「誰かきているよ~?」と怪訝そうにいうのです。
「四国のSさんよ~ お母さんと話がしたいから来てくれてるのよ~」と教えてあげると、
「そうねえ~ありがたいねえ♪」と喜んでいます。
4年前に叔母のことで見えた時と比べると、同じ質問を繰り返す時間がやはりかなり早くなったなあとSさんは語っていました。
「今、家族は何人~?」
「何歳になったのかなあ~?」
「子どもたちはどこにいるの~?」の繰り返しなんです。
優しい人だから気長に丁寧に笑顔で答えてくれています。
母の記憶の中のSさんには特別な親しみがあるようで、毎回「久しいねえ~」と言う挨拶からしみじみ始めています。
「花子さんは元気~?」と15年位前に亡くなっているのに、これも忘れてしまって訊ねていました~
戦争前の大阪時代に近くに住んでいたらしく、Sさんの名付け親は父だったそうです。
画数を調べて姓名判断をしてつけてもらったと今も喜んでいるSさんです。
殊の外父も目をかけてかわいがっていたと言う印象は私にも残っています。
両親が歓迎しているSさんなんだから、前向きに私も持て成してあげようと思い開きをしました~
そう度々来てはもらえませんからね~
今度は最期の別れの時でしょうし・・・
昼寝の時を見計らってご馳走の買出しに出かけ、手作りのご馳走で昨夜は歓待できました。
嫌々していたら余計に疲れが溜まるのですよね~
これくらい何よ~と気合を入れると意外と体が軽く動きます。
「火曜日・水曜日は母のショートステイなので、美容院や図書館やお出かけを計画しているのです~」と思い切って伝えました。
母がいないのに、男性を泊めるのは気持ち悪いし嫌ですからね~
いつまでいても限がないから、火曜日に発つとしようと決めてくれたようです。
今日一日、最後のお勤めだと思っておもてなしに励みますね~
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ただいま来客中です。
出口が見えてきたので、気分は楽になっています(^^)
では、またあした~
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