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ドル円等のトレンド分析(2021年8月28日)

 毎週土曜日に行っている個人的なトレンド確認用の分析の8月28日分。8月2日から8月27日の動きをまとめている。


分析結果と各ペア動きのまとめ

 まずは、毎週のトレンド分析のサマリ部分だけを以下に載せておく。見方の説明は2020年2月3日のブログ記事を参照のこと。




 全般的な動きとしては、ドル円は月初に一時109円割れとなったものの月足で見れば十字足に近く、結局この3か月、大きくは109円から111円台半ばの間でのもみ合いが続いている。ユーロドルは3月安値を更新して$1.166台を付けたが続かずに反発、一方上値も$1.18近辺で抑えられて値幅は小さい。ユーロ円は月足3連続陰線で一時128円割れとなったが、129円台を回復している。

 ドル円は、先月のFOMC後の流れを受けて8月4日に108.7円台を付けたが、その後は順調に戻し、8月6日の雇用統計も概ねよく110.3円台を付けた。
 ところが、8月13日に発表された消費者信頼感指数(速報値) が約10年ぶりの低水準となったことから急落し、8月16日には109.1円台まで下げた。
 しかし、今度は8月18日に発表された7月27日~28日のFOMC議事録で「ほとんどのメンバーが年内のテーパリング開始を支持していた」と記されていたことを受けて反発し、8月19日には110.2円台を回復した。
 その後はジャクソンホール会議でのFRB議長講演待ちで小動きとなった。結局、8月27日の講演ではテーパリング開始時期については年内が適切との見方を示しながらも、具体的な時期については明言を避けたため、少し下げて109.8円台で終えた。
 ドル円は、材料が出る度に値幅は大きくないものの反応して上下し、日足ベースの分析では先月末の売転換から、8月21日に買転換し、さらに8月28日には売転換した。

 ユーロドルは、ドルの動きにつられた動きが中心で、8月13日に一時$1.18を回復した。その後は反落して8月19日には3月安値を更新して$1.166台を付けたが、続かずに反発した。8月27日には一時$1.18を回復し、$1.179台で終えた。

 ユーロ円は8月19日、20日に127.9円台まで下げたが、その後は戻して8月26日に129.7円台を付け、129.5円台で終えた。


各国の動きとニュース

 ユーロ絡みではメモしたようなイベントはなかったし、為替関連のコラムでも特に印象に残ったものはなかったので、今回は米国絡みのニュース記事だけ。

 8月6日の雇用統計では、非農業部門雇用者数は予想を上回って94.3万人増、失業率は予想を下回って5.4%、平均時給は予想を上回って30.54ドルという内容であった。内容を報じるニュースは、例えば以下。



 米ミシガン大学が発表する消費者信頼感指数(速報値)で為替が大きく動いたことはあまりなかったように思うが、8月13日に発表された速報値が10年ぶりの低水準ということで反応が大きかった。



 FOMCの議事録が公表される度に、内容を確認してテーパリングの時期を探り、米債利回りが反応して、為替が動く。短期でトレードする人には重要なのだろうが、結局は、大きなトレンドの中の小動きになっていると思う。8月18日に発表された7月27日~28日開催のFOMCの議事録の内容を報じるニュースは、例えば以下。



 一応は注目されてきた8月27日のジャクソンホール会議でのFRB議長講演だが、事前の予想通り、特段の新しい情報はなかったようだ。






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