Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

大手バス会社勤務の路線バス運転士です。バス運転士の日常をお届けしたいと思います。

冷静さを失いそうになったら、一呼吸と指差確認。

2024-02-29 22:16:32 | 日記
本日2月29日は、4年に一度の閏年で、尚且つ月末です。

普段は混んでない道路が混んでたり、普段通行が少ない道路から車が出てきたりと、少し調子が狂う1日でした。

特に信号によく引っ掛かって、運行ダイヤに十分程度の遅れが出ました。

このような場合、基本的に運行ダイヤをもとに戻そうとする運転は、先急ぎ運転という事故原因になりますので、会社は認めていません。

そうはいっても、乗客の冷たい目線や次に引き継ぐ運転士への思いも相まって、気持ちは焦るばかりです。

こういうときに限って、普段より他の自動車の違法な駐停車や運転が凄く気になったりします。

「お巡りさん~、ちゃんと仕事してよ!」や「図々しい車だな~」、「早く、早く、早く…」なんて心のなかで連呼してしまいました。

目を三角にしてバス停から出るとき、フッと「こんなんじゃ、近いうちに事故るかも?」という思いが湧き、いつもよりゆっくり発進の指差確認を行いました。

そうして、無理やり「遅れるときは、仕方ない。」と割り切り、普段通りの運転で運行を行いました。

次の運転士に引き継ぐときも、「少しタイミングがずれるだけで、10分程度の遅れが出るから気にするな。」と、励ましの言葉をいただけました。

かっこよく仕事をしたいという思いが、事故を誘発するのかもしれません。

聞いた話ですが、年代別事故割合で一番多い年代が10代、20代の男性ドライバーだそうです。

どう考えても、かっこよく運転したい年頃です。

次に多いのが、年代に関わりなく高齢者と女性ドライバーです。

そして、一番少ない年代が40代、50代の男性ドライバーだといいます。

この割合は、昔から変化は無いと聞きました。

やはり、「かっこよくや美しく~したい。」という自意識が芽生えたときは要注意です。

そんな時は、指導教官の仰っていた「指差確認」が、効果的と深く認識しました。

何故、こんな恥ずかしいことを研修でくどいくらいやらされたのか、分かった気がします。

日本ブログの村のブログ閲覧アプリ「ブログみる」の紹介とブログ界隈

2024-02-28 21:06:05 | 日記
私のブログは、以前から日本ブログの村というランキングサイトに登録しています。

令和6年2月28日現在では、「その他日記」カテゴリー中の「運転手・ドライバー日記」に参加しています。

そしてこの度、お世話になっている日本ブログの村から「ブログみる」という、ブログ閲覧アプリが発表されましたので、ご紹介します。是非、ダウンロードしてお試しください。

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さて、自分のブログを周知し、アクセスを増やす手段として、ブログのランキングサイトに多くのブロガーが登録しています。

日本ブログの村は、そのランキングサイトとして筆頭に挙がるものとして、多くのブロガーから認知されています。

私もこのブログを始めて、直ぐにランキングサイトに登録しようと思い、真っ先に浮かんだものは日本ブログの村でした。

数あるランキングサイトの中で、一番使いやすく、カテゴリー分けが細かいことから、初期のモチベーションを保つのに最適と考えたからです。

恐らく、日本ブログの村に登録している初期のブログの読者の多くは、同じカテゴリーに登録しているブロガーだと勝手に推察してます。

これでも私もブロガーの仲間入りした者として、誰からも観てもらえないよりはましと思っています。

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現在、情報発信の手段として最も強力なものは、日本ではyoutubeという動画配信サイトと勝手に思っています。

次いで、SNSでは、X(twitter)、Instagram、tiktokが挙げられます。

これらにサイトは、ブログメインのサイトより利用も閲覧者も、格段に多いです。

もちろん、これらのサイトで活躍できることは、才能と能力が人より秀でていることでもあるし、大変素晴らしいことと感じます。

まさに、時代の最先端をいくパーソナル・オブ・タレントなのかもしれません。

しかし、これらのサイトを観すぎると、ある種の社会的催眠なのか、現実の生の状況と自分の認識にズレが発生することがしばしば感じられます。

これは、物事が過当競争というレッドオーシャンに至っている特徴の一つと感じます。

力の信奉者の如く、力や美などの自意識を刺激する煽りあいなど、最も顕著な例です。

そして、炎上商法など、かつてブログが過当競争だった際に行われていたことが、これらのサイトで再現されています。

まさに上記の花形サイトは、今この状態です。ここ数年youtubeを観ると、何か調子が変になるのは私だけでしょうか?

そんな中、ブログ界隈を観ると、ブルーオーシャンとはいいませんが、以前の全盛期とは変わり、比較的落ち着いていて、素直な意見を書いている方が多いように感じます。

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「これを言ったら負け組だ!」とか、「勝ち組は、かくあるべき!」みたいな、閲覧者の肩に力の入るようなものは少なくなってきており、むしろ自分や自分の周りを見つめるものが多いように感じます。

これはある意味、市場原理を優先する情報発信者が、youtubeなどの強力な発信媒体に流れていっているだけかもしれません。

私は世の中は、バランスと考えています。

ブログ界隈は、今は陰の存在かもしれませんが、「陰陽あってもいい。」という考え方も社会的な均衡を保つためには必要に感じます。

人間には、陰と陽の両方を経験してバランスを保つといいます。時間の止まった古時計は、必ず日に1回は正しい時間を表すそうです。

ブログ界隈をも、諦めずに続けていけば、日の目を来るときが来るかもしれません。

もしかしたら、上記の花形サイトの過当競争に疲れたローカル主義の方々が、閲覧をはじめブログ界隈に戻って来るかもしれません。

最近の状況をみると、そのときは近いかもしれません。

そのように考えると、日本ブログの村の「ブログみる」というブログ閲覧アプリは、少し先を読んでるのかもしれません。

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youtubeアプリのブログ版だと思い、気軽にお試しください。以前ほどではなくても、ブログ界隈が盛り上がればいいですね。


買ったよ。革靴タイプのスニーカー

2024-02-28 12:35:59 | 趣味
バス運転士は有償でお客様を乗せるために、各社制服を用意し、靴については所謂「ビジネスシューズ」を使用するような各社のドレスコードが存在すると思います。

私の会社も基本的に、黒の革靴を推奨しています。しかし、この革靴は値段もこそこしますし、長時間使用すると足が蒸れて異臭を発しやすいです。

そのため、通気性を良くするインソールなどを使用したり、使用しない際は乾燥剤などで匂いのもととなる雑菌の繁殖を抑える等の配慮が必要になります。

ビジネスシューズは、あまり安いものでは色々な意味で持ちが悪いです。いきなり、靴底が外れたりするおれもあります。

要するに、靴のメンテナンスが面倒くさく、余計な出費と手間が増えるとが云いたいのです。

そんななか、昨日Yahooニュースで以下のような記事を拝見し、値段も手頃なため早速購入してきました。

ドンキ、ほとんど「革靴」なスニーカーが大ヒット 軽くて疲れにくいビジネスシューズが誕生した背景

ドン・キホーテが2023年11月に発売した「スニーカー心地のラクすぎビジネスシューズ」(4389円)の販売が好調となっている。見た目はほぼ「革靴」なビジネスシューズはなぜ...

ITmedia ビジネスオンライン

そんなこんなで、早速ドキホーテで購入しました。購入直後の写真は以下になります。

(1) ドンキホーテの袋には入った状態

(2) 購入直後の状態

(3) 各方向より撮影した状態
(正面撮影)

(後方撮影)

(側方撮影:左面)

(側方撮影:右面)

(裏面撮影)


以上です。

値段は、4,389円とビジネスシューズとしてはお得です(税込かどうかは、レシートを直ぐに捨ててしまったので明言できませんが、財布の中身をみるに多分税込です。)

見た目は、チープな感じでなく1万円位のビジネスシューズとかわりなく、合成革ですが劣化しにくい工夫を感じます。

持ち上げた感じは、一般的なビジネスシューズの重さ400から500gに比べ、超軽量261gというだけあって非常に軽く柔らかいです。

靴底も厚くクッション性も高そうなので、長時間歩く営業マンの方には、おすすめかもしれません。

通気性については、一見良さそうに感じるのですが、何日か使用しないとなんとも云えません。

裏面ですが、ある程度使用が進んで溝がすり減った時に、天候などによる路面の状態如何では滑りやすくならないか心配です。

ただし、現在は景気や社会情勢、先行きに多くの方が不安を感じていると思われます。

このような状況下で、なかなか靴などを何足も用意したり、メンテナンスに手間とお金をかけるのは難しいと思います。

その中で、全ての用途に対応したリーズナブルな靴は、これからの時代に非常にありがたい存在に感じます。

私が注目しているのは、何故以前の時代にはこのような発想がなく、今の時代に出てきているのか?

もしくは、このような発想があっても注目されなかったのか?と、云うことです。

おそらく、90年代後半から00年代頃を経験した世代が、何らかの関わりを持っているのではと勝手に妄想しています。

「足らぬ足らぬは、工夫が足らぬ!」といいますが、時代の不足を埋めるものは、思いやりと工夫であると深く感じました。

自分の過去を修正するために動こう。

2024-02-27 14:23:39 | スキルアップ
バスの運転士のシフトは、基本的に4日勤務1日休みで、余った部分は月末近くに2日休みが付与されます。

そんなこんなで、私の場合本日から2日間は貴重な貴重な2連休になります。

以前から気になっていたことに取りかかろうと、午後から秋葉原にある本屋さんにいくことにしました。



数日前の記事で、過去を修正するために資格をとろうと書きましたが、この度それを具体的に行おうと思い資格の教材購入をしに行ってきました。

そうだ!過去を修正するために資格を取ろう。 - Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

令和2年は2月にバス会社に就職してから、大型二種免許以外で3つの資格を取得しました。きっかけは、当時勤めていたバス会社の統括運行管理者の方から...

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私はこの2、3年で、会社、運行管理者、運行管理経験者の方からの助言により、運行管理者(旅客)、第一種衛生管理者、国内旅行業務取扱管理者の資格取りました。

これにより、今とこれからに必要かつ最低限の資格取得に関する努力はできたと思います。

しかし、私には人生の汚点とも云える24歳から44歳までの社会的に漂流したブランク期間が、存在します。

このブランク期間をそのままにすることは、なんとも後味が悪く、同時にこの先の人生でこの汚点を引き吊り続けるようで不安さえ感じます。

やはり、自分の人生で後悔が無いように、可能な努力はすべきであると私は思います。

そんなこんなで、私の場合は運行管理者資格、第一種衛生管理者資格との親和性、運転士間でよく話題にあがる内容など総合的に現状を鑑みて、「社会保険労務士」の勉強をはじめたいと考えました。



購入した教材は、基本書と過去問5年分がセットになっているもので、通常これをこなすことで、合格に必要な最低限度の力が身に付くタイプのものです。

但し、分量が多いです。基本書部分だけでも約800ページ、過去問部分で約200ページです。

1日の勉強も、基本書部分を通読する作業として軽く10ページ分を3回読む作業を進めても、80日(3ヶ月弱)の期間が必要です。

問題演習を含めれば、6、7ヶ月は合格に必要な最低限度の知識を獲得するために必要という計算になります。

社労士試験は、11科目ありそれぞれで70点以上獲得が条件です。1科目でも基準点に満たないと足切りに引っ掛かり不合格となります。

確実な知識を身に付けるためにも、1科目ずつ基本書通読→科目の過去問演習→次の科目の基本書部分を通読→その科目の過去問演習→…と、繰り返していくしかありません。

そして、その後全体の過去問を何度も何度も阿保みたいに繰り返す作業で、トータル合格まで2、3年から5年の膨大かつ継続的な勉強が必要になると思います。

バスの運転士の場合、中休みを入れても机に向かえる時間は限られます。そのため、通勤時間でもできる勉強法を工夫しなければなりません。

ただ、工夫するにもどんなものかわかりませんので、とりあえずこの1年ぐらいはこのテキストで頑張ってみたいと思います。

さて、社会保険労務士は雇用されたまま名称使用資格として社労士会の登録が可能です。

私の様に独立などの野心がない人間には、うってつけの資格に思います。

この資格を取得して、将来的に本社の管理部門などの専門部署に配属されたら幸いなりと、密かに夢を持ってます。

前回の記事「バスの発進保護と運転士の優先意識」の補足

2024-02-26 22:18:11 | 日記
前回の記事の最後に、以下のような記述をさせていただきました。

バスの発進保護と運転士の優先意識(復活) - Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

道路交通法では、公共の交通機関である路線バスには、発進保護、専用通行帯、優先通行帯などの他の自動車に比べ一定の優先が認められています。本日は、その中でも路線バス...

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◆「タクシーには発進保護の条文は適用されませんのでご注意ください。たまに、誤解されているタクシードライバーの方もいらっしゃいますが、おそらく、乗合と乗用の違いを混同しているのと思います。

バス、タクシー事業をまとめて旅客自動車運送事業と言います(運送法第3条)。

一般的な見方も、お金をもらって乗客を目的地まで運送する事業と云えば、バスとタクシーだと思います。

この考え方は、特に間違いはありません。

しかし、道路交通法や運送法などの関係法令を鑑みてバス、タクシー事業をみた場合、この考え方ではしばしば間違いを犯すこととなります。

その間違いの代表的な例が、上記の「タクシーにも道路交通法上の発進保護が適用される。」という思い込みです。

これは、以前タクシー運転士から私も云われ、混乱したことがありました。

では、何故このような間違いがおこるのか?運転士自体が旅客自動車運送事業について正しく理解してないからだと考えます。

「こんなの基本的なことだから、研修でやるだろう!」と、おっしゃる方もいらっしゃると思いますが、流す程度にはやりますがしっかり記憶に定着させるまでやるかは、各社まちまちです。

やはり、自主的に運行管理者の国家資格を取る程度のことをやらないと、理解できている人は少ないと思います。

本日は、ここで旅客自動車運送事業について簡単に説明したいと思います。

運送法第3条で、旅客自動車運送事業は大まかに分けて下記の4つの事業で区分けされます。

(1) 「一般乗合旅客自動車運送事業」:路線バス、高速バスを指します。有償で不特定多数の旅客を運送するバスを云います。

(2) 「一般貸切旅客自動車運送事業」:貸切、観光バスを指します。有償で特定の旅客を運送するバスを云います(乗車定員11人以上)

(3) 「一般乗用旅客自動車運送事業」:タクシー、ハイヤーを指します。有償で特定の旅客を運送する乗用車を云います(乗車定員10人以下)。

(4) 「特定旅客自動車運送事業」:通園通学バス、企業送迎バスなどの送迎バスを指します。特定の需要に応じ対応するものを云います。

私が、バスの運転士として運行を行っているものは、路線バスになりますので一般乗合旅客運送事業となります。

さて、昨日の記事で説明した路線バスの発進保護の条文は、以下のような記述となります。

◆「停留所において乗客の乗降のため停車していた乗合自動車(路線バス)が発進するため進路を変更しようとして手又は方向指示器により合図した場合、後方車両は、その減速又は方向を急に変更しなければならないこととなる場合を除き、当該合図をした乗合自動車(路線バス)の進路の変更を妨げてはならない。(道路交通法第31条の2)」

条文に乗合自動車と記述がありますので、一般乗合旅客自動車運送事業(有償で不特定多数を運送するバス)を予定していることがわかります。

つまり、路線バス、高速バスが対象となり、タクシー、ハイヤーなどの一般乗用旅客自動車運送事業(有償で特定の旅客を運送する乗用車を云います(乗車定員10人以下)。)は対象となりません。

よって、タクシー、ハイヤーには道路交通法上の発進保護はないということがわかります。

このように、正しい区分けを理解しているドライバーは少なく、主にベテランドライバーか運行管理者ぐらいしか理解していないのが現状です。

やはり、法令を理解するときに「思い込み」がかなりの間違いを犯すことは事実のようです。また、要らない事故を誘発する原因にもなります。

自分を過信せず、少しでも疑問に感じたら「一呼吸おいて確認するゆとり」は必要に感じました。

この「一呼吸おいて確認するゆとり」は、運行経路の間違いに対する事前防止策や危険回避に有効ですので「だろう運転」、「漫然運転」などに注意して安全運行の確保に努めたいと思いました。