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今年は四季咲きのミニバラに農薬を使ってみた

 一昨年の5月に数百円で買った四季咲きのミニバラの3色の寄せ植えは、刈り込みや植え替えをちゃんとやっていたら大きな株になってきて、今年もよく咲いてくれている。現状は以下のような感じになっている。




 5月早々に咲いた最初の花たちは、あまり長く咲かせておくと、次の蕾に栄養が回らないかと思って、切り取って水に差して置いてある。ただの水に差して、外に置いたままだが結構日持ちするので、長く楽しめている。




 今付いている蕾が咲き終わると、次は梅雨明けの7月頃に2回目の開花期になると思うが、昨年は一回り小さな花になっていた。追肥をあげなかったせいかもしれないが、5月に発生した何か幼虫の食害のひどく、葉がほとんどなくなってしまったせいかなと思っている。

 今年も既に幼虫が発生し、葉が喰われ始めている。幼虫は下の写真の左のような幼虫だ。写真では3~4mmぐらいで色が白っぽいが、大きくなるにつれて緑色になってくる。ネットで調べたところ、オオシロオビクロハバチの幼虫のようだ。右側は幼虫を探していたらたまたま見つけた緑色の蜘蛛。調べるとワカバグモらしい。幼虫を食べてくれているのかな? それにしても、そもそもどこからやってきたのだろう。



 農薬の類は使いたくない気はするが、今年はバラの葉の食害を防ぐため、農薬を使ってみることにした。今回使ったのは下の写真の2種類だ。



 まず、最初に幼虫が付き始めたのに気付いた後、スプレー式の『カダンA』というのを使った。このカダンAは、ずいぶん前にアブラムシ用に買ってほとんど使っていなかったものなので、現在売られている商品とは違うかもしれない。鉢を傾けて、葉の裏に薬が届くようにスプレーした。

 しばらくすると、大小の幼虫が3匹ほど落ちていたので、一応の効果はあったようだ。持続性はよく分からない。10日ほどたったら、次の幼虫が発生していた(それが上で使った写真の幼虫)。あんまり頻繁に使う気もしないので、様子を見ているところだ。ワカバグモもいたし。

 次に、予防のために土に撒いて植物に吸収させるタイプの『ベニカXガード粒剤』をこの週末に使ってみた。ネットでバラの病虫害について調べていると、すぐれた製品だという情報が色々あったので、近所のホームセンターで買ってきた。浸透移行性の殺虫成分が吸収されて効果があるのに加え、B.t.菌というのが植物の根を刺激して植物が本来持つ抵抗力を高める等の効果があるということだ。即効性のあるものではないので、まだ効果のほどは分からない。


 どうやらバラでは虫と病気は避けられないので、適切に農薬を使う必要があるらしい。確かに、公園等のバラでも定期的に農薬散布が行われている。 今回使っている農薬の効果がうまく出ればいいし、ダメでも昨年並みには楽しめるだろうと思っている。

 今年の正月にも我が家のバラは咲いていた。幾つか咲いていたが、ピンクの株の根元から秋口に伸びてきた太く元気な枝(シュートと言うらしい)の先に大きな花が咲いていた。この花はこのバラたちの中では今までで一番大きな花だったし、クリスマス前に咲いてから1か月くらいは咲いていた。







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