本日、年初来高値になっていたスター・マイカHDを100株売り、より割安と考えている日本エスコンを200株買った。それぞれの銘柄と売買状況についてまとめておく。
スター・マイカHD
賃貸中(/居住中)の中古区分所有マンションを買い取って賃貸を継続し、退去後に改装して売却するという独自のビジネスモデルを展開している東証一部の不動産会社だ。2019年6月からは持株会社に移行している。
なかなか面白い会社で割安だったし、当時は年2回の株主優待もあったので、2018年9月に急落してきたところを1,775円で100株買った。当時のPERは12倍台、ROEは16%台だった。配当利回りは1.8%だったが、健康用品の優待とQUOカードの優待があった(今は廃止)。
スター・マイカHDの週足チャート
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/f4/fd3c262e7ed493dccd59b9a77ae99718.jpg)
出所:株探(https://kabutan.jp/stock/chart?code=2975)
その後、1,500円割れで難平買いしたり、2020年4月に資金捻出で一部売ったり、また買い戻したりして、本日の売却前は簿価1,352円で300株保有となっていた。
最近は、8月26日に発表した上方修正、自己株式の取得、プライム市場選択を受けて値上がりを続け、本日も年初来高値を更新していた。割高になった訳ではなかったが(本日の売値で予想PER12.5倍、予想配当利回り1.7%)、100株だけ1,515円で売った。
簿価からは1.6万円ほどの利益だが、個別管理上は最初の難平買い分の資金回収で6千円ほどの利益となった。なお、2020年4月の時の売却損があるので、銘柄累計では約2.2万円の損失となっている。
日本エスコン
マンション分譲から商業施設や物流施設開発などへ業容拡大中の東証一部の総合不動産会社だ。2021年4月に中部電力に第三者割当増資を行って連結子会社になったので、安全性が高い。
業績は着実に向上していて、高配当(12月末の年1回で38円の予定)、1,000株以上・1年以上(6月末基準)でQUOカード1,000円分、2年以上で3,000円分の株主優待もある。
今年6月くらいからウォッチしていたが、権利確定後の値動きを見て、まず7月9日に750円で400株買った。ROEは13%台、750円だと配当利回りが5%を超え、予想PERは10倍台だ。
日本エスコンの週足チャート
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/ac/d70d975e461e6c808b21616f86c6608d.jpg)
出所:株探(https://kabutan.jp/stock/chart?code=8892)
8月6日発表のJPX400の銘柄入れ替えでは、日本エスコンが新規採用された。中小型株指数の方には2017年から入っている。 日経平均に採用/除外されることになると株価は大きく動くが、JPX400だと特に反応しなかった。実際に組み替えられた8月30日には出来高も増加し、割と上げたが、JPX400採用の影響がどの程度かははっきりしない。日本の株式市場全体が8月20日には底打ちしていた。
最初の買いの後しばらく様子を見ていたが、8月19日に再度750円で400株買い増した。株主優待に必要な株数以上にしておくため、その後も買い増しを狙ってもう少し下げないかなと見ていた。しかし、8月末以降上げて800円台にのせ、上値追いになってきた。それで買いそびれる可能性を考え、少し弱含んだ本日、804円で200株を買い増し、合計1,000株とした。
本日の買値でも予想配当利回り4.7%、予想PER10.5倍であり、本日売ったスター・マイカHDよりは割安だと考えている。最近、投資信託を売却したり、戸田建設を売却したりしているので、資金捻出が必要な状況でもなかったが、不動産株の保有割合が増え過ぎないようにするため組み替えの形にした。
【2021.9.22追記】
9月15日に上記の組み替えを行った翌日、スター・マイカHDは割と上げ、日本エスコンは下げていたので、再度スター・マイカHDを1,570円で100株売った。その日は買えなかったが、後日、日本エスコンは786円で200株買い増しできた。
今回のスター・マイカHDの売は1,100円で買っていた分なので、銘柄累損はなくなり、税金考慮後で累計で1.5万円ほどの利益になった。日本エスコンの方は株主優待に必要な1,000株を超えたので、値上がりした時に優待を気にせず一部売れるようになった。