ぼちぼち。

愛するわんこ達と過ごす笑ったり泣いたり怒ったりの日々を
私らしく『ぼちぼち。』と綴っていきたいと思っています。

命あるものとして。

2007-05-15 23:59:10 | きもち。
今日のニュースをネットで読んでいた中で
【17歳の長男が母親を殺害し、頭部を鞄に入れて持ち、警察署に自首】
とあった。

息が詰まりそうな胸の痛む事件だ。
しかもその日は母親の誕生日だったそうだ。

何故だろう。
命を奪う必要は本当に有るのだろうか?
他に道は、答えは無いのだろうか・・・?

人の首は簡単なようできっと切断するのは大変だと思う。
とても良く切れる刃物があっても、野菜を切るのとは全く訳は違うのだ。
ましてや自分を生み、育ててくれた母親の首であるというのに・・・。

今までは他人事だった事件がすぐ傍で起きるような身近なものになってしまった。
悲しい事に『ああ、又か・・・』という言葉をしょっちゅう口にするようになってしまった。

確かにその一線を越える人にも色んな事情や思いがあったかもしれない。
今まではそういう風に見えなかったから『突然、豹変した』と周りから言われても
その人の中ではゆっくりと、でも確実に日々積み重なっていった複雑な思いもあるのかもしれない。
前々から考えていた事ならば、言葉に出して伝えていないだけで本人には全く【突然】ではないのだ。

その深さや暗さは到底、他の人には理解出来ないものだろう。

ただ、行動に起こさないだけで。
みんな、紙一重で持っている気持ちなのかもしれない。

でも。
どうして何も生み出さない答えの方を選んでしまうんだろう。
楽になれるわけでも、幸せになれるわけでも無いのに。
ニンゲンは難しく、ややこしく物事を考え過ぎてしまうんだね。
そして、一番無意味なカタチを【答え】にしましまう。


わんこやにゃんこ、動物達や植物達のように
正直に自然にありのままで生きられなくなってしまったんだね。
便利なものが増えたのに、本当の気持ちを伝えるには
そして自分らしく生きるにはとっても不便な世界になったのかな?

悲しいなぁ。せつないなぁ。
そういう人達の理解をしてあげられない事も悲しく寂しい事だ。
みわんこ。だってこういう風に言ってても
これからの人生の中で、どういう気持ちの積み重ねがあるかもまだ分からない。
次のニュースに出てくる当事者なのかもしれないのだ。。。

かなり滅入ってしまった。。。
やりきれない思いのまま、次のニュースをクリックした時の事。


こんなニュースだった。
【涙の秘話、子犬が救った子猫の命―山東省青島市 】
中国での出来事。
ワンコの雪ちゃんが捨てられた子猫を育てるお話。
雪ちゃんはまだ1歳で子供も産んでいない子なのに、お乳を子猫たちに飲ませていたのだ。
子猫たちを守るため、助けるため、そして何より愛情をもってして出来たこと。

種は違っても血は繋がっていなくとも相手の命を知り、感じ、認め、向き合う。

同じ動物としてニンゲンはどうなんだろう。
尊い命を奪う事を覚えてしまった。
裏切り、傷付ける事を覚えてしまった。
そしてそれらの行為は簡単に出来るという事を知ってしまった。

ニンゲンは他の動物よりも本当に優れているのだろうか?
とてもそうとは思えない。

悲しいなぁ。苦しいなぁ。辛いなぁ。
どうして?が沢山溢れてくる。

今もどこかに居る色んな思い持つ人達。
その暗闇の中で
あなたの右手は何を掴んでいるの?左手は何に繋がっているの?
そして瞳には何が映っているのだろう?

みわんこ。は命あるものとして、一体、何が出来るのだろう・・・?