-
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ラエリアン・ムーブメント
未来を恐れない人々へ : http://www.rae l.org
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■11月14日は「世界糖尿病デー」 押さえておきたいフットケア7つのポイント
今日14日は世界糖尿病デー。世界の成人の10人に1人が罹患する糖尿病への理解を喚起するために設けられた日だ。糖尿病は患者数が多い割には、「認知症になりやすい」「がんリスクを上げる」「歯周病を悪化させやすい」など、あまり知られていないことが多い。フットケアの重要性も、見過ごされがちなことのひとつだ。
糖尿病患者には、なぜフットケアが重要なのか? それは、糖尿病患者では、フットケアの軽視が命取りになる危険があるからだ。
「あけぼの診療所」の下山祐人院長は、東京・新宿区を中心に訪問診療をしており、フットケアの指導は日常的だ。日本循環器学会認定循環器専門医という立場から、糖尿病患者がフットケアを怠った場合の恐ろしさを熟知している。
「行き着く先は、足の潰瘍・壊死による足切断です。予後は非常に悪く、死亡率は進行性大腸がんと同じレベル。再来年まで生きている確率は50%ほどになるのです」
足切断となる理由は主に3つある。
まず、動脈硬化だ。
「糖尿病で高血糖が続くと、細胞障害に関わる受容体が血管内皮に炎症を起こします。炎症の継続で血管内皮が腫れて硬く分厚くなり、血液の通り道が狭くなる。血液が流れても、硬く分厚い血管は対応しきれず、血管内が血流の圧で傷つきます。つまり、動脈硬化の進行です。次第に血液は血管の端々まで行かなくなり、酸素や栄養などが届けられなくなります。すると、傷が治りづらい」(下山院長=以下同)
次に、免疫力の低下だ。高血糖自体が細菌の好む環境である上、血流の滞りで組織が酸素不足になり、免疫を担う白血球の機能が不十分となる。
さらに、糖尿病になると、感覚が麻痺する神経障害が生じる。細菌感染で本来は生じる痛みを感知しづらい。
これら動脈硬化、免疫力低下、神経障害が重なった結果、水虫、ちょっとした足の切り傷やヤケドなど、健常者では放置しても問題ないことでも重症化し、足の潰瘍や壊疽まで進んでしまう。「糖尿病の足病変」という。
「足の血管を広げるステント治療を行っても、大半は半年から1年で再狭窄となる。そもそも腎臓が悪いなどの理由から、ステント治療を受けられない人が多い。また、薬の治療では、血流が悪いから根本治療にならない。そのため、潰瘍や壊疽まで行くと、打つ手が非常に限られ、やがては足の切断となってしまうのです。さらには、足病変が問題になる段階では、体中の血管で動脈硬化が進行しているので、心筋梗塞、脳卒中のリスクも高くなり、死亡率の高さにつながります」
■ちょっとした傷が命取りに
糖尿病の足病変は、始まってからでは遅いのだ。糖尿病と診断されている人は、早いうちからフットケアを日常に取り入れたい。ポイントは7つだ。
1:毎日の足の観察
前述の通り、感覚障害があると痛みを感じにくい。
「ヤケドをしているのに全く気づいていない方も珍しくありません。感覚に頼っていると、足の潰瘍・壊死に気づきにくい」
毎日、足に傷がないか、目で見て、手で触って、よく観察する。
2:足を清潔に保つ
感染予防になる。よく洗い、皮膚をこすらないように優しく水気を拭く。
3:爪を切りすぎない
深爪に注意。自分でうまく切れない場合は、病院に相談を。
4:外出時は足に合った靴を履き、部屋でも素足を避ける
靴下で、傷から足を守る。
5:ヤケドに注意する
湯たんぽや電気あんかで低温ヤケドを起こさないようにする。
6:自己処置をしない。傷ができたら医師に相談
タコやウオノメを自分で削るのは、糖尿病が進行している人では、避ける。傷ができた場合は放置せずに、医師に相談する。
7:水虫の治療を
気づきにくく、治りにくいのが爪の水虫、爪白癬だ。足指などの水虫の治療薬とは異なる薬を使う。薬は市販されていないので、必ず病院へ。
「糖尿病の足病変対策では、禁煙も必須項目です。喫煙者は動脈硬化を起こしやすく、そこに高血糖が加わると、より足切断に至りやすい」
しっかりと頭に入れたいですね。
【元記事】
https://news.y ahoo.co .jp/art icles/1 97a0237 9e11709 e2fe0c7 0377ae0 d0dfc1c 3f50
●「平和のための1分間瞑想」
https://www.ra elianja pan.jp/ 1m4peac e
●日本ラエリアン・ムーブメント
https://www.uf olove.j p
●無限堂出版
http://www.mug endo.co .jp/ind ex.html
最後までお読みいただきありがとうございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます