特定非営利活動法人精神医療サポートセンター

発達障害、統合失調症、アルコール依存症、ベンゾジアゼピン系薬剤の依存等々、精神科医療についての困りごとに対応いたします。

いま、行動制限最小化研究会が熱い!!

2010年06月01日 | 看護論的経営論


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我々
「精神医療サポートセンター」の旧名称をご存じだろうか。

旧名称(泉州精神看護研究会)
当時、勢いだけで立ち上げたようなものだったが法人化してもう数年経つ。

時間の経過は本当に早いものだ。




おっと、そんな話ではなく今日は写真にある

「行動制限最小化研究会」の話を・・・




要は、名前が研究会つながりで似ているなと。そういう話でもない。


そんな話をしている場合ではない。





この研究会が実に興味深い。







精神科の各施設で行動制限最小化委員会というのがあると思うが、
「行動最小化委員会」
とよく名前を間違える人もいて。



あ、また話がそれてしまった。





話を元に戻そう。







ここから本題。

この、行動制限最小化研究会は精神科における(だけではないが)隔離・拘束の問題に着目し、行動制限とは何なのかという捉え方をはじめとして、人権・倫理にまで目を向けている研究会だ(と思う)。




少しいい加減な表現になってしまったが、こういう研究会は実に重要でもっとマスコミに眼を向けられてもいいと思う。



これから急速に老人が増えていくなか、行動制限という考え方は無視できなくなってくる。
おそらくこういう研究会が行動制限における将来的な倫理の崩壊を食い止めるものとなるであろう。


それは
※マンパワーが不足しているからと、行動制限を正当化するようなことが起こりうるということである。




いや、すでに目に留まらないだけで、すでにこういう現状は起こっているはずだ。








そうはいっても、行動制限すべてが悪いわけではなく、状況によっては必要なこともあろう。しかし、それをいかに実行せず患者を安全に看るかが“看護”であるわけだが・・・


今回の行動制限最小化研究会で、面白い講演がある。




この講演のチラシを見て批判するより参加して、議論することに意味があるとは言えないだろうか。


賛否両論あるとはいえ、非常に面白い。
現場の人間が、このような会場に足を運び議論することこそ意味があるのだから、
マンパワー云々いう前にその中で実践してきた人たちの意見を聞くことも大事だろう。



開催は名古屋

問い合わせてみてはどうだろうか。
ちなみに私も2日目には顔を出させていただくことにした。




問い合わせは
行動制限最小化研究会 事務局
★木下 孝一 ★川上 誠
TEL:052-902-8118 FAX:052-903-9311 まで












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支店名   法人第一支店
支店番号 106
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口座名義 トクヒ)センシュウセイシンカンゴケンキュウカイ
       特定非営利活動法人泉州精神看護研究会 
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4 コメント

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Unknown (マロン)
2010-06-02 00:28:58
>※マンパワーが不足しているからと、行動制限を正当化するようなことが起こりうるということである。

それが 現実だと思います。
ある病棟では 鉄格子のついた小さな窓、ある
所では 曇りガラスの窓・・医療関係者は 無機質の環境が必要・・とは よく言ったもんです。 隔離室に 入室といえども 患者一人
一人の病態に 違いはあるはず・・それが
一律に シーツのないベットとトイレがあるだけ・・来る日も 来る日もそんな環境の中で・・ある日 娘は 言葉がさかさ言葉に、
ある日は オウム返しに・・そして 家族に
とっては 物語でしたが スタッフは 妄想がと・・そんな様々な現象・・隔離室の環境では自然かなと思いました。それを すぐにでも 何とかしなければと・・薬?・・違います!!マンパワーだと思います。
ある高次機能関連の病院では 精神の病と似た症状があっても 微量のメンタル系の薬物療法もあるそうですが 自然に症状が消えるまで
スタッフは じっくり待つと・・聞きました。
精神科医療事情も 少しずつ 問題点が 声と
なって 上がってきてます。
聞き取り調査も よくせずに 多剤多量処・・これは 治療ではなく 犯罪に近し!
隔離室、患者によっては 多少の 緩和処置が
必要、いえ 大事です。
拘束・・興奮時・・一時な筈です。
今更ですが 精神科医療関係者、医師を始め
他・・専門分野にいらっしゃる方々が
わ・か・ら・な・さ・すぎ。
もし 医療関係者の身内の方が ある日
措置入院で 警察指定の病院へ 搬送され
翌日 病棟へ行きましたら 隔離室に・・コンクリートの壁に 鉄格子の小さな窓、
むき出しの便器、くたびれたべット・・そんな部屋に収容された患者・・状態は すでに
落ち着いています。

きっと 主治医に お尋ねになるでしょう・・
どうして 隔離室に?
何の病気でしょうか?
薬は? 等々。

納得がいく説明が 得られるか・・その後
主治医は ご家族の面会は ここまでと
ドアを閉められ 中から 「先生 お願いです。もう少しだけ 家族とお話をさせて下さい」の声も いつの間にか・・静かに・・。
いくら 医療関係者といえども、医療に
預けたのだから 全面的に お任せ・・とは
なるでしょうか・・?

書き込んでいるうちに 話が ずれたようで・・行動制限最小化・・患者の身になって
是非 話し合って頂きたいです。
治療とは?看護とは?・・原点に戻られると
きっと 何かが 見えてくるのでは。





返信する
Unknown (もっさん)
2010-06-04 20:53:31
>マロンさん


そのうち、マロンさんのような立場の方に一度お話してもらいたいと考えています。

私達看護師の立場からだけではなく、当事者とその家族からの話ほど伝わりやすいものはない。

しかも、独学で学ばれているのでその辺の看護師よりずっとわかっているので話がはやい。

きっと周囲への刺激になっていいと思います。
返信する
ありがとう (中尾美奈子)
2010-06-13 00:17:02
なんだか疲れがとれず落ち着かず…しんどいです!家族にも言えない…でもクリニックの先生には言えるかなぁ…気持ちを誰かに聞いて欲しかったです!訪問カウンセリングなんてないですよね?…!?
返信する
Unknown (もっさん)
2010-07-24 09:18:02
>中尾さん

相当お返事が遅くなりました・・

なにかあればまたいつでもお電話ください^^
返信する

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