円安への保険として外貨預金を持っていることや、その内のユーロについては昨年から今年にかけて円やドルに替えてきたことは以前書いた。最近はカナダドル高になっていることもあり、外貨定期預金にしていたカナダドルを普通預金に戻し、少しずつ円に替え始めた。
まず、カナダドル/円の月足チャートを以下に示す。最近は2017年以降の高値圏になっている。
出所:セントラル短資FX
昨年の11月初旬、外貨預金代わりに保有していたカナダドル/円のスワップポイントがマイナスになっていたことに気付いて決済した時は79円だった。割と安値圏だとは思ったが、スワップポイントで目減りしていくのか嫌だったので決済を優先した。カナダは石油や天然ガスなどが豊富なので、カナダドルは資源国通貨の一つだ。最近は原油価格や天然ガス価格が上昇しており、カナダドルも強くなっている。
タイミングよく、カナダドルの1年定期預金が10月初めに満期を迎えた。それで自動継続を停止し、カナダドルの普通預金にしておいた。少し様子を見ていたが、10月5日に88円台にのせたので1,000カナダドルを円に替えた。その後、約1円強上げる度に約1,000カナダドルずつ円に替えている。カナダドルの取引履歴は以下のようになっている。
直近の2回分が1,000カナダドルを少し超えているのは、普通預金分が端数になっていたのを解消していくためだ。外貨定期預金にする前は外貨MMFにしていたが、為替差益に対する税制が変わって特定口座にする必要が出て、面倒なので解約した。最初に外貨MMFにした時のレートは約91円だったので、今のレートでも若干為替差損が出ている計算になる。
多くの種類の通貨を保有して管理していくのも面倒なので外貨預金はドルだけに絞っていこうと考えている。ドル安カナダドル高だったら、カナダドルからドルに替えたところだが、今はドル高でもあるので素直に円に替えている。