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精神科における急性期患者の興奮状態には、セレネースやリスパダール12mg(無茶苦茶)やロドピン等々で、まずガツンと鎮静をかけるようにすれば治療効果がある。
わけがない。
いまだに効果的であると考えている医師や看護師がいるかもしれないが、一方ではそのような考え方を聞いて驚く人もいる。
要するに、旧来の治療の考え方と新しい考え方が併存しているのが今の精神科医療の現状を象徴しているともいえるのだが。
以下に、ガツンと鎮静をかけてることへの疑問をあげてみた。
1、急性期の患者に強めの薬を投与しようとする意図が不明。
2、まずはガツンと鎮静をかけておいて、そのあとの減薬していくことで治療成績が上がるというデータもエビデンスもない。
3、服薬等のアドヒアランスが著しく不良となる可能性が高い。
4、本来対等であるべき患者:医療従事者関係が、主従関係に陥りやすくなる。
5、精神科医療に対する不信を抱き、トラウマも抱くようになる。
6、人道的に問題がある。
こう考えてみると、治療的意義はほぼゼロに近いと断言して間違いない。
では、逆にガツンと鎮静を効かせるメリットは
1、興奮がなくなり、仕事がしやすくなる。
2、興奮がなくなると自傷他害の恐れがなくなる。
・・・この程度しかおもいつかない。
しかも、この1と2は、実は患者が過鎮静になることで得られるメリットともいえない。
過鎮静によって書類仕事は増え、観察しなければならないことも増えるし、薬物療法による科学的拘束という状況であるため、受傷事故や生体へ与えるリスクは断然高まる。そのためメリットどころか、デメリットとして捉えるしかない。
万が一ガツンと鎮静をかけることで治療成績があがるようなことがあったとしても、まずは倫理的・人道的にどうかということを言語化して議論されなければならないし、そもそもエビデンスがないのであるから、どちらにしろたちが悪い。
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はっきり言って科学的拘束はよくないと思います。いくら興奮しようが、その人の安全を守りつつ、いかに社会に適応できるようにコントロールするべきか学ばせる方がいいと思います。科学的拘束は社会適応を遅らせる以外のなにものでもないと、私は思います。専門家ではないのにさしでたこと言ってすみませんでした。
だいたい今日は、果たしなくネットサーフィンしているという、体調がよくない状態です。
でも、どうしても発言したくて書き込みします。
難しいことはわかりません。
でも、患者から見て、その時は「納得いかない」「辛い」ようなこと、たとえば閉鎖環境におかれるとか、同意なしに処置をされるとか、身体を拘束されるとか。
そういうことがあった後、患者が状態がよくなって、ドクターなり看護師さんなりと話ができるようになった時、その辛い体験が、患者にどんな体験として残っているかを振り返って、できるだけ、ただ「ひどい目に遭った」というだけに終わらないようにしていただきたいなあと思います。
私は、精神科の入院は、1度だけ、20日間しか経験がありませんが、あれからもう5年か6年たった今でも、消化しきれていない出来事があります。
振り返りがなかったから、自分の病状のせいでそうなったのか、病院の方の取り組み次第ではもう少し悪くない状況になりえたのか、もう永遠にはっきりする日は来ないでしょう。
服用する薬くれませんでしたけど。
僕だけには…。
入浴中も勝手に入ってきて…
閉鎖病棟って、患者をいびるところですか?
はっきり言って『人権侵害』な場所
あんなところ二度と入院したくないです!
コメントありがとうございます。
そのように治療によってトラウマになってしまうことがあることを医療従事者は自覚している人が少ないような気がします。
だから、患者に対してわがままだとか、自己中心的だとか簡単に言えるのではないでしょうか。はっきり言ってそのような施設に入院してしまったとしたら拷問ですよ。
もちろん、良心的な医療従事者や施設も多くあるのでしょうが。
ご無沙汰しています。
お電話でもお伺いしたことがあると思いますが、pitaさんの体験は本当に苦しかったのだと思います。
私がアドバイスさせていただいたことに対して、なかなか実行できないというもどかしさもあるでしょうが、私自身は少しは理解しているつもりですので、ぼちぼちやっていきましょうよ。
色々な人のアドバイスなどを真剣に聞いて受け入れようとするその姿勢は良くなっていく経過の上でとても重要なことでありますし、以前お話したことに加えて、環境さえ整えば今よりももっともっと生きていきやすくなると思います。
たまには、メールでも送ってきてくださいね^^
我々精神科で働く医療従事者は、慣れ合いをいわけにして患者さんの尊厳を無意識に傷付けている場合があると思います。
今回のBちゃんさんのようにコメントをくださることもそうですし、別の場面でも患者さんなどの気持ちを聞くことで、改めて気を引き締めていかなければならないと思っています。
同時に、誤解をされないようにしっかりと説明をして理解していただくということも忘れてはならないと思います。
いくら興奮しようが、その人の安全を守りつつできる施設ってどこにあるんですかいのう?
「医師だから、看護師だから」とその人の良心を喰い尽してきたんじゃないんですかいのう
患者側だけやなく医療者側にも手当てが必要な時期やないかのう
言いたいこと言うてすまんのう