高齢者の方は、バスの席は基本的に全席優先席と思っていただいて結構です。
特にポンチョタイプの小型車は、全席優先席です。
バスの乗務員も、若い方が席に座っていて高齢者が座れない場合は、車内アナウンスその旨をお伝えするつもりです。
また、車椅子でご乗車いただくお客様には、乗車のサポートをさせていただきます。
バス業界は、なるべく国の定めたバリアフリーへの施策については、協力させていただく考えでいます。
さて、本日ベビーカーの若い方がご乗車いただきました。
ベビーカーについては、バリアフリーの考え方から外れ、バス会社も事故などのサポートリスクを鑑みると乗車のお手伝いはしません。
但し、法律や国の施策の範囲外だからといって、実質的にはベビーカーでバスに乗車することは、若い方に相当の負担かかることは見れば明らかと思います。
ベビーカーでご乗車いただく若い方の乗車を手伝うことは、事故などのサポートリスクを鑑みるとお願いはできませんし、やるべきではないと思います。
しかし、ベビーカーの乗車後はその負担に忖度し、乗車に対する心遣いはお願いしたいと思います。
あからさまに邪魔者扱いしたりして、ベビーカーの若い人が不快感を感じることは、公衆道徳としてお控えいただきたいと感じます。
私たちの頃の若者と違い、今の若い人は高齢者に対して日頃から気を遣っています。
今の感覚で云えば、私たちの頃は「若者総チンピラ」だったかもしれません。
しかし、今の若者は違います。時代錯誤な考え方は、改めてもらいたいです。
「日頃少子化を嘆いているくせに、いざ子供を生めば差別される。」と若い人から思われたら、益々少子化が進むだけですし、便利なはずのバスの利用を敬遠するようになってしまいます。