独り言を『ささやいていく』適当に!

後で『思い出すため』に書いたメモのようなブログです。

映画「ザ・ウォッチャーズ」を観た【日記】

2024-11-09 21:48:45 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

2024年の映画で、ジャンルはスリラー。

 

『あらすじ』

女性ミナは、インコを動物園に届けに向かった。しかし途中で車が故障する。

彼女は森の中で迷い込むが、その森はウォッチャーの徘徊する森だった。

 

■以下、見終えて思ったこと。

 

・人間を襲う「ザ・ウォッチャーズ」が多数いる森に閉じ込めれた「4人の男女」を描いた話だけど、途中で「ん???」みたいな感じになる。

・主演「ダコタ・ファニング」は、さすがの存在感と説得力。

・M・ナイト・シャマラン監督の作品だと思ってたら、彼の「娘の初監督作品」

・どことなく「シャマナンぽい雰囲気」はあるので、シャマランのファンを意識して作ってる感あり。

・映像・撮影は良い。安っぽさも無いので普通に見れる出来。

・閉じ込められた森からの脱出後、話の方向性が変わり「違う話」見てるような気がして「俺は苦手なタイプ」な映画。

・途中から「後出しジャンケン」と「こんな設定が色々あるんですよ!」と見せられてる感じで、「俺は何を観ているのだろうか?」よく分からなくなる。

・「その色々な設定」を序盤から物語を構成した上で描いて欲しいのだが。

・終盤の展開って「普通の映画で中盤辺り」描くんじゃ?という感覚で、終盤に中盤辺りを見てる感。

・終盤に描いた「その話」って冒頭から描いてきた物語の結末として適切なのか?という大きな疑問。ネタバレだから書かないけど、それを描くなら序盤で主人公の背景をもっと描くべきなのでは?

・そもそも論だけど「シャマラニスト」と自称するファンがいるくらい「シャマラン」はネタなる人。そんな彼が作るから意味があるわけで、娘が作っても・・・・なのでは?

 

この映画を観て改めて思ったことだけど、途中で違う話を「無理やり導入したような」後出しジャンケン映画は「俺、苦手」

ちなみに俺は、シャマラニストではない。

 


映画『ベイビーわるきゅーれナイスデイズ』を観た【日記】

2024-11-08 21:41:12 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

2024年のアクション映画。

 

『あらすじ』

殺し屋協会所属のプロ殺し屋の女子コンビ「まひろ」「ちさと」は、標的を殺すため宮崎に滞在していた。

標的のいる県庁へ向かうが、標的の男を狙う野良殺し屋「冬月」に邪魔され、協会は2人に冬月殺しを命令する。

 

■以下、見終えて思ったこと。

 

・2021年の1作目、2023年の2作目に続く3作目の映画。

・3週間前くらいに見たので記憶は曖昧(という言い訳)。

・アクションシーンは良いけど「県庁のシーンがハイライト」になっているので以降は見劣りする。あれは最後に入れるシーンだった。

・過去2作品で感じた「音楽の演出に関する違和感」は、本作ではあまり感じなかった。これは良かった。

・テレビドラマ版「エブリデイ」と同じように物語・台詞・人物の描き方に問題あり。テレビドラマの製作もあり「製作にかける時間が不足」していた感じ。

・会話劇の演出は「ぎこちない」「テンポが悪い」「観てて辛い」

・2作目を観た時に感じた「舌の色が変わる話」と同じ「脚本の弱い話」が、この3作目で大量に溢れている。

・仲の悪い女性2人の衝突は面白そうだが、面白いわけでないのは「演出が上手くない」から。

・庵野監督の「シン・仮面ライダー」みたいに「俳優に投げてる」ような感じる時が多い。

・農協殺し屋での台詞「汲み取って!」「友達が欲しい!」は作品に対する不安の告白のように感じる。(実際にyoutubeやネット等で友達が汲み取ってくれてます)

・映画の冒頭での「宮崎県のプロモーションビデオ」だけでしかない退屈な時間は意外に長くて、冒頭で俺の目は死んでいた。それは失望を意味する。「冒頭は大事」基本だよ。

・心の声を台詞で説明する「テレビ映画の伝統的な悪癖」も全開で見せられて、ふだん「テレビのような演出」を批判している映画批評家も絶句する感じ。

・池松壮亮に関しては「好印象」だがそれは「彼が演じるキャラクター」ではなく「彼自身に俳優として魅力がある」から。彼の尽力で「まるで魅力的なキャラクターのような」雰囲気は出ている。しかしそれは雰囲気でしかない。これは脚本の問題。

 

1作目と2作目は、映画としては優れていないけど「嫌いじゃない、ゆるーい感じが実は好き」

けど「この3作目」は、過去2作品の「良かったところ」「好きだったところ」が消滅したような感じだった。

 

アクションは駄目だったけど「キャラ・物語」は意外に好きなところがあった「シン・仮面ライダー」

アクションは良いけど「キャラ・物語」が駄目だった「ベイビーわるきゅーれナイスデイズ」

 

どちらが好きか?と言えば「シン・仮面ライダー」

 

短くまとめると、アクションシーンは良いが脚本の出来が悪い、俳優の演技に関する演出が駄目、冬月というキャラには魅力が無いが池松壮亮は魅力的だった。

 

 


映画『屋根裏のラジャー』を観た【日記】

2024-11-08 10:00:12 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

2023年のアニメ映画。

 

『あらすじ』

シングルマザー家庭の少女アマンダは、空想の友達「ラジャー」と遊ぶようになっていた。
空想の友達を食べる男バンティングが、2人を見つけたことでラジャーは狙われることになってしまう。

 

■以下、見終えて思ったこと。

 

・「イマジナリ」は子供が創造した「空想の友達」大人には見えない存在。

・「イマジナリ」の描き方には疑問が残る。

・アニメーションとしての「絵」と「演出」は良いと思う。

・タイトルの『屋根裏』は作品として生かされていない。

・子供に見て欲しいというスタンスの作りだが、子供のために作られた脚本・物語ではない。

・情報は多いが物語として整理されてない。

・世界観の設定・ルールが分かりづらい(大人でも混乱するかも)

・少年ラジャーの呼び名が途中で「ラッジ」に変わる意味は無い。

・家族関係は序盤で明確に描くべきだった(徐々に開示する演出の失敗)

 

スタジオポノックには『アニメ映画製作で頑張って欲しいと思う』けど、これは脚本に問題が大きすぎた感。

 


クワイエット・プレイス:DAY 1【映画の感想】

2024-11-06 17:45:04 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

2024年のスリラー映画で、駄目な映画ワーストレベル。

 

ある日、ニューヨークに怪物が現れて市民はパニックになる。
重病を抱えた女性カミラは、愛猫と共に怪物から逃げようとする。

 

映画「クイワイエットプレイス」1作目の過去を描いた前日談。

この作品は映画館に行こうかと少し迷った、しかし行かなかった。
それはクワイエットプレイスの1・2共に個人的に好みではない映画だったからだ。

先日、配信映画が安く見れるキャンペーンがあったので、200円程度なら安いかと見てみた。

結論としては、この映画「俺としては駄目で残念な作品」だった。

 

駄目な理由の1つ目。

主要キャラクターに魅力がなく、描き方が雑。

主人公は「重病らしい」「猫を飼っている」「黒人女性」それだけの特徴で物語が進むので、感情移入が出来ない。
彼女を魅力的に描くことをしていないので、脇役の話を見せられているような気がしてくる。
途中で女性と猫に加わる白人男性の描き方も特に印象的に感じることもなくネコ絡みで出会い「何か知らないけど行動を共にする」みたいな雑さ感じた。脚本が弱すぎる。


駄目な理由の2つ目。

セリフが話せないためドラマが作りづらい。

怪物が出てきた後は、音に反応して襲ってくる怪物に気づかれないように言葉(セリフ)も制限を受けてしまう。
当然だけど人間ドラマも作りづらくなってしまう。
クワイエットプレイスの「1と2」では、家族が主要キャラになっているので、会話(セリフ)が少ない状態でも「家族という絆と関係」を描くことが出来た。
しかし、この作品では家族ではなく他人たちの話なので会話(セリフ)制限ではドラマを作るのが難しくなってしまった。

 

駄目な理由の3つ目。

脚本のレベルが低い。

ともかく話が退屈、適当に書いて無いか?と疑うレベル。

怪物が現れて、ニューヨークはパニックだわ!

主人公の女性は、思い出の店の「ピザが食べたいの!」と考える。
だから危険な怪物がウヨウヨしてる中でピザ屋に向かう。
なぜなら「ピザを食べたい」から。
途中で出会った頼りない白人男が後ろを付いてきてウザイ。
白人男が俺もピザ食いたいとか言い出して一緒にピザを食いに店へ向かった。

何だ、この〇〇な脚本は?

「ピザが食べたいの!」という理由で怪物に襲われるリスクを負いながら外出する話で映画を撮影しようと考えるのは、どうなんだろう?
脚本の時点で没にならないだろうか?

 

駄目な理由の4つ目。

エミリー・ブラント不在。

前述の通り、俺はクワイエットプレイスの「1と2」は別に好みの映画ではない。
しかし主役のエミリーブラントの説得力と存在感は認めていた(夫役も悪くない)。
この作品では、エミリーブラントのような「説得力・存在感」のある俳優が存在しない。
エミリーブラントが恋しくなってしまった。

 

結び

再度繰り返すけど「脚本の出来が悪い」

今年の洋画では映画「キラーナマケモノ」以下の出来だ。

1回目に見たときに話が全く頭に入らずに、仕方がないので2回見直したくらいだ。

「ピザが食べたいのが理由って何だよ???」

こんな〇〇映画を他人に勧めるとか、金貰っても俺は出来ない。

これは駄目な映画ワーストレベルだった。洋画だけならダントツに〇〇!

 

駄目なシーンは、地下エレベーターの上から降りて来る怪物に興味をみせず横を向くネコ。

終盤に「ある店の中で起きる」男女のコミュニケーションシーン。

 

補足※

目的の「理由」は早く明かさないと駄目よ!

「後で明かす」ことで映画として魅力が出ることもあるけどさー。

 


身代わり忠臣蔵【映画の感想】

2024-10-28 22:28:16 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

2024年のコメディ映画、俺は完全に無理。

 

江戸時代、「キラ家の長男」の塩対応に激怒しちゃった「アコウハン」の偉い人。

「アコハンの偉い人」はブチ切れ、彼に襲われた「キラ家の長男」は大怪我で意識が戻らない。

「アコウハンの偉い人」は責任をとり腹切り、アコウハン終了することになり家臣は首、キラ家にヘイト!

キラ家の長男不在だとキラ家終了するので、キラ家の長男(兄)に瓜二つの弟が兄のふりをすることに。

一方、アコウハンは、キラ家に復讐するために暗殺計画を遂行しようとしていた。

 

俳優「ムロツヨシ」が、キラ家の兄と弟の2役を演じている。

俳優の柄本明だけは、「時代劇としての範囲で」「この時代に存在する人物に見える」演技をしており、加えて多少は作品の世界観に近づけた「コミカルな演技」を見せていた感(さすがベテラン!)。

そして、北村一輝も「上手く」逃げれてた感

逃げれなかった俳優たちは「お疲れ様でした!」みたいな感。

 

この作品を観てる最中に頭によぎったのは、志村けんの「バカ殿様」

志村けんの「バカ殿様」って時代劇コントとして「嘘ですよ!」という前提の上で楽しめるようになってる。

どうなんだろうな、この作品・・・・。

俺は完全に無理な映画だった。