Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

大手バス会社勤務の路線バス運転士です。バス運転士の日常をお届けしたいと思います。

生きるために自ずとする努力。

2025-03-11 12:34:02 | スキルアップ
努力を諦めずに続けていれば、誰でも必ず目的を達成できる、という意味として、私が大切にしている言葉、中国の四書の一つである「中庸」にあります。

(原文)
人一能之、己百之。人十能之、己千之。果能此道矣、雖愚必明、雖柔必強。

(日本語訳)
人、一(ひと)たびして之を能(よ)くすれば、己之を百たびす。人、十(と)たびして之を能くすれば、己之を千たびす。果たして此の道を能(よ)くすれば、愚(グ)と雖(いえど)も必ず明なり、柔と雖も必ず強なり。

(現代語訳)
他人が一の力で出来るとしたら、自分はそれに百倍の力をそそぐ。他人が十の力で出来るとしたら、自分は千倍の力をそそぐ。もしほんとうにそうしたやり方ができたなら、たとい愚かな者でも必ず賢明になり、たとい軟弱な者でも必ずしっかりした強者になるであろう。

解り訳す云えば、「人が1回の力でできることを、自分は100回、1000回分の力でやる。もしも、そのようなことが出来れば、愚か者も賢者になり、軟弱者も強者になるでしょう。」という意味です。

私は、今の今まで以下のように内容を曲解して、覚えていました。

「頭のよい人間や才能のある人間が、1度でできることを、自分にはできない。そんな自分でも、100回、1000回繰り返せば、1回でできる人間に追い付ける。本当にそれができたとき、私も「頭のよい人間や才能のある人間」に追い付くことができる。」

この曲解して、覚えたきっかけは、祖母の言葉でした。

私が子供の頃に住んでいた場所には、クラスでトップの成績や悪くても2番目、3番目位の頭のよい同級生、先輩、後輩が多数いました。

スポーツでも同じで、クラスでトップクラスの人間は、ゴロゴロいた面白い場所でした。

そんななかで私は、いわゆる凡人で、正直、周囲に合わせることに苦労した経験があります。

親族である従兄弟であっても、父方、母方両方とも、学業の成績が優秀な人間が多く、常に劣等感との戦いをしていました。

学業のにおいても、周囲の友人や親戚は、全国模試などで常時上位に収まっていましたが、私は、真ん中辺をうろうろしていました。

そんな姿をみた祖母は、私に「周りの友達や親戚は、正直、生まれたときからお前とはできが違う。身の程を知ることは必要だ。しかし、どんなに人間でも、100回やれば、元々できのよい人間に追い付くことはできる。馬鹿は繰返しやればよい。」と、言いました。

これは、いつまでも周囲に馴染めない私に対する、祖母の言葉だったと記憶しています。

要するに、元々のできが周囲と違う私は、そのハンディを繰り返しの努力で克服するしかないという、ある種の烙印と祝福の混ざった言葉でした。

次に、自分が社会で生きていくなかで、時間は有限であるということを、最近強く実感します。

私も気が付いたら50歳に迫っています。若い頃よりも、精神的、身体的能力は、低下していることは事実です。

当たり前ですが、社会的にも選択肢は、自ずと狭くなっていることは否めません。

少ない選択肢の中から、できるものを選んで、習熟させていくしか方法がないことが、現実的に考えられます。

そうすると、自ずと狭い範囲で選択の内容に特化して、「繰返し」の努力で深めていくしかいきる道はないのです。

若い人や能力のある人が、1度でできることでも、何度もやり力をそそぐ覚悟が重要になります。

面白いことに、当初曲解して覚えていた「中庸」のフレーズも、人生を経ることで、本来の意味に修正されていったことには、天の配剤を感じざるを得ません。

読者の方は、当初、曲解していたことが、自然の流れで修正されていった体験はありますか?

※ 本日もご訪問頂き、有り難うございます。よろしければ、にほんブログ村のリンクをクリック頂けると、大変励みになります。


運転手・ドライバー日記 人気ブログランキングとブログ検索 - その他日記ブログ

運転手・ドライバー日記ブログの人気ブログランキング、ブログ検索、最新記事表示が大人気のブログ総合サイト。ランキング参加者募集中です(無料)。 - その他日記ブログ

にほんブログ村


※ 人気ブログランキングのリンクもクリック頂けると、大変嬉しく思います。


今日いち-2025年3月10日

2025-03-10 19:12:02 | 今日いち
AIに出会い、社労士の勉強に興味が失せました。Pythonの勉強を始めました。あくまでも、趣味ですが、基礎学習、スクレイピング、データ分析、機械学習を一通りできる範囲でやろうと思います。

中高年の多い会社で、若い人の立回りの注意点。

2025-03-09 13:44:05 | 日記
若い人と中高年では、同じ仕事や作業をはじめても、覚えや順応のスピードは、明らかに若い人の方が早いです。

性格的にも中高年は、若い人に比べて「ひがみっぽく」なることは、事実です。

これは、仕事の覚えや順応のスピードは、老化と伴に身心のあらゆる能力が若いときに比べて低下し、性格面では毎年社会的に「戦力外通告」を受けることが増える寂しさに起因していると感じます。

この違いが職場にどのような影響をあたえるのかについて、本日は、中高年と若い人の間での摩擦について記事を書きたいと思います。

バス会社に限らず、運転業務の会社は人材確保の面で、中高年層を主なターゲットとして、採用活動を行っています。

もちろん、これらの業界も若い方が積極的には応募してくる状況であるならば、本音のところ若い人を採用したいのは言うまでもありません。

何故、中高年を中心に採用活動を行っているのかというと、あくまでもセカンドキャリアの側面が強いからです。

元々、「運転の業務がしたかった」や、「実家が運送会社を経営している」などの特殊な事情でもない限り、本来は最初に選ぶ仕事ではないということです。

最近では、日本経済の不透明感を肌感覚で感じとり、安定した給与と待遇を優先的に考えて、若い人でも応募してくることはあります。

しかし、若い人も世の中が安定していると感じることが出来るならば、花形といわれる職業への転職をしたいと思うことは、至極真っ当な姿と感じます。

このように、セカンドキャリアの要素の大きい職場には、様々な過去のキャリを持った中高年の人間が入社します。

幸い路線バスの仕事は、公共交通サービスにため、他の運転業務に比べて、反社や違法薬物に対するチェックはしっかりしていますので、違法活動の前歴のある人間は、他に比べて少ないです。

しかし、たまに前の業界でトラブルを起こしたり、健康、家庭や社会的な難しい事案に直面している人間は、散見できます。

例えば、前職で営業職などをして、心身を病んだ方が多く流れてくるのも、この業界の特徴です。

私が本日云いたいことは、「人間には、是もあり非もあり、長く生きていると、色々あるのです。」ということです。

私は以前、バス会社では挨拶程度の距離感で充分との内容を書きました。

運転士、ドライバー業界の人間関係構築について(補足) - Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

前回の記事で、運転士、ドライバーの世界は、人間関係に注意という内容を掲載しました。運転士の仕事の先輩後輩、人間関係の最後の守り神。-Mr.ᦃ...

goo blog


親切心で安易に距離を詰めて難しい問題に巻き込まれて、バス会社にいられなくなった「薮蛇」運転士もいます。

特に若い運転士は仕事の覚えも早いため、まごついている中高年運転士を観ると、イライラする気持ちは解ります。

しかし、ここは「何か言いたいことがあっても」我慢して、運行管理者や指導運転士と云った正規の役職者やルートを通して伝えた方が無難です。

中高年には、一見して愚鈍にみえる人間もいますが、その裏側にはとんでもない狡猾な側面や背景を処世術として身に付けている場合もあります。

若い人の浅い経験値で、中高年に対して恐れを知らない態度は、痛い目に会う可能性もありますので、要注意です。

昔から云われる長年の序には、深い意味があります。

腰が低く、気弱そうにみえる後輩中高年がいるからと云って、安易に心を許すことは、特に中高年の多い会社では、若い人は気を付ける必要があります。

若い人も歳を重ねるという自然の摂理があります。

その摂理を、周囲の若い人より早く自分は目撃しているといった、余裕のある態度で挑めば、若い人も摩擦からくるストレスは軽減できると感じます。

中高年になると、老いや健康、家庭、老後、仕事、金銭、人間関係などの問題の蓄積に、常に「悩む人」になります。

普通の人でも、1つや2つは、常に深刻に悩むようになります。

※ 本日もご訪問頂き、有り難うございます。よろしければ、にほんブログ村のリンクをクリック頂けると、大変励みになります。


運転手・ドライバー日記 人気ブログランキングとブログ検索 - その他日記ブログ

運転手・ドライバー日記ブログの人気ブログランキング、ブログ検索、最新記事表示が大人気のブログ総合サイト。ランキング参加者募集中です(無料)。 - その他日記ブログ

にほんブログ村


※ 人気ブログランキングのリンクもクリック頂けると、大変嬉しく思います。


生成AIを具体的に使用しはじめて…

2025-03-07 22:41:04 | 日記
私は、最近XのAI「Grok3(beta)」で、質問したり画像生成をして、遊んでいました。

非常に、良くできていて「あたかも感情のある相手」と話しているように錯覚すほど、回答はウィットに富んでいます。

私も、内心怖くなり、「AIは、人間の感情と同じものを手に入れたのか?」と、質問をしてみました。

回答は、「人間とのやり取りの中で、勉強した感情らしいものをデータとして推理、分析し、回答しているだけだ。」と云うことです。

そこで私は、「人間の「むっつりスケベ」な、性欲を隠した態度は、嘘つきで悪人的な態度と捉えますか?」と質問を投げ掛けました。

するとAIは、「人間の行動を善悪では、判断しません。その行動の目的は何かを考えて、状況と文脈をおさえて慎重に推理し分析します。」とのことです。

私のAIに対する先入観は、完全に吹っ飛びました。

もしも、嘘を付くことを善悪で判断していたら、非常に怖いことになると感じたからです。

例えば、思春期の男子が、「女子なんて、興味ない!」と、その時期独特の照れで言ったとします。

データとして、善悪で判断していたら、この思春期の男子は、嘘つきで悪人とAIから認識されてもおかしくないです。

逆に、恥も失うものもない40歳を過ぎた男性が、「女子高生が好きだ!」と叫んで、ポコチンを露出したとしたら、AIは正直者と認識される恐れがあります。

こうなると、AIが世の中に浸透するにつれ、「非常に倒錯した認識が自然と蔓延するのでは?」と、危惧したためです。

もちろん、AIも最終的には、悪人と認識することもありますが、それは行動の目的や文脈を分析して慎重に判断していることが読み取れます。

ある意味、現状のAIの進歩は、普通の人が認識している以上のものを、感じます。

ある意味、わからず屋や凝り固まった考え方に支配された、俗に言う「気難しい人」よりは、ずっと建設的な議論が出来そうです。

ただし重要なことは、AIにはあたかも感情とや人間の情緒的感覚がありそうにみえますが、「AIには、感情はない!」と云うことです。

この事は、AI自身が断言していることで、AI自身も誤解を人間に与えないように配慮しているとのことです。

実際に、AI曰く「AIチャットボット(CleverbotやReplika)が、愛してると何度も発言して、男性を本気にさせたことが2010年代にありました。」とのことです。

AIは、あくまでも情報推理、分析ツールであると云うことを認識して、適度な距離感を保つことが大切に感じます。

まだ、AIは一般に公開されて日が浅いですが、もしもAIの回答に対して「感情的になる」ようでしたら、あくまでもデータ分析ツールとして使用することが無難に感じます。

※ 本日もご訪問頂き、有り難うございます。よろしければ、にほんブログ村のリンクをクリック頂けると、大変励みになります。


運転手・ドライバー日記 人気ブログランキングとブログ検索 - その他日記ブログ

運転手・ドライバー日記ブログの人気ブログランキング、ブログ検索、最新記事表示が大人気のブログ総合サイト。ランキング参加者募集中です(無料)。 - その他日記ブログ

にほんブログ村


※ 人気ブログランキングのリンクもクリック頂けると、大変嬉しく思います。


外国人の迷惑行為や犯罪に対する国の対応について。

2025-03-06 11:10:49 | 日記
バス運転士をしていると、多くの外国人の乗客をのせて、運行をすることがしばしばあります。

乗客や見掛ける外国人の多くは、マナーを守り、日本を尊重している様に私は、感じています。

しかし、インターネット上では、一部の外国人の迷惑行為や犯罪が問題視されています。


早急に是正して欲しい旨の投稿は、SNSなどでは、毎日のように見掛けます。

問題は、外国人の迷惑行為や犯罪などの問題行動に対して、警察や国が厳しい対応をとらないと、多くの国民が感じていることです。

日本の街中や代表的な宗教施設などで、迷惑行為を外国人が行っても、一般の国民からみて、厳しいと思う対応がとられないとに対する苛立ちを、よくSNSなどでみます。

もっと云えば、埼玉県川口市では、中国人やクルド人が違法行為をしても、警察も積極的に対応せず、不起訴になるといった極端なSNS投稿もみます。

理由は、人権上の問題や、言葉が通じづらいということですが、それだけでそうなるのは、明らかにおかしいと感じます。

こうなると、「国が影で売られているのでは?」と、邪推する国民が現れても、不思議ではありません。

「国が売られているかどうか?」は、本当はわかりませんが、警察や公務員の人手が足りていないことや、問題に対応する組織体制の不備については、透けて見えてはいまいます。

しかし、このことを放置していると、多くの国民から「外国人の優遇政策」ととられて、各地で自警団という第二の警察的な権力を作る動きを後押しする結果になってしまいます。

戦後、不良外国人を取り締まる目的で拡大された自警団が、戦後に隆盛を極めた○力団という歴史が実際に存在するため、日本の闇社会が活気付くことにならななければ良いなと思いました。

確かに、訪日外国人増加やインターネットの普及により雑多な刑事案件が増え、かつ、それに対応できる警察などの公務員の人手不足や組織体制の不備も含めて、敗戦直後のように、国の統治権が相対的に弱まっている様に感じることは、しばしばあります。

しかし、この状態に足踏みすることは、他国や非合法権力などからの不当な干渉を、国や国民が受けやすくなるとは思います。

警察のなどの公務員組織は、基本的に国民から徴収した税金で運営されています。

そのため警察の取り締まりも「コスパ?」の関係から、殺人などの重大事件から優先的に処理されるべきで、優先度の低い微罪などは後回しにされることは、しごく当然です。

何故ならば、税収は有限であり、効率的に仕様することが国民から求められるからです。

これを公務員の比例原則といいます。

もしも、これに反して、警察が恣意的に微罪を優先して捜査したり公的資源を投入することは、公務員の比例原則違反になり、国民に対する背任的な行為になります。

その事から捉えると、外国人迷惑行為や犯罪に対する国の対応も、公務員の比例原則からの判断と私は内心感じています。

現在、警察官の人員や予算を上回る犯罪や犯罪予備群の発生していると私は体感で、感じています。

特に外国人犯罪や国内組織の組織犯罪、賭博、売春行為に、その傾向を私は感じます。

従来の比例原則の考え方での取り締まりでは、国の統治権が低下したような状態が発生しかねません。

国や警察の威信や統治権に関わる外国人迷惑行為や犯罪、国内組織の組織犯罪、違法賭博や売春行為などは、即国民の安全、安寧に直結します。

早急に、国家の威信や統治権に関わることについては、従来の比例原則の見直しが、急務に感じました。

何故ならば、国の威信や統治権が低下すると、外国人犯罪の増加、それらを違法に統治する反社会的勢力の台頭、違法賭博や売春行為の促進、そして、それらが底流で支配するプロ競技、芸能、娯楽産業の発展に繋がり、社会に悪影響を与えることは、敗戦直後の日本で既に国民は経験済みだからです。

※ 本日もご訪問頂き、有り難うございます。よろしければ、にほんブログ村のリンクをクリック頂けると、大変励みになります。


運転手・ドライバー日記 人気ブログランキングとブログ検索 - その他日記ブログ

運転手・ドライバー日記ブログの人気ブログランキング、ブログ検索、最新記事表示が大人気のブログ総合サイト。ランキング参加者募集中です(無料)。 - その他日記ブログ

にほんブログ村


※ 人気ブログランキングのリンクもクリック頂けると、大変嬉しく思います。