(「池田湖」の湖畔から「開聞岳」(薩摩富士)を望む)
前回ご紹介した「指宿白水館」に1泊して、ホテルの送迎バスで、JR指宿駅に着きました。
(駅前の足湯)
駅前の路線バスの乗り場で、以前から行ってみたいと思っていた「池田湖」へ向かう便を探します。
しかし、バスの本数が少なく、うまく乗り継いで駅へ戻って来る便がありません。
仕方なく、駅の観光案内のお姉さんに、どうしたらよいか相談します。
すると、お姉さんが、知り合いの観光タクシーと交渉して、池田湖周辺を1万円で巡ってくれることになりました。
池田湖へ緩やかな坂道を上って行きます。
スナップエンドウやソラマメの畑が続きます。
指宿は、ソラマメ、オクラ、高級鰹節の生産が日本一だそうです。
池田湖に着きました。
(カフェ「いけだ湖パクス」)
「池田湖」は、九州最大のカルデラ湖で、その周囲は15キロ、最大水深は233メートもあります。
そして驚くことに、この最深部は、海底より低くて、海抜△167メートルです。
湖畔からは、「薩摩富士」とも呼ばれる、標高924メートルの雄大な「開聞岳」を望むことができます。
池田湖を全国的に有名にしたのは、ネス湖の「ネッシー」ならぬ、謎の生物「池田湖のイッシー」です。
観光客で賑わう「イッシー騒動」の池田湖を、昔、テレビニュースでよく見たものです。
今から約40数年前、池田湖で2つの黒い物体が猛スピードで泳ぐ姿を多くの人に目撃されたのが事の始まりです。
水面に浮かぶ黒いコブのような2つの物体の間隔は5メートルほどで、その際に数10メートルにわたって湖面が揺れたとされています。
写真は、湖畔にある「イッシーのモニュメント」です。
池田湖は「巨大ウナギ」が数多く棲んでいることでも有名です。
この巨大ウナギは、体長が2メートル、胴回り50センチ、 体重20キロもあります。
「謎の生物・イッシー」の正体は、その巨大ウナギではないか、という意見が大半のようです・・・
湖畔にあるドライブイン「池田湖パラダイス」では、水槽で生きている実物を見ることも出来ます。
ちょうど私の腕の太さ位の大きさですが、食べられないそうです・・・
池田湖パラダイスで巨大ウナギを見終わったので再びタクシーに乗ります。
鉄道ファンの私は、池田湖の近くの「JR西大山駅」に立ち寄ってもらいます。
この「JR西大山駅」は、「日本最南端の駅」で、鉄道ファンの聖地です。
ここで、池田湖周遊の観光コースは終了です。
宿泊したホテルで、今朝、「砂蒸し風呂」に入りましたが、その気持ちの良さにすっかりハマってしまいました。
そこで、スタート地点の指宿駅には戻らずに、そのまま、タクシーで、指宿市で一番大きな「砂蒸し風呂」の施設に向かってもらう事にしました。
指宿市最大の砂蒸し風呂施設の「砂楽(さらく)」に到着しました。
池田湖(鹿児島県指宿市)