俺が劇団に所属してる理由のひとつはきっとこういうことなんじゃないかと思います√福島

基本的にものすごく怠け者なので、何かを長く続けるのには自分で自分を強く律する必要があります。ちょっと手を抜くと坂道を転がり落ちるように自堕落になっていっちゃうんで。

なもんで好きで始めた芝居なんですが、これも油断すると楽な方に楽な方に流されそうになります。勿論、無理をし過ぎるのはよくありませんが、それでも楽をして面白い物が作れるほど甘いもんとも思えませんし、天才たりえぬ自分としては、多少の無理もせずに作ったものでお金がとれるとも思いません。

なのになのに、それが分かっていても、身体的に、精神的に疲れてサボろうかと思ってしまう。そんな時に、周りに自分より頑張っている人がいてくれることは刺激になり、反省になり、発奮になり、それだけで『俺ももう少しやってみるかな』という気持ちになれます。

『頑張ればなんとかなる！』
なんてなことはまったく思いませんが、
『頑張らないとなんともならない！』
とは思ってるので天才以外が頑張らないのは、見ていてなんか悲しくなります。