが、端的に
※知識的な偉さと、職場での偉さ(立場)はまったく別物である
と、今更にして言っておかなければならない現実があるのは悲しい事である。
昔から、看護師の位置は、医師よりも低いという感覚はある。保助看法で、「療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする」という文言が付けられているからであろうか。この文言で、大きな勘違いをしているものも少なくないと思われる。医師の指示のもとに診療の補助を行うという事は、紛れも無い事実であるが、
※医師の指示に対して意見をしてはいけないなどという事はどこにも記されていない。
この事だけは、勘違いしないでいただきたい。だからといって、研修医などに上からものを言ってよいというわけでもない。双方が医療チーム上では同じ位置にいる事を忘れてはならない。看護師は、時に“ミニドクター(プチ医者)化”することがある。知識があるからといって、上からものを言い、自分の診断が正しかったと武勇伝を語ってばかりの看護師も大きな勘違いをしているといいたい。そういう行動をとる前に、先に述べたように、その様な診断的予想も含めて意見する事が医療従事者として真っ当な行動であると思う。
IQの話でも述べたが、それぞれ医大と看護学校に入った時点で学ぶ事が違えば、難易度も違う。だが、それはあくまでも入学までのものであり、私の重視しているEQなどは考慮されていない。むしろ、EQは医大よりも看護学校のほうが刺激されやすいのかも知れず、またIQはEQによって大幅に変わることも知られている。
そう考えると、入学時の偏差値やIQなどで身分を定めてしまうなどという事は、医療チームを形成する上では、大きな足枷になるだろう。もちろん、全員の医師・看護師がそうであるというわけではないという事は、付け加えておかなければならない一言であるが、こういう上下の立場を今尚主張し続ける若い医師もいれば、それに反論できない看護師も多い事は事実であろう。
看護師が意見すると、医師が
「君が診断するわけでも無いのに」とか
「偉くなったなぁ」とか
そのような言葉を口にする医師を見たことがある。
それを言われた看護師は、その影響を受けて看護師同士で
「先生の指示だから」
などと言い、その身分差に拍車をかける。
※療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者
私達は、この言葉を深く受け止め、これから更なる医療チームの再形成に動き出す必要があるのではないだろうか。
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最近ますます面白くない記事になってきて重症ですが、一つずつクリック願いま~す。面倒くさいのはわかってます!!でもお願いします!!!
医者も看護師も当事者も…端的に人間なんですよね。だから、医師が偉いとか経験豊富な看護が偉いとかないと思います。また、、人間の頭は記憶を入れれる量って決まっていると思います。何に対しての知識を多く入れるか…ただ、それだけですね。
昔、京大の首席で卒業した医師と仕事したことがありました。
診察の場で、泣いている患者さんをみて「どうしたんですか~。悲しいんですか~?」
…IQは高くても、現状の臨床現場ではこれです。「つらいですね。苦しい思いしたんですね。何が辛かったか教えていただけませんか?」って人間的なレスポンスがないんですよね。
我々、医療者として大切なのは、いかに…いい医療を提供するかであり、身分とか立場とかではなく…本当に大切にしていかなければならないことにこだわっていきたいものです。
それにしても、もっさんのブログ、よくつくられてるんだけど、開いた時点で読む気をなくすねん。ごめんやけど。
多分もっとカラフルに可愛い文字をつかってみるとか。。
絵もいれるとか。。。導入からもったいないぞ。
で、医師の裁量権ってやつがあるのかなあ。うちのドクターもよく言ってます。ということは、うちら助産師、スタッフは結構意見言ってます。だって先生のプライドより命が「大事」。どこみてものいうかよねえ。
古いスタッフはやはりいいたがらないし、目の前で間違ったことを医師がしてても先生の考えやからと指摘・確認などしない。その場に居合わす責任があると私は思う。
知ってるなら声に出さなきゃ、あの時。。と後で思っても後の祭りさ。
昔の医療は医師さまさまでしたからねえ。私の年代でさえ「医師に上申」なんてカルテによく書いたものよ。今は「医師に報告」とか「相談」と書くけど。今も医師がおらねば、大事な存在だけれどすべてではないよねえ。
正しい方向を考えたときには、色んな意見があって当たり前、それを吟味してはじめて妥当なラインが見えてくると思うんだよねえ。それなくして「医師の裁量」ってのはどうなんだろね。
先生に疑問や意見を言うことはあるけれど、そんな私も医師は賢いし、違うんだと思っている感覚は抜けないなあ。今年の夏はある先生とやりあったよ~。飲み屋でもとことん「なんでや」とからみ、症例発表の公の場でも疑問に思った症例をあげ、逃がさなかったよ。結構エネルギーは遣ったわ。先生のエビデンスも聞いておかないとホントに正しいやろうと思える妥当なラインはみえないからねえ。自分が間違ってることもあるかもしれないし、話をしたら新しいきづきがまた増えるかもしれないしね。
医師2~3年目ぐらいで、すべて分かりきったような態度の医師なんかみていると、もしかして、そういう医師を作ってしまうのは看護師なんじゃないかと思ったことがあります。
医師というだけで、自分より立場が上だと思って接してしまうことで、勘違いヤローにしてしまうのではないかと。
確かに…その病院は…そういう傾向にあったかな。
あと、最近、某薬会社の勉強会に行ったの。医師を対象としたやつ…。医師に紛れ込んで中に入った。
私は、よく、学会や勉強会に顔をだす人間なんだけどね。
勉強会参加費無料。(これは…よくあるよね。)席に着くと、コーヒーつき。(たまに、ある時あるかな~?)。勉強会のあと、無料の食事会があって…(学会なら懇親会は有料だよ。コメディカルではこんな勉強会は体験したことない)送迎のタクシーつき…(なんじゃそりゃ~)
気分が悪くなり…帰ってきた覚えがある…
医師の待遇…異常やね。勘違いもするわ~と思った。
そもそもが、この業界、上とか下とかにこだわる傾向があるように感じます。
上=優れている
下=優れていない
↑この概念があること自体、優れていない業界のように感じます。
自分が出来るところから、少しずつ何かを変えることや伝えていくことが出来たらいいなと思います。
>「この病院の看護は…責任逃れするために…全て医師へ医師へと押し付けていこうとする傾向がある。疲れるんやけどな…」
そりゃ~いかんですな~。
そういうとこもあるんですね。
僕が見たのは、自分のミスを看護師に押し付ける医師です。
そういう輩を誰かが正さなければいけないのですが、いかんせん自分に自身がなくて・・・。
基本的には同じ考えですね。しかし、人間の脳は記憶を入れる量は決まっているという概念よりも、人間の一人当たりに与えられている時間が同じという考えのほうがより近いように思います。つまり、一人につき一日24時間というものは、誰もが平等に与えられたものであり、それをいかに有効に使うかという部分で差が大きく出るのだと考えています。もちろんそこには、先天的な能力の差もあるでしょうが、その差を縮めるのも時間の使い方しだいだと思っています。また、限られた時間の中で何を学ぶかという事も同様なのですが、例えばパチンコですが、パチンコするということも無駄だとは思っておりません。ですが、パチンコのみではえられるには限界がある。社会で生かせる知識を得るにはその環境では影響がある。ま、その様な考えですかね。その中で、今私達は医療に携わっているという事を考えていくわけですが、夜勤明けパチンコにいく看護師の多い事・・・・。自由といえば自由ですが、悲しい限りですねぇ。
ふむふむ。相変わらず西ちゃんずばっと来ますな^^
ブログのあり方は、色々考えがあってのこのスタンスなので、突っ込みは厳禁!多分、急に絵文字を使ったりしたら、私の目的は歪むし、古くから閲覧してくれている人やメールで相談してくれいる人も悪い意味で驚いたりもするので、その点ご理解を。
ようやく本題。看護師よりも医師のほうが偉いという感覚は、やはり疾患やその治療に関しては我々よりも専門的に学んでいるのでくわしのは当然。逆に、我々看護師の介助的な知識は医師もあまり知らないわけで、特に治療場面で医師の知識の活躍が目立つから余計に「偉い」という感覚があるんじゃないのかな。
しかし、医師に噛み付いて意見をし、症例発表にまでもっていくあたり、元看護学校のクラスメイトですわ。頭が上がりませんな。
一つだけ気になることが。
ブログ、よくつくられているって言う度いう意味かな?特に画面とかいじってないけど・・・・(汗)
要は、お互いの人間関係の上に、職種というものが絡んで複雑になっているだけなんですけどね。それが、変な優越感や劣等感、さらには対立感情まで引き起こさせ、自分達は医療人だということをわすれて、なにか違う縄張り争いのようなことにまで発展しているような気がします。
医師にしても看護師にしても、もう少し相手の感情(医療チームの)などを大事にする教育というものをしなくてはならないような気もしますね。これが看護の重要な部分であるという概念の元に。
よく考えれば、医師は看護したにして「上か下か」なんていう話題は、私の本でも触れたんですが、今回の記事は着眼点を変えて述べたっていう感じにしました。
ここにコメントをくれてる“西ちゃん”(看護学校時代のクラスメイト)も言ってますが、「上申」っていう言葉。今でもチョコチョコ使っている看護師いるんじゃないですか?自衛隊じゃないんですから、具申とか上申はもう時代遅れでしょ。って感じですよね。