ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

多摩川を歩く(その73)(柳淵橋から万年橋まで)   2023.10.25

 

(柳淵橋:歩行者専用)

 

 

「亀の井ホテル青梅」をチェックアウトして、「釜の淵公園」の端にある「柳淵橋」を渡ります。

柳淵橋は、歩行者専用の橋です。

眼下の「釜の淵公園」の奥に、宿泊した「亀の井ホテル青梅(旧かんぽの宿)」の建物がまだ見えます。

橋の上からは、川が崖にぶつかり曲がって流れる様子が眺められます。

橋を渡り終えると、下の写真の「若鮎(あゆ)の像」がありました。

上の写真の石碑には、「若鮎(あゆ)の像」の由来が下記の様に書かれていました。

大正2年、東京大学の石川千代松博士が、琵琶湖産の小アユ数百匹を放流し、成長させることに全国で初めて成功しました。

1973年、その功績を称えて、奥多摩漁業協同組合が、アユを女性になぞらえたこの像を建てました。

柳淵橋を渡り終えて、釜の淵公園を出ると、また、一般道を歩くしかありません。

一般道を、極力、多摩川から離れない様に、適当に歩いて行きます。

10分余り歩くと、写真の国道411号が通る「万年橋」に出ました。

初代の「木製のアーチ橋」が明治30年に完成しましたが、明治40年には、上の写真の二代目の「鋼アーチ橋」に架け替えられました。

その後、昭和18年には、上の写真の「コンクリートアーチ橋」になりました。

更に、平成17年、このコンクリートアーチ橋は、RCアーチ橋という手法で強度を補強されています。

上の写真によると、万年橋を通る国道の上り車線は「国土交通省」の管轄ですが、下り車線は、「東京都」の管轄とあります?

えっ~?!、一つの橋の上り車線と下り車線の管轄が異なる?

因みに、上の写真の図には、万年橋は下流側と上流側では橋の構造が異なり、上り車線はアーチ橋で下り車線はトラス橋とあります。

う~ん、何のこっちゃ・・・?

先ず、橋の左側(下流側)の歩道を歩いて行きます。

上の写真の様に、岩の上には、白い野鳥が休息しています。

橋を渡り終えると、橋の袂には、写真の「旧万年橋(アーチ)の支承部」が、架け替え工事記念として展示されています。

橋の左側(上流側)の歩道を歩いて引き返します。 

万年橋のスタート地点に戻って来ました。

橋を渡り終わって、再び、極力多摩川から離れない様に、上流を目指して一般道を適当に歩いて行きます。

万年橋から20分くらい歩くと、小高い所に「八坂神社」がありました。

説明版によると、この八坂神社は、江戸時代よりも以前は、京の祇園社を分社した「牛頭(ごず)神社」と称されました。

武蔵と甲斐をつなぐ要衝の地だったこの地に建てられた、とあります。

 

 

ps.

ここまでの「多摩川を歩く」については、「中山道を歩く 」の中程の「多摩川を歩く 目次」の一覧表の見たい項目をクリックしてね。


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コメント一覧

mrsaraie
iinnaさんへ

そうでしたか、中国では「鮎」と書いて「なまず」でしたか。

山形県の白鷹町道の駅には、日本一の規模を誇る鮎のヤナ場があるんですね。
iinna
アーユー Know ❔
「あゆ」は、その昔は「鮎」ではなく「鯰」の漢字を使っていたということです。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/0a3fe9565b47532c7955baca3fb6a197

「若鮎(あゆ)の像」は、アユ放流の成功記念に立てたのでしたか。
鮎は、富山の庄川産が小粒で一番ウマいと思ってましたが、最上川の白鷹町産も絶品でした。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/4a259477b06d3a2411845af9727461ba


https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/b092df85cb02016b46ea2e724d2ebfdd
mrsaraie
ushi_7さんへ

そうなんですか、現在も、この辺りは、台風で川の流れが変わったりしているんですね。

ええ、万年橋の標識は、書いてあることと絵が複雑でよく分からないので、そのまま通り過ぎようとしたのですが、立ち止まってよく読むと、何とも不可解な国と都の境界線の引き方でした。

奥多摩の方は人口も少ないし、国は面倒見ないので、都が勝手に管理しろ、ということなんでしょうかねえ~・・・(-_-;)

まあ、色々と背景を読み解こうとすれば、奥が深と言えば奥が深いですよね~。
ushi_7
おはようございます。

穏やかな多摩川の流れですね。
この辺も台風で川の流れが変わったりしますが、ここ数年今の景色ですね。

万年橋も、よく車で通りますが奥が深いですね。
車だとなかなか気が付かない点をレポートして頂けるのは勉強になります。
m(_ _)m
mrsaraie
yamasaさんへ

コメントありがとうございます。

ええ、ユニークな感じの橋で、私がこれまで渡った歩行者専用の橋の中では、最もしっかりとした造りで、安定感のある美しい橋でした。

橋から川面までの距離が近いので、川べりを歩いている感じで楽しかったです。
yamasa
こんばんは。
ユニークな感じの橋ですね。
歩行者専用にあるのが安心です。
自然に囲まれて歩きやすそうです。。。(笑)
散策してみたいです。
mrsaraie
hidebachさんへ

ええ、だんだん奥多摩の山に近づいてきました。

そうなんす、これからは、遥か下に多摩川を覗きながら、一般道を適当に歩いて行くか、多摩川の河原に下りてしまって、山深い渓谷沿いの河原の道なき道を歩いて行くか、何れかの厳しい選択になっていきます・・・

そして、長い奥多摩の山道を抜けても、その先は、更なる甲斐の「山が多いのに山なし県」に突入することになります。(-_-;)

ゴールは未だ遥か彼方です!
hidebach
だんだん山に近づいてきました。
山深い渓谷に入って行くと思われますが、
ここから甲斐に抜けられると思うと、
山が多いのに山なし県に入るのですね。
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