人間賛歌・もっちゃん4649

口に出せない辛さは

音もなく小雨の降る朝です。
心が落ち着きます~

お天気がいいと、あれこれと気になり優先順を考えて片付けています。
5月に野菜苗を植えてから追い肥をまだ一度もやっていないのが気になっていますが、左腕の重たさが慎重にさせているのか、畑に行く踏ん切りがついていません。

五十肩の治療で病院に行ってきました。
注射は痛み止めに過ぎず、完治はやはり時間がかかるそうです。
昼間は塗り薬で痛みを抑えて過ごせますが、夜中の痛みに必ず目を覚ますのです。

金縛りに遭ったような腕の硬直感で寝返りをするのも一つ間違えるとギクッと痛みが走ります。

塗り薬を塗って5分くらいすると痛みが和らいできますから助かっていますが・・・
シャブの禁断症状みたいだと思いながら腕をさすっています。

注射の後は不思議なくらい痛みが消えて3日くらいは持続していましたから、今回も肩の関節にグリグリと音のする大きなのをしてもらってきました。
今は手も上まで上がっています。
痛みもありません。

2回目だから前よりも長続きするよ~という話でした。

整形外科の患者さんは高齢者の集まりで、中に若い人が見えると鞭打ち症のように首にギブスを巻いています。
何処が悪いといってもみんな辛いのですよねえ~
その中の一員になって初めて痛みの共有ができるんです。

ある日急に直るというその日を待つしかないのですが、健康体で過ごせてきた私は病気と闘う人の片時も心が晴れない辛さを思いやったことがありませんでした。

死ぬまで人工透析を続ける障害を持たされた次男が身近にいるのにねえ

愚痴を聞いたこともなく、淡々と運命を受け入れています。
優しい気遣いの出来る息子なので、誰にも弱音は語っていません。
一人重荷に耐えているのです。

息子の心中やいかに~
透析を始めてもう8年~

父親のお役に立ちたいという生き甲斐を持っている息子です。

肩の痛みは初めて次男の心の痛みに思いを至すことができました。
普段は思い出すこともなく母の介護に追われていますが、今朝は息子のことや息子家族のこと、それに連れ合いの病気と闘う長い人生のことなどに思いを馳せています。

痛いとか辛いとか言葉に出ている間は序の口なんですよね~

しんどいとか疲れたという言葉は連れ合いからは一度も聞いたことがありませんでしたから~

口に出せない辛さは大きく人を育てていきます。
それを信じて強くくじけず前向きに進んで、幸せを大きく掴んで~と祈っている朝です

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