昨夜のフェリーは竹田に行くという人が隣の席で、それもご主人の姉が亡くなったということで・・・
竹田のどこかと尋ねたら、実家が大変昔からお世話になっている先生の奥さんだったのです。
その奥さんの短歌集“道の華”という出版記念の1冊をいただいたこともあり、ぶらぶら遊び回る気力も失せ、まっすぐに母の許に帰ってきました。
母に名前を言うと、きっちりと覚えていて「お気の毒に~~」と手を合わせていました。
車で帰ってきたことを思いのほか何度もなんども喜ぶのです~
お天気が良ければ母と竹田の岡城に出かけたいと思っています。
連れ合いが昔と変わらず過保護な人だとわかったこと~
そのことがとっても今幸せ感をいっぱい与えてくれています。
人生の大掃除が出来たし、ほんとうに良いチャンスだと捉えています。
おそらく、手渡してきたあの紙切れは引き出しの中にいつまでもあるのだろうという感じです。
彼の演技力に期待したいと思っています。
でも覚悟は出来ているから、事態を切り抜けられない時は出してもらって本望だと腹をくくってはいるのです。
連れ合いは電話で、「無事に運転できてえらかったな~~」と褒めてくれました。
今回は迷うことなく帰ってこれました!
「なんだか仕事をするのがあほらしくなってきたんや~~」と珍しくしおらしい声でした。
ゆくゆくは大分に行きたいと連れ合いも思っているようです。
私のいない奈良なんて連れ合いにはなんの楽しみもないのは分かりきっています。
それは自信を持って今いえること~
お互いの親をそれぞれが責任持って見てあげようね~ということを確認してきました。
毎月半々の移動はお前の体が持たなくなるから、その前に決断したんだとも彼は言ってくれました。
お互いに熱いハートを持っていても離れて暮らす時期が必要なんですねえ~~
だから、いつまでも新鮮で青春を取り戻せているのでしょうねえ~~
彼はカバンにたくさんの自分の大事にしている宝物を持たせてくれました。
時計や水晶玉やステンドグラスや瓢箪や額など・・・
身近においといてや~と。
南阪奈の高速道路が出来たので、南港までは信号なしで高速道一本だけでした。
アリストのような走りはできないランクスだけど、彼は運転が上手なので40分で着いてしまい、乗船の6時まで2時間ほど付き合って見送ってくれたのです。
「家に帰っても仕方がないから・・・」
「このまま車に乗って俺も行きたいな~~」とかなり堪えている様子でした。
タフになり心身ともに大きく成長していると思い込んでいたけど、なかなかどうして~
昔のままの彼でした。
「もう、や~めた!」なんて言わないでよ~と私。
永い別れの実感に耐えているのがよくわかります。
離婚が成立したら、他人になってしまうのですから・・・
母は車のナンバーを語呂合わせで覚えようとしていました。
とっても良い車だと喜んでいます♪
「1710はね、私の昭和17年10月生まれという番号なのよ♪」と教えてあげました。
安心しきった顔で、私を見上げていました。
良かった~、帰ってきてあげて!
こんなに喜んでいるんだもの~
奈良では家の道具の一つでしたが、ここでは母の娘であり宝ですからね~
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