ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

池上本門寺(東京都大田区) 2022.3.31

(写真は、池上本門寺の比経難持坂(しきょう

  なんじ ざか)の桜)

テレビの開花情報によると、首都圏の桜の見頃は

今3月末までということなので、3/31(木曜)に、

慌てて「池上本門寺」の桜を見に行って

来ました。

東急池上線の池上駅で下車します。

 

池上本門寺は、日蓮宗の大本山で、ソメイヨシノ

と、関東では珍しい笹部桜の観光スポットです。

 

 

 

東急池上線は、100年前に、池上本門寺への参拝

のために東急が敷設した路線です。

 

私は、池上駅については、田舎の木造の駅舎の

イメージを持っていました。

 

しかし、久し振りに池上駅で下車してみて、その

急変貌に驚きました。

 

池上駅は、上の写真の様に、リニューアルで

お洒落な店舗が入る巨大なビルになって

いました!

 

駅前の「本門寺通り」を進んで行きます。

 

 

池上駅から徒歩10分で、敷地4万坪という広大な

「池上本門寺」の元禄年間建立の「総門」に到着

です。

 

 

 

総門をくぐると、有名な「比経難持坂」

(しきょう なんじ ざか)の石段です。

  

「日蓮宗」の熱心な信者だった「加藤清正」がこの

石段を寄進しました。

 

法華経の大切さを説いた1節の文字数が96文字

だったことから、この石段も、法華経の1節の

文字数と同じ96段あります。  

 

この1節の文頭の4文字の「比経難持」

(しきょう なんじ )が石段の坂の名前に

なりました。

   

急な石段の途中で、上って来た総門の方を

振り返ってみると、満開の桜が手に取る様に

近くにありました。  

石段を上り切り、「仁王門」をくぐります。

満開の桜は、息をのむほど綺麗な色だったのです

が、曇天だったため、写真ではその美しい色が

出ていないのが残念です・・・ 

「仁王門」の右手は「日蓮上人像」です。

仁王門の左手には、「霊宝殿」があります。

拝観料の300円を払って、展示物の次頁の

写真の徳川吉宗の「竹に虎図」などを見物

します。(館内撮影禁止)

(徳川吉宗「竹に虎図」:霊宝殿のパンフレット

  から)

仁王門の正面は、鎌倉時代の創建の「大堂」です。

大堂の左手は、関東でも珍しいという笹部桜

(ささべざくら)ですが、未だ咲いていなかった

ので、どの様な桜かは判りませんでした・・・

インターネットによると、淡紅白色で、花弁は

8~20枚、半八重咲で中輪とありますが、

いまいちイメージが湧きません。

 

 

 

 

 

 

 

境内の1608年建立の「五重塔」は、国の重要

文化財で、2代将軍・秀忠の病気が回復した

お礼に建てられました。

関東大震災や第二次大戦の戦禍を免れた関東で

最も古い五重塔です。

境内の墓地を進むと、写真の「力道山の墓所」も

ありました。

   

 

上の写真の「鐘楼堂」は、毎日、朝の5時と

夕方6時に鐘が突かれています。

 

   

 

写真は「本殿」です。

 

   

 

 

昼食は、大堂の脇の「お休処」に入ります。

本門寺そば(1,300円)と焼酎の蕎麦湯割り

(580円)を注文しました。  

満開の桜に満足して池上本門寺を後にします。

駅前の「本門寺通り」の門前町には、江戸時代

から親しまれている「池上名物・くず餅」の

名店が3店もあります。

前頁の写真は、歯ごたえのあるくず餅が評判の

1752年創業の「浅野屋」です。

上の写真は、柔らかなくず餅が評判の元禄年間

創業の「池田屋」です。

私は、江戸時代創業の「藤乃屋」のくず餅

(800円)を買いました。

 

黒蜜が美味しいのですが、くず餅は、添加物

などを一切使用していないため日持ちが

しません。

 


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

ウォーク更家
tadaoxさんへ
そうですか、曇天でも桜花の風情を感じて頂けたのなら嬉しいです。

私の本門寺の建物や歴史の案内は、全て脇に立っている解説版の書き写しです。
まあ、解説版の文章は堅苦しいので、私なりに平易に分かり易く手直しし、私が理解できなかった部分はカットしています、悪しからず・・・(-_-;)
tadaox
池上本門寺
https://blog.goo.ne.jp/s1504/e/97b626ae5fe20ccaaaf09f0af5d548c2
サクラはいいですね。
曇天とのことですが、かえって桜花の風情が伝わってきました。
ついでというか、本門寺の建物や歴史の案内がわかりやすくて、頷きながら読ませていただきました。
ウォーク更家
もののはじめのiinaさんへ
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
そうですよね、日蓮宗の大本山というと、田舎にある大きな山全体に散らばるお寺群をイメージしますが、都心のど真ん中の、しかも住宅密集地帯にあるので意外です。

ええ、加藤清正は、お城だけではなく、こんなお寺にも石の遺跡を残していました。
もののはじめのiina
お花見 
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/1de56edc80824218d1c4ade7bc32af45
東急池上線を利用しての池上本門寺ですから、都心に日蓮宗の大本山があるのですね。
加藤清正がこんな所にもお寺を建てていました。

花見に結構な名所でした。
さくら吹雪の頃であったとは、風情の増すころですね。

> 高座海軍工廠の地下壕、興味があります。
地下壕の総延長は1500mもあるそうですから、見学できると好いのですが、残念なことに外から覗けるだけです。

ウォーク更家
hide-sanさんへ
ええ、少し散り始めていましたが、桜が見事な満開の時期にギリギリ間に合いました。
少し花吹雪でしたが、これも風情があってよかったです。

東海道から池上本門寺は歩くと少し距離がありますね。

そうでしたか、東海道の箱根の関所までの上りは結構大変ですが、私は、箱根の関所から三島までの下りで、完全に膝を痛めてしまいました・・・( ;∀;)
hide-san
池上本門寺
https://blog.goo.ne.jp/hidebach
池上本門寺は:東海道を東京から離れる時に立ち寄りました。
桜が見事ですね。

ボクが歩いた東海道は箱根の関所までです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「街道歩き」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事