ここは、内房線(外房線ではありません)の安房鴨川と太海の間です。
安房鴨川の駅を発車した汽車は、スピードを上げて行きます。川を跨ぐ鉄橋を轟音を響かせて渡ると緩やかな左カーブがあり、そこを過ぎて太海駅との間のトンネへの登り坂の築堤を力強く登っているのが懐かしいD51です。
この列車はJRの春のSL南房総号で、25日からの本番に控え撮影場所の下見で選んだ所の一枚です。汽車はいつでもボーッと煙をはいて走っているのかと思ったら、勾配を登る時に石炭を燃してボーッと、がんばれ~って走るそうで、その地理的な事も撮影場所を決めるひとつとなる。因みに天気が悪く湿気などが多いと煙は白くなるとか。へ~ッっと妙に感心しながら、初めてのSLの追いかけを体験。
ここの手前の畑の土手の所にはざっと100人以上はいる。
菜の花の畑はこの日の為に加茂川市役所が植えてくれていたそうです。
しっかりと、鴨川市役所管理の札が立っています。
その菜の花畑の横では、地元の中学生の野球部員でしょうか、ランニングです。
何とも、のどかさに寒い中でも春の訪れを感じます。この日ばかりの大勢のカメラマンにもかかわらず、なんとランニングしている部員に一人が戻って行く時に、私に【こんにちわ!】と、声をかけてくれました。それだけなのに、寒い中、心が暖かくなりました。
右手の町中から、汽車のはく黒煙が見えてきて、だんだん煙の大きさが大きくなり、姿が見え始めました。2時間前から殆どの人は寒い中三脚を立てこの一瞬を待っていたのです。緊張が走ります。じ~っとファインダーを覗き、目の中に入ってくるのをドキドキして待ちます。パシャ、だれかがシャッターを切ります。すると、次から次へとシャッターの洪水を浴びます。通過するのは5分位でしょうか、この5分にかけているんです。すごい、すごい!!
今、目の前を走り抜けたD51は朝、館山から出発して、今、鴨川から帰るのです、一生懸命...小さい頃、我ら兄弟を連れこの汽車に乗って毎年田舎へ連れて行ってもらったっけ~黒煙の後ろに微かな思い出が流れている様に感じた。
たった一度の経験でしたが、弟よ、連れて行ってくれてありがとう!
お元気なお顔を拝見出来て~、嬉しかったですよ!
憧れのD51!、見事に写されましたね~!
D51の撮影ポイント、良く分かりました~♪、こういう所は、やはり専門家に教えて頂かないと、分かりませんよね。
ウ~ン!、私も、こんな場面に出会いたいものですけれど~、無理ですね~(汗)
又、いろいろと教えて下さいね。