風のいろ 土のぬくもり

風が好き。風のいろが好き。風のにおいが好き。風のささやきが好き。自然に抱かれ、土のぬくもりを感じていたい♪

久しぶりのマスツーリング②・渡合温泉

2013年10月16日 | ツーリング
五箇山、高山を後にし、
下呂、付知峡を経由し渡合温泉を目指す。

付知峡奥の、渡合温泉に向かう林道は、
がけ崩れのため、一般車は通行止め!
宿泊目的の場合は、
通行止めの柵をどけて車両を入れ、
再び柵をしてから来てくださいとのこと。



ただでさえ、ダートの林道を9km弱走るので不安がつのる。

ある程度踏み固められたダート道だが、
大きな落石や轍、水たまり、砂利の堆積が多く、
慎重な運転が続く。









紅葉にはまだ少し早いが、
一部色づき始めた木々もある。
吊り橋や滝などが、
気を張った運転を一瞬ほぐしてくれる。



夕方16時、ようやく渡合温泉に無事到着する。

夕食は17時半からなので、
さっそく温泉に浸かる。



手前が冷泉を加熱した浴槽。
奥が沢の水を加熱した浴槽。
どちらも柔らかい肌触りのお湯が心地良い。

汗も、運転の緊張も、洗い流す。

 





この渡合温泉は、
携帯はもちろん圏外。
電話も衛星電話。
電気は自家発電で、冷蔵庫も何もない。
飲み物を冷やすのは地下水をくみ上げた水。
宿内の水は沢の水。
夜10時には自家発電の電気も消え、
それ以降は灯油式のランプのみ。

これがなんとも趣があり、
柔らかい光に心が和む。









夕食は、山の幸満載のごちそう!
自然からの恵みを、ありがたくいただいた。



施設充実、高級食材満載の宿は星の数ほどある。
しかし、何もない不自由な中にこそ、
心を豊かにする不思議な力がある。
本当の豊かさとは何なのかを考えさせられた。

今までいろんな宿に泊ったが、
この渡合温泉は、
心に残る宿の1つになった。



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