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■実は避けたほうがいいんです… 管理栄養士が教える「たまごのNG食べ方」
たまごは「完全栄養食」とも呼ばれ、家庭料理でよく使われている食材です。手軽にたんぱく質が補給できるため毎日摂っている人もいるでしょう。しかし、実はその調理方法や食べ方に注意が必要なケースがあるのをご存知でしょうか? 今回は管理栄養士の筆者が「たまごのNG食べ方」をお伝えします。日々の食生活に役立つ情報をぜひチェックしてください。
たまごに含まれる栄養素たまごはビタミンCと食物繊維以外の栄養素を含んでおり、「完全栄養食」とも呼ばれています。
目や皮膚の健康維持に必要なビタミンA、抗酸化作用のあるビタミンE、貧血予防に摂りたい鉄なども豊富に含まれます。また、たまごのたんぱく質はアミノ酸をバランスよく含み「良質なたんぱく質」(※1)といわれていますので、毎日の食卓に取り入れると健康や美容に役立ってくれるでしょう。
たまごのNGな食べ方
食中毒に注意たまごには、サルモネラ菌による食中毒のリスクがあります。購入したたまごは、すぐに冷蔵庫に入れ、消費期限内に食べるようにしてください。たまごを生で食べる場合には、殻にひびがあるたまごは使用せず、食べる直前に殻を割るようにして、なるべく新鮮なものを選びましょう。半熟たまごも室温で放置すると食中毒のリスクが高まります。お弁当にたまごを使うときは十分に加熱しましょう。
また、高齢者や乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している人は生たまごは避け、できる限り十分加熱したたまごを食べるように注意が必要です(※2)。
生の卵白を食べすぎるのはNG生の卵白に含まれているアビジンという成分は、ビオチンという水溶性ビタミンと結合し、吸収を阻害してしまうとされます。納豆にはビオチンが含まれているため、生たまごと納豆の組み合わせを避けたほうがいいといわれる理由はこのためです。
ただし、ビオチンは通常の食事では不足することはないため、納豆と生たまごの組み合わせが絶対ダメというわけではありません。気になる方は、卵白を加熱した半熟たまごの状態などで食べるとよいでしょう。
一日何個まで食べていい?たまごは一日何個まで食べていいのか疑問に思った方もいるでしょう。
結論としては一日1~2個程度がおすすめです。さまざまな栄養素を含みますが、たまごだけをたくさん食べてしまうと脂質の摂りすぎや栄養バランスの偏りにつながる恐れがあるためです。
また、コレステロール値を気にしている方もいるかもしれません。コレステロールは体内でも合成されていて、食品からのコレステロール摂取量が多い場合は、体内での合成量を減らすように調整されます(※3)。そのため、健康な方であれば、たまごから摂取するコレステロール値を気にしすぎる必要はないでしょう。
ただし、たまごに含まれている飽和脂肪酸はLDLコレステロール値に影響する可能性があるため、やはり食べすぎないように注意は必要です(※4)。
たまごは調理法や食べすぎに注意たまごはさまざまな栄養素をバランスよく含む食材ですが、調理方法や食べ方に気を付けないと健康に悪影響をおよぼす可能性もあります。食中毒リスクや調理法、食べすぎに気を付ければ健康や美容にも役立つ食材です。今回のNG食べ方を参考に、ぜひ日々の食事にたまごを取り入れてみてください。
【参考】
※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 良質なたんぱく質
※2 厚生労働省.卵によるサルモネラ食中毒の発生防止について
※3 厚生労働省.e-ヘルスネット コレステロール
※4 厚生労働省.e-ヘルスネット 脂質異常症
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筆者情報
寺内麻美
管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。現在はダイエットサポートやレシピ制作、根拠のあるデータをもとに食や健康コラムの執筆などを行なっている。
【元記事】
https://trilltrill.jp/articles/3649561●「平和のための1分間瞑想」
https://www.raelianjapan.jp/1m4peace
●日本ラエリアン・ムーブメント
https://www.ufolove.jp●無限堂出版
http://www.mugendo.co.jp/index.html最後までお読みいただきありがとうございました。
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