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■ショウガの一日の適量とは 食べすぎ注意の理由 保存や切り方のコツも
薬味として欠かせないショウガ。疲労回復や殺菌作用、体を温めるなどさまざまな薬効成分が古くから注目されています。
ただし、体に良いからといって食べすぎには注意が必要です。
一日の適量や使い切れないショウガの保存のコツなどを、元家庭科教諭で栄養士の和漢歩実さんに伺いました。
うれしい成分や栄養を含むものの、食べすぎには注意 -
ショウガには「ジンゲロール」「ショウガオール」「シネオール」などの有効成分が含まれています。ジンゲロールは生のショウガに含まれ、口に入れるとすぐにピリッと感じる辛味成分です。免疫力を高める作用や殺菌作用から、疲労回復、胃腸の調子の改善や風邪予防などが期待されます。ショウガオールは、加熱によってジンゲロールが変化したもの。血行を良くするので、体の冷えが気になるときにおすすめです。シネオールは香り成分。食欲増進、疲労回復に効果があるといわれ、夏バテ解消にも期待されています。
このほか、栄養素は余分な水分や塩分などを排出するカリウム、骨や歯の成分であるカルシウム、マグネシウム、リンなどのミネラル、整腸作用に期待できる食物繊維などが含まれています。
ただし、体に良い成分がたっぷり入っている食材だからといって、過剰摂取は逆効果です。食べすぎると、有効成分が胃や腸などの消化器官に刺激を与えて、腹痛や下痢、胸焼けなどの症状が現れる可能性があるといわれています。また、ショウガは胆汁の分泌を促進させるため、胆石のある方はとくに注意が必要です。
生ショウガの場合は1日10グラム程度、スライスしたショウガであればおよそ5枚、おろしショウガであれば小さじ1杯を目安にしましょう。乾燥したショウガについては、水分が少ないため1日3グラム程度にするのが良いといわれています。
保存は冷凍がおすすめ 切り方やおろし方にもコツがある
ショウガは一度に使う量が多くないうえ、一度カットすると乾燥と傷みが早いため、冷凍保存しておくと便利です。皮をきれいに洗って、汚れた部分はこそげ落とし、水分はしっかりと除いてそのままフリーザーバッグに入れ、冷凍庫で保存します。調理の際は、凍ったまますりおろして使いましょう。また、あらかじめすりおろし、製氷機などで小分けにして凍らせておいたり、薄く切ったものを冷凍用の密封保存袋に入れて冷凍したりしておくと使いやすく、量も把握しやすいため便利です。
ショウガを千切りする場合は、皮に入っている線を意識してみましょう。その線と垂直に繊維があります。繊維に沿って切ると歯ごたえが楽しめ、繊維を断ち切るようにカットするとやわらかい食感に。料理や好みの食感に合わせて変えてみましょう。
すりおろす際は、繊維が垂直におろし金の面に当たる状態で、円を描くようにおろしていきます。繊維を断ち切るようにするとなめらかな仕上がりになり、食べたときに繊維が口に残りません。
すりおろすタイミングは、食べる直前がおすすめです。時間が経過すると香りが弱くなります。冷凍保存する際も、すりおろしたら放置せず、すぐに保存したほうが良いでしょう。
【元記事】
https://news.y ahoo.co .jp/art icles/1 47f38fd 1e6a543 f99392e b6e692d 3f73695 9c02
●「平和のための1分間瞑想」
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●日本ラエリアン・ムーブメント
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●無限堂出版
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