我が家には花の咲いたことのない藤がある。子供が小学生の時に学校から拾ってきた種から育てたものだ。樹齢では20年近くになっている。初めは鉢植えで、10年ほど前に地植えにした。毎年2階の物干し場までツルが伸びてきて邪魔なので、数年前に一度、1メートルぐらいの高さのところで幹を寸胴切りしてしまった話は以前記事に書いた。
しかし、寸胴切り後も樹勢は衰えず、ツルは相変わらず物干し場の両側の支柱等に巻き付いて2階まで伸びてきている。今年は6月に暑かったせいか例年にも増して生育がよく、現在、物干し場の両側は以下のような状況になっている。
これでも放置したままなのではなく、外に飛び出したツルは手繰り寄せて巻いたり、洗濯物のピンチハンガーが2つぐらいは物干し竿に掛けられるように中心部に迫るツルで巻き切れない分は切ったりしている。夏の時期、ツルは勢いよく伸び続けるので、毎週対処し続けざるを得なくなっている。
そもそも2階に伸び始めている部分を元から切るとか、2階に達した分はバンバン切ってしまえば楽なのだが、花を咲かせるためには葉を茂らせ、切らない方がよいということなので、このような対処をしている。結局、未だ咲いたことがないので虚しさもあるのだけれど。
なお、この藤の親の藤の花の写真は、一才藤は毎年咲かないの? という記事の下の方にある。また、一才藤の方は、期待に反して今年は咲かなかった。昨年はツルが伸びるに任せ、葉を茂らせたままにしたのが、逆効果だったかな。今年は夏以降、腰水作戦を実行中である。